2010年12月30日木曜日

大先輩101229

今日は、家事・育児をちょっとお休みして、以前お世話になった上司に会うため、東京に行ってきました。
数えるくらいの数年という期間ですから、お互い見た目は全く変わらないのですが、経験と環境は人を変えるのだということを痛感した2時間でした。

キャリア感覚、スタンス、国際感覚や物の見方全般について、これまでのその人とは全く別の人が目の前におられたような気がして、とにかく圧倒されてしまいました。
別に自分を卑下しまくるつもりはないけれども、自分にとってのこの数年間っていうのはいったいどうなんだろうと、アルコールは入っているのですが、とにかくドライに自分自身を見つめている自分がいます。
なんだか不思議な気分です。
清々しくもあり、気持ち悪くもあり、胸を張れる自分もいれば、がっくり着ている自分もいる。
とにかく刺激的な時間でした。

大切なことが自分に刻み込まれるためには、大切なことが自分にやってくるときの着地点が自分に用意されていないといけないということにも気づきました。
そして、自分のキャリアを考える必要も。
どんな力をつけたいのか、ということだって立派なキャリアなんだろうなと、改めて考える次第です。

いろんな人と会うことって大事だなと、改めて思いました。
大先輩、ありがとうございました。

2010年12月27日月曜日

101227ゴミの持ち込み

大掃除というわけではないのだけれども、年末に家電を少し買い足したのと、これまでに何となく溜め込んでしまったダンボールを処分するために、ゴミの処理場にきています。
車内でキーボードを叩けるくらいに混んでいて、少し嫌気がさしてきています。まぁ、Iyokiyeha家もその行列の一部なので仕方がないですね。
みんな考えることは同じなのかな。育児休業だったのだから、もう少し早くやっておいたらよかったのにとも思うのですが、毎日とにかく時間がないので仕方がないです。私も標準的な日本人になりつつありますね。

この冬は、ついにHDDレコーダーとオーブンレンジを購入しました。これまで騙し騙し使ってきたものですが、ついに買い換えです。
それに加えて、これまで溜め込んだダンボールなど自宅のゴミを一掃です。
部屋がきれいになるのだけれども、それに通算2時間かぁ。

仕方なし、ですね。年末のちょっとしたひと時に更新でした。

2010年12月23日木曜日

竹中恭子『家族のための〈おっぱいとだっこ〉』春秋社、2010年。

1992年から、育児に関する電話相談ボランティアを続けてきた著者による、(主に)母乳育児に関するQ&A集。
ただし、一言でQ&A集と言ってしまうにはちょっと惜しい情報が満載で、20年近く電話相談をしてきた経験と、電話相談をしつつ自らも調査に取り組んできた地道な実績が読み取れる。
出産前から、出産後を時期毎に分類し、その時々に起こりがちな悩みや、「ちょっとした心配」に市民の専門家として丁寧に、しかもわかりやすく答えている。
特に、母乳育児に関する情報(例えば、母乳そのものの性質や、それを実習する母親の身体の変化、それらの変化に周囲がどのように接したらいいか等)については、詳細な事実を基に著者がとってきた行動を説明しながらも、電話相談によくありがちな状況も踏まえて、選択肢それぞれのメリット・デメリットをきちんと説明してくれている。
これから出産を控える方全てに読んでもらいたい良著です。

Iyokiyehaとこの本の出会いは、Fathering Japanの安藤氏が自身のブログで紹介していたことで、カミさんからも同時期に「読みたいから買って」と頼まれたもの。
育児に関して、私と妻は、数冊共通した参考書を購入していますが、お互いに読み切った書籍というのは初めてじゃないかと思います(つまみ読みはしていますが)。
読んで思ったのは、「母乳とは、『自然』のまま子どもを育てるための有力な手段」ということです。
ミルク育児だと、与える量や時間を守らないと栄養過多になってしまうらしいですが、母乳なら子どもが欲しがるだけ欲しがる時に与えていいとか、母乳の成分は母親の食事によって異なるとか、子どもの成長に合わせて母乳の成分異なるとか、ほんと目からウロコの情報満載の一冊です。
とはいえ、母乳がでないお母さんが少なからずいるということや、その置かれた環境によって母乳育児を「選択しない」ことについても、それぞれの項目できちんと説明しています。
全体を貫くトーンとして、母乳(と母乳育児)に関する正しい情報を、氏の経験と調査からわかりやすく説明をして、母乳のすごさとしかし母乳に頼りきらない子育ての知恵について先輩ママがやさしく教えてくれる、といった感じです。

書籍説明の最後にも書いていますが、現在子育てをしている人、これから出産を控えている人全てにおすすめです。もちろんお母さんだけでなく、お父さんも読んでばっちり勉強しましょう。


おすすめ度:★★★★★(お母さん、お父さんのための本)

2010年12月21日火曜日

「待つこと」に思う(パパ育休日記6)

子育てのスキルなんて言ってしまうと、「何を偉そうに」と言われてしまいそうだけれども、それでも誤解を恐れずに言うならば、「待つ」ことがポイントになると思う。
ただ漫然と時間をかけて「待つ」のではなく、子どもの意思が親の意向に近いところにくるまで単純にでも粘り強く機会を待つことになるように思う。
遊んでいる子どもに「○○やりなさい」といっても、答は「いや!」なのであって、そこには躾うんぬんが入り込む隙間はないと思う。今やっていることを中断してまでやらなければいけないことなのか、区切りでやることを変えるのか、そもそもやる必要があるのか、こんな風に整理していくと、子どもの躾に必要なことは、その行動を教え込む準備ができるまで「待つ」ことがポイントになるのではないかと思った次第です。

ご近所さんに思う(パパ育休日記5)

こんなに長く仕事を休むこともなかったので、休業中はお日様の出ている時間に近所へ出ることが増えました。
その影響もあり、公園のママコミュニティを横目に見ることも、近所の方とお話することも、近所のコンビニの昼間の顔に出会うことも増えています。

元々、人と話をするのが好きなIyokiyehaですので、声をかけてもらうとついあれこれとお話してしまうのですが、娘を連れて歩くことが増えたので、長話はできません。
それでも、富士見市に住んで2年弱、ご近所さんや自宅付近の店舗・施設の方とほとんど接することがなく過ごしてきたところですが、この1ヶ月で随分とIyokiyeha内の意識的な地図が変わってきました。
宿舎近辺のご近所さんは、気さくな方、面倒見のいい老夫婦、ちょっと変わった潔癖性がいることもよくわかったし、宿舎のゴミ捨て場で立ち小便をするちょっと近寄りがたい徘徊者もいる、児童センターへ行けば娘のことを知っている指導員の先生がいて、保育所にも娘の成長を見守ってくれる保育士さんがいる。近所の食堂には、これまでも何度か足を運んだことがあるけれども、コンビニは平日昼間ののバイトさんがハキハキと働いている様子も見られたし、公園は休日とは違った様子が見られてこれもまた面白い。
地域に根ざすってことは、こういうことの積み重ねによってのみ進んでいくのだなと改めて実感します。

2010年12月19日日曜日

思い出の場所(ほっ海・@岡山)101219

のっけから、Googleのストリートビューですが…(あやしいリンクではありません)

http://maps.google.co.jp/maps?f=q&source=s_q&hl=ja&geocode=&q=%E5%B2%A1%E5%B1%B1%E7%9C%8C%E5%B2%A1%E5%B1%B1%E5%B8%82%E5%8D%97%E5%8C%BA%E4%B8%8B%E4%B8%AD%E9%87%8E&sll=35.622752,138.571278&sspn=0.00907,0.021136&brcurrent=3,0x3554077eb195f373:0x7d66904f98759dd0,0&ie=UTF8&hq=&hnear=%E5%B2%A1%E5%B1%B1%E7%9C%8C%E5%B2%A1%E5%B1%B1%E5%B8%82%E5%8D%97%E5%8C%BA%E4%B8%8B%E4%B8%AD%E9%87%8E&ll=34.635325,133.893455&spn=0.001148,0.002642&z=19&layer=c&cbll=34.635325,133.893455&panoid=kkHfmfT0RaSRAtVhmZ0q2A&cbp=12,215.09,,0,5

この更地、実は思い出の場所なんです。
このBlogを開設した岡山時代にお世話になった場所なんですが。

http://iyokiyeha.blogspot.com/2007/02/blog-post_12.html
(2007年2月12日投稿)

岡山勤務時代に行きつけていた「居酒屋 ほっ海」。
年賀状が返ってきてしまっていたので、ある程度予想はしていたのですが、写真であってもこうして証拠を突きつけられてしまうとなんだかさびしい気持ちになります。
同じ通りにあった姉妹店(ごんべえという会席料理屋)も「入居者募集」の看板がついていました。

行く先々で、行きつけになったお店がつぶれるIyokiyehaですが、最近「そういう店のゆったりした雰囲気とお店の方とのやりとりが好き」なのだと気づきました。

何ともいえない気分ですね。
季節のおいしいお魚や、料理長が趣味で作った試作品なんかの味見をしたり、店がしまってから夜な夜な遅くまでぐだぐだと飲み続けたり。
ボトルキープを初めてやったのも、このお店でした。

未知の土地で就職して、毎週通いつめたお店でした。
残念ですが、従業員さんが元気で過ごされていることを願っております。
関係者の方で、もしこのブログに気づいたら連絡してやってください、電話番号は変わっておりませんので。

排泄物処理に思う(パパ育休日記4)

「おむつ替えをするかしないか」で、世の父親を分類できると、妻に聞いたことがある。第一子誕生前に両親学級で、テープ型のオムツ替え実習をしてから、父親もオムツを替えるものだと思ったIyokiyehaは、今やオムツに関してはかなりの手際の良さであると自負している。

個人的には、オムツ替えは「できるかできないか」というスキルの問題ではなく、「やるかやらないか」のやる気の問題だと思う。
だって、みんな排泄ってするじゃないですか。
自分の子どもの排泄の面倒を見られなくて何が親だ、と思ってしまう。
まぁ、その人の主義・主張とかもあるから、そこまでの精神論でしかないですが。

で、今回誕生した息子はまだまだオムツなのだけれども、時期を同じくして、上の子(2歳)がそろそろトイレトレーニングを開始する時期となっており、それに付き合っているIyokiyehaです。
オマルではなく、便座に補助便座をつけるタイプで、アンパンマンがついているものを義母からいただいたので、それを使用します。

親の意向と子どもの意向ってのは、ここまで差があるのだなと思う毎日。とにかく「待つ」ことなのだと感じます。
というか、「待つ」ことも既に親の都合でしかなくて、子どもにとってのトイレは「排泄処理の場」ということが理解されるまで、他のことと同じ遊びの一つとしてしかとらえていないのだなと実感しています。
○歳までにオムツがとれていないと早いだの遅いだの、そんなのは幼稚園・保育園、ひいては親の都合でしかなくて、人間の気づきとやる気で技能は獲得できるのだと実感する毎日です。
イヤイヤ期のやりとりだって、同じようなものに思えるけどなぁ。それは別の話。

上の子のトイレは、ビギナーズラックで一回成功。下の子は沐浴中に大きい方を排泄すること数回。
二人して、いい戦果を残しております(笑)。

2010年12月17日金曜日

妻の変化に思う(パパ育休日記3)

出産前から感じていたことですが、体内に子どもが宿ってから、女性は心身ともに変化にするものだと思います。
パートナーとしての男性も、気持ちの面で全く変化がないのはどうかと思うところもありますが、そうしたソフト面の変化だけでなく、身体の物理的変化とそれに伴う全般的な変化です。

体内に子どもが宿る、ということが、どんな感じなのか、Iyokiyehaには知ることができないのですが、人間の本能として子どもを守るためのプログラムが幾重にも張り巡らされているように感じる様々な変化には、素直に脱帽したくなる。

以前Tweeter風にアップした産後うつにも関連するのだけれど、出産・子育てと、歴史的に数えきれないほどの人が体験しているのに、その実態についてあまり知る機会がないことが、生活の激変を作る原因の一つにもなっているのだろうし、知れば事足りるかといえばそうでもなく、この変化にその家族なりの着地点を見いだすことが、家族としての一変化になるのだと思います。
(「セミナー等」タグ、
http://iyokiyeha.blogspot.com/2010/08/blog-post_6739.html
http://iyokiyeha.blogspot.com/2010/08/blog-post_1969.html
http://iyokiyeha.blogspot.com/2010/08/blog-post_3127.html
http://iyokiyeha.blogspot.com/2010/08/blog-post_7777.html
http://iyokiyeha.blogspot.com/2010/08/blog-post_10.html
http://iyokiyeha.blogspot.com/2010/10/101022vol1.html
および、上記投稿を参照のこと)
例えば、
・いつもとにかく眠い
(夜中の授乳+寝かしつけで睡眠時間が確保しにくい)
・ただし、短時間の睡眠でも回復しやすくなる
・のどが渇く
・お腹が空く
(ウチの場合は、授乳が大きな原因かと思いますが、、)
・腹痛
(出産前はわかりやすいですが、出産後身体が元にもどろうとするときの痛みも相当なようです)
・腰痛
(子どもを抱っこしていることが多いだけでなく、見ているとどうも出産に伴う身体の変化も大きい)
・トイレが近い
・大きい方が出にくい
(出産前は、お腹に子どもがいて、関係臓器を圧迫されるからだと思われます)
こうしたことに伴い、ご機嫌も変わりやすくなります。時には「理不尽だな~」と思えることもあります(ウチは普段から?笑)。
意外と見落とされがちで、ひょっとかしたら夫婦の溝にもなりかねないことかと。
まぁ、苦笑いしてやり過ごすことしかできないですよ。理屈が通用するわけもないし。

そんな「ストレス」と言い切りにくいモヤモヤも感じつつ、粛々と家事をこなす毎日です。

2010年12月14日火曜日

復職に向けて ~キャリアとは?

休業中だからというわけではなく、休業直前のテンションが大きく影響しているのだと思うのだけれども、現職に就いてから3回目の仕事辞めたい病が、先週あたりまで続いていました。

あ、もう平気です。
辞めるつもりはなくなったのでご安心ください。

仕事に対するテンションが下がったまま休業に突入して、毎日あれこれと忙しく過ごしてきて、少し慣れてきた時にいろんなことを考えた結果ということで整理がついてます。
あと、今回Iyokiyehaが落ち着いた結論で面白いのが「まぁ、無理に仕事に続けなくてもいいや」というスタンス。
これは今までになく、面白い。
辞めて次があるかっていうと、まぁ何かあるでしょ、っていう余裕、よりも視野かな、が出てきたのが、今までよりも更にのんびりマイペースに仕事ができるようになるスタンスなのかなと思えるようになりました。
腕一本で生きていけるぜ、俺はどこでも雇ってもらえるぜ、といった、変な自信じゃなく、地に足さえ付いていれば、仕事は何でもあるだろうし。

東京にきて、少しだけ上を目指すことを意識してしまったことが、そもそも自分に無理をさせた元凶なのだろうと、はっきりわかりました。
この組織でのキャリアアップだけが、Iyokiyehaのキャリアじゃないし。
とはいえ、仕事を辞めること=キャリアアップ、
だけではないし、仕事を続けること=キャリアアップでもない。第三の道というか「今の立場に身を置いて、組織にとらわれつつ・縛られつつも、組織に全てとらわれない・縛られないキャリアの作り方ってあるのだろうと考える」この頃です。

まぁ、ベタに基礎から学び直しながら、隙間を埋めていく学び方をしていこうと思っています。
そもそも「キャリアって何だ?」ってところからやらないといけないな、という気にもなってきたので、これを機に幅広くまたインプットしていこうと思います。

復職に関しては、今はとても前向きです。
関係者の皆様、今後ともよろしくおねがいします。

2010年12月12日日曜日

食事に一工夫(パパ日記番外編)

妻も娘も息子も起きないので、もう一つだけUP。
食事のレシピです。

基本の野菜炒め。
自分で作ると塩味の角が立ってしまって、どうも深みに欠けるってことありませんか?

とあるレシピで知ったことの応用なんですが、特に葉物を炒める時に、
・塩、コショウ
に加え、
・コンソメ(粉が便利)
・ワイン
でジャッと炒めることで、非常に広がりのある味わいになります。
塩味の角もとれておいしいです。

おためしあれ。

PODCAST LOVE=Platinum恋愛パズル

休業中にもかかわらずご無沙汰しています。
Iyokiyehaです。
育児休業のイメージって、どんななんでしょうか?
とりあえずIyokiyehaの実感としては、「仕事よりもハードです」がしっくりくるなぁ。
この、思い通りにいかなさと、家事・育児の質的なもので。
楽しいばかりでないのが、育児です(きっぱり)。

懸案だった「作文」が、ようやくメドがついてきたので、またパパ日記も更新していきますね。
乞うご期待??

さて、本日はPodcastの紹介。
Iyokiyehaにしては、意外かもしれませんが、Webドラマ、それも恋愛モノのご紹介です。

LOVE=Platinum恋愛パズル
http://www.tfm.co.jp/puzzle/
(iTunesでの公開は終わっているようです)
http://www.tfm.co.jp/podcasts/puzzle/podcast.xml
(RSSはこちら)

テレビのドラマは全く見ないくせに、ラジオドラマは結構聴いているIyokiyehaですが、これは秀逸。
脚本の相沢友子さんがいいのか、キャストがいいのか、まぁ全部いいんでしょう。
ストーリーの一つ一つが、それぞれふと自分の生活にリンクするような、自分の琴線にピンとくるような内容で、とにかく聴かせます。
疲れた日の通勤(帰り)にちょくちょく聴いていたのですが、休業に入ってから、一人で買い物に出る時なんかに聴いています。
Iyokiyehaにとっての聴き所は、甘酸っぱい好いた惚れたも面白いですが、それは置いておいて(笑)、そのプロセスで登場人物が自らをあらためて見つめ、本音で語りだすところが、それぞれのお話でぐっと聴かせるところかと思います。
この「本音」に正直になる、というそれぞれのポイントが、いろんなことに悩んでいたナイスな30代に響いてしまったというところです。
1~2話でそれぞれは完結しているのだけれども、それまでのことが少しずつリンクしているので、その伏線やダイナミズムみたいのも、ストーリーとしては非常に聴かせます。

ご紹介まで。

2010年12月6日月曜日

食事に思う(パパ育休日記2)

妻が出産後21日を迎えたわけですが(以前から「床上げ」と言われる日です)、今回の出産はおおむね安産だったこともあり、出産後の経過は非常にいいとのこと

21日目を待たずに、洗濯などは大体妻がやってくれていたのですが、やはり立ち仕事はつらいということで、食事は基本的にiyokiyehaが担当しています。

もちろん、献立を考えるところから。買い物を経て、準備・片付けを含めてやっています。
一人暮らしが長く、自炊歴もそれなりにあったので、食事を「作る」ことにはそれほど困らないIyokiyehaですが、数日間とはいえ、献立の流れを考えながら食事を管理するというのはなかなか難しい、というか手間がかかるものだと実感しています。

食材の在庫がどれくらいなのか、何を作るとそれらがどれくらいになるか、今日は何が食べたいか、献立は上の娘もそのまま食べられるか、などなど、食事に関して考えること、そしてやらなければいけないことって、結構いろいろあります。

栄養のバランスとか、それこそ摂取する品目を考えたり、少しでもいいものを手間かけておいしく、なんて考え始めたら、それこそ一日そればっかりやって一日過ごせてしまうくらいの作業量になるわけで、どこかで妥協しながら他の家事と折り合いをつけていく必要があるように思います。
先日の育休日記にもちらりと書きましたが、「食事=作る」だけではなく、買い物やその準備から片付け、余りものの処理や食材管理まで、全てを含んで家事の一部になっているのだと思います。

Iyokiyehaの妻は、「働かなくていいなら働きたくない」が基本です。とはいえ、家計や自分の小遣いのことを考えると、少しは働こうかなとも考えているようですが。
外で働くだけが「働く」ではないなと、家事の中の食事に関すること、炊事を一つとっても実感できます。
毎日家のことをいろいろやるのには、結構苦労していますが、この苦労の一つ一つが妻に対する感謝の気持ちにも変わっていくように思います。

ちなみに、Iyokiyehaが育休中に食事に関して工夫していることは、
・パルシステムの「グリーンボックス」(季節野菜の詰め合わせ)を毎週購入
・iPhoneアプリやWebの「クックパッド」を活用
・渡邉香春子『調理以前の料理の常識』講談社、2004.を参考に
なるべく重複のないメニューに取り組んでいます。
わさび菜やかき菜といった季節の葉物は、自分ではスーパーでチョイスしないですしね。
クックパッドは、食材を入力すると、その食材に関する様々なレシピが表示されるので非常に便利です。
あとは、少し思うところもあり、
・辰巳芳子『あなたのために いのちを支えるスープ』文化出版局、2002年。
を参考に、だしから手作りするレシピに挑戦しています。
あるレシピの冒頭に「1日目」と書いてあるような、本格的なスープレシピが満載の、辰巳氏の代表作とのこと。

こんなことにも取り組みつつ、家族の食事を作る毎日です。

2010年12月5日日曜日

むさし野緑地公園

同じく鶴瀬駅の近所、団地の端にある公園。新しい団地と、古い住宅地の間くらいにあるこの公園、第二、第四日曜日に、SLが走るらしいです。
夢と希望へ。私も乗りたい(笑)

最寄り駅の反対側

東武東上線鶴瀬駅の線路の反対側ってこれまであまり行ったことがなかったのだけれども、子どもの散歩のついでにいってみたら、まぁこんな団地があるんですね、

2010年12月4日土曜日

家事に費やす時間に思う(パパ育休日記1)

育児休業に入ったら、書きっぱなしでも毎日ブログは更新しようと思っていたのですが、しょっぱなからIyokiyehaが倒れるという事態で、早々と断念しました。
この休業中に一つ作文を書くことになったので(仕事とは全く関係なし!)、そのブレストも兼ねて、テーマに区切って休業中に思ったことを書いていきます。
興味のある方は、行間から育休日誌を読みとってもらえれば幸いです。
もちろん、質問はコメントやメールで随時お受けしています。

さて、育児休業に入ってから(厳密には、11月中は年次有給休暇ですが)まずはじめにやってみたことは、一日の時間でどのくらい家事に費やす時間があるのか、ということでした。
というのも、何となく一日がバタバタと過ぎ去っていく実感があったので、少しでも自分の時間を確保するのと、どのあたりに息抜きができる時間があるのか、ということを把握するために、iPhoneのRefilesというアプリと、Googleカレンダーを同期させて、一日の予定を入力してみました。
すると、面白いことに、日中の空き時間というのは、昼食後の1時間程度しかないということに気づかされました。こんな感じです。

起床・朝食準備・朝食・片付け
掃除(洗濯:洗濯はカミさんがかなりやってくれます)・上の娘を外遊びに連れていく
昼食準備・昼食・昼食片付け
沐浴・買い物
夕食準備・夕食・夕食片付け
上の娘の風呂・就寝準備・就寝

大体、22:00就寝、7:00起床だとこのくらいです。
午後の1時間と、朝、早起きして確保する時間くらいですね。

普段の生活でも、これくらいやることがあるということを、まず知ることができました。
Iyokiyehaは育児休業だから、こんな把握から取り組んでみたのですが、ウチの(多くの)カミさんは、毎日毎日いっぱいの家事に追われていたのだなと、改めて実感しました。

家事労働を時給に換算することも大事かもしれないけれども、それがいくらか、ということが大切じゃないような気がします。
家のことって、これくらいやることがあって、多少サボれたとしても、どこかで「やらなければいけない」ことであることは間違いなく、それを無休でやっている主婦(夫)業というのは、もっともっと見直されていいのだなと、実感をもって考える次第です。

2010年11月24日水曜日

NHKラジオニュース

Iyokiyehaは、結構なPodcastヘビーユーザーかと思っていますが、便利で役に立つ最近のヒットPodcastを御紹介。

NHKラジオニュース
http://www.nhk.or.jp/r-news/index.html

iTunesでの更新もいいですが、「Podcaster」など、リアルタイムにRSS配信を更新できるアプリと組み合わせることで、「いつでもどこでも最新ニュース」をゲットできます。

休業中、予想通り「時間に追われる」生活をしているので、こういうサービスって本当にうれしいですね。

2010年11月23日火曜日

先週の出来事

断片的には書き込みしていましたが、「一体何が起こったんだ?」とお祝いメールと一緒に質問されることも多く、Iyokiyehaとしても記録しておきたいので、先週の出来事を少しまとめてみます。

・長男誕生
・Iyokiyehaが倒れる

の二つが起こりました。


・長男誕生
こちらは、ただただめでたい。14日の夕方に男の子が誕生しました。3,500g超と報告していますが、正式には3,562gなので、3,600g弱の方が正しいですね。
日曜日の出産だったため、立会いができるかどうか微妙なところだった(日曜日は病院のキッズルームが開いていないので、立会いできない娘をどうするかという条件)のですが、実家からカミさんのお義母さんが飛んできてくれたので、出産に立ち会うことはできました。
私が言うのもなんですが、一般的には「安産」だったらしく、私がLDR(陣痛室と分娩室が一緒になったような個室)に入ってから陣痛の感覚が短くなって、2時間くらい後には出産していました。
母子ともに健康で、何よりです。
長男は、まぁ、私の子なので、というところもあるのでしょうが(笑)、泣かずしゃべらず静かな子です。小さい方をした時と、長時間放っておかれたときに「ふぇ」と声を上げるくらいで、他は娘が元気なこともあり、結構放って置かれています。
娘と比べると、(あたりまえですが)ここまで小さいのかー!という驚きもあり、やはり見ていて飽きません。

で、娘は、というと、なんとなく家族が増えたことはわかっているようで、多少のストレスもあるようです。
まぁ、おおらかに見てやらんといかんなと思いつつ、娘もマイ・ペースなのでそれほど深刻な事態には陥っていないと思います。
面白いもので「あっこする」と、長男を抱きかかえようとする様子もあり、ほほえましくも「ちょっと待った~」という感じで、相変わらずどたばたです。
実家の応援もあり、遊び相手が一時的に増えていたことも手伝って、ここ1週間で語彙の増加がめざましく、一日中しゃべってます。両親、疲れている時には、キツいです・・・


・Iyokiyehaが倒れる
3週間前の風邪も完治していなかったのかもしれませんし、休みに入る前に少し無理しすぎたのかもしれませんが、長男が生まれた翌々日の晩、熱が38度を超え翌日(水曜日)病院へ。
当初の予定では、診察前に実家の母をスーパーに置いていき、帰りにピックアップする予定だったのですが、診断室でのやりとり。
Dr.(問診、診察を終えて)「もっと、熱が上がるはずなんだけどなぁ・・・」
と一言。血液検査をすることになり、待合へ。
注射は嫌いですが、採決を終え、診断結果を待ち、再度診察室へ。
Dr.「こりゃ、悪いわ!すぐに点滴して、明日も来て。薬は飲んでね」
Iyo「何が起こってるですか?」
Dr.「バイ菌が身体の中で悪さしまくってるのよ」
幸いにも、今話題の肺炎球菌とかではなかったのですが、白血球が17,000を超え「20,000超えたらもれなく入院付き」という冗談にもならないことを言われながら、点滴台へ。
途中母親に電話するも「どうやって帰ればいいのよ~」と困り声。あたりまえですね。

まぁ、そんな感じで、主夫業開始と同時にダウンし、点滴は土曜日まで続きました。細菌性の症状のため、普段飲むような薬の効果は薄いということで、抗生剤をバシバシ投与されています。
点滴は結局4回、土曜日まで続き、飲み薬はまだ服薬中です。先週末に最後の出勤をしようと思っていたのですが、とてもそんな状況ではなくなり、今週末に出勤することになりました。
Iyokiyeha的には結構な症状でした。まだ、首の後ろが腫れぼったいんで、完治には至っていないのですが、自宅内隔離やマスク着用義務はなくなったので、とりあえず主夫業開始となりました。


そんなことが起こった一週間でした。
ようやく、主夫業開始です。がんばります。

川田修『かばんはハンカチの上に置きなさいートップ営業がやっている小さなルール』ダイヤモンド社、2009年(Audio)

生命保険のトップセールスマンが、自らの経験を記した著書。
回り道に見えても、「他の人とちょっと違うこと」を「少しずつ」積み重ねることによって、結果が出てくる。
一見、小手先のスキル・マナー集にも読める内容ですが、一つ一つの取り組みを支える「考え方」には共通点が多く、参考になる。

今回は、オーディオブックで聞いてみました。

Iyokiyehaの仕事は、人にモノやサービスを「売る」わけではないけれども、別の形で結果が出てくる仕事です。それは、リピーターとしてであったり、困ったときに気軽に頼ってくれたり。数値として表現されるものだけではないけれども、様々な形でレスポンスがあります。
「対人」の仕事で、自らのサービスを相手にメリットができるように説明し、希望があれば依頼をしてもらう。随時ニーズを追いつつ、個別ニーズに沿って微調整を加えていく。
そうしたスキルを支える、接遇マナーには、基本的なものが社会人1年目でたたき込まれるわけですが、その基本に「相手のことを考え」「一工夫する」ことで、クライアントからの信頼感に「掛け算」するかのような効果があるようなイメージのように思われます。
これができている、こうしているから、「○ポイント」みたいなものではなく、当たり前のことで「○ポイント」+一工夫で「×○○=合計○○ポイント」みたいな。
「10のところを、11やってみる」という著者の言葉にも象徴されていますが、他の人とちょっと違う、ことが大切ですが、その「違い」はあくまで目の前の人に寄り添うことが根底にあるということが大切です。動機は何でもいいですが、この点が、様々に紹介されている本著のポイントだと思いました。
そんな「かける数」を高めるためのちょっとした工夫が満載の一冊です。

読ませるポイントが随所に散らばっている内容で、非常に読みやすい書きぶりですので、実際に手にとったり聞いてみたりしてみてほしいところですが、意外だなと思ったところは、「若いうちの働く動機は、お金でも何でもいい」というくだり。
働くことに関する仕事をしているIyokiyehaですが、全く同感ですし、未だIyokiyehaの働く理由にはペイ(給料)が存在しています。それを打ち消そうとも思わないし、人に押しつけようとも思っていないので、それをクリアに表現しているこの箇所は、印象に残っています。


おすすめ度:★★★★☆
(仕事をしている人にはおすすめ。人相手の仕事であれば、なおおすすめ)

2010年11月19日金曜日

細菌感染の思わぬ副産物

どうも。
体調はだいぶマシになりました、Iyokiyehaです。

平熱になり、頭痛、喉の痛み、身体のだるさ、いずれもなし。
大事をとって、子どもからは隔離して横になっていますが、食欲もあって、少し守られた環境で快方に向かっています。

油断はできませんが、そういえばこんなにスッキリしたことって、東京勤務になってからなかったなぁとふりかえりました。
どんな生活してるんじゃい、って感じですが、慢性的な寝不足だったんだなぁと、改めて感じた次第です。

明日診察で、結論でます。OKがでて、息子を抱っこできることを切に願います。

2010年11月18日木曜日

点滴は嫌いです

どうも、Iyokiyehaです。
細菌性の風邪というやつは、意外と手強くタフなようで、多少体力に自信のあった私でも何だか手こずってます。
明日も点滴です。

あの、身体に針の入った感覚。
嫌ですね。

幸か不幸か、身体の状態には敏感な私。
結構リアルに想像してしまいます、血管に針が入ってる様子とか、身体を動かした時にそれがズレた感じとか。

ダメなんですよね、マグロ族な私にとって、何もせずじっとしていること。
ついつい身体をよじってしまいます。

やだなぁ…明日も。がんばります。

2010年11月17日水曜日

倒れました

昨日から少し体調悪いと思ったら、昨晩発熱し、寝込んでます。
疲れかな〜。
実家の応援もあるので、少し休むとします。

2010年11月16日火曜日

出産に立ち会ってみて

連絡が遅れていますが(理由は後述します)、先日11月14日に長男が誕生しました。
3567gというかなり大きめの赤ちゃんです。

今回は、実家からカミさんのお母さんが駆けつけてくれたので、Iyokiyehaも出産に立ち会うことができました(今回の病院は、LDRという陣痛室と分娩室が一緒になった個室で出産します。LDRの中には配偶者しか入れないという制限付き)。事前に行動パターンを考えていた時には「平日昼間でないと、立会いは無理」と思っていたのですが、まぁツイていました。

このあたり、本当に病院によって違うんだなと。
前回、娘の出産の時には、陣痛室までは親族が入ることができたのですが、カーテンで仕切られた空間ということや、いざお産が始まると分娩台に上がらないといけなかった(らしい)のですが、今回は陣痛がきて痛みを逃がしたりとか一緒にやっていて、そのままお産。このあたりも、病院のこだわりだなと思いました。

立会いしたパパが口を揃えて言うことですが、「何もできない」ですね。
だからといって、立ち会うことに意味がないとは思わないですが、普段理屈の中で思考し、選択し、行動している仕事の場であったり、そうでないけどとりあえずやりたいことをやっている休日の生活とは全く違います。
こうだから、こうする、という方程式は、一部の経験則(陣痛の痛みを逃がすのに、お尻を押さえるなど。でもこれだってコツが要る)以外は、その場の言葉にならない対話や、相手を慮った結果の行動にしかならんのだなと実感しました。
助産師さんの指示が的確だったので、(おそらく)邪魔にはならなかったのだと思います。お産が始まれば「お父さんは頭の上に行ってください~」「はーい」と。それだけ。
よく、手を握ったり、一緒に呼吸法やったりと聞きますが、それもその場ですよね。Iyokiyeha夫婦の場合は、陣痛の時は手を握っていたけれども、お産が始まったらベッドについている持ち手の方がいいらしく、手は握らず。呼吸法はIyokiyehaが中途半端にやると、なんだかやりにくそうだったので、途中から余計なことはせず、ちっちゃい声で「がんばれ~」と言っていた程度です。
もっと、ああして、こうして、ってやれれば「立ち会った感」もあるのでしょうが、そうでないのも立会いなんだろうなと(何でもポジティブに)考えることにしています。

にしても、本当にすごいなぁと思うのは、子どもの「出る力」と、母親の「出す力」です。
子どもの方は、「出たいと思ったら出る」と言われるけれども、本当にそんなタイミングだなぁと思う反面で、一体何考えて生まれてくるんだろうと、娘の時と同じことを考えます。娘は首に臍の緒が巻き付いて産道通ってきた苦労は買ってするタイプ(笑)なので、まぁ、羊水にのんびり浸かって臍の緒で遊んでたら、破水が来て羊水が減って焦って出てきた、なんて言っていますが、そもそも頭蓋骨を重ねてまで狭いところを通ってくる気になるのだろうか、と不思議に思います。
母親の方は、普通ありえない大きさのものを、お腹の中から産道通していくナビゲーターなわけで、よくわからない(だろう)赤ちゃんを正確に分娩する本能が備わっているのだと感じた次第です。日常生活の中では絶対に出すことのない力を出すわけで、身体へのダメージも大きいですよね。

小さな赤ちゃんを見てしまうと、ついついそちらに目がいってしまいがちなんだけれども、やっぱり落ち着いて考えると、妻ってすごいなと思うところです。
出産の第一声は「がんばったね」ですが、これは子どもだけでなく母親にも向けた言葉のつもりです。

素敵な場に立会いできました。
妻、子ども含め、みなさんに感謝の気持ちで一杯です。
ありがとうございます。

メッセージありがとう!

連絡が遅れておりますが、長男誕生しました。

ぼちぼちと連絡しているところですが、今の世の中って便利。
友人にはメールで一括連絡できるんですよね。
相変わらず賛否両論あるようですが(心がこもっていない、とか何とか)Iyokiyehaに言わせればどの論調もナンセンスで、「便利なもんは便利」これでいい。

たくさんの方から返信いただいています。
メールで連絡した方みんながこのBlogを知っているわけではないですが、全員に返信していくのはすぐには無理なので、いくつか取り上げてコメント入れます。

・おめでとうございます。一姫二太郎ですね。
このあたりのお祝いは、本当に「ありがとうございます」としか言えません。深読みしない性質ですので、お祝い=お礼で、何回でも「ありがとうございます」。
産み分けたわけじゃないですが、今回は男の子に恵まれました。正直、どっちでもいい、というのがIyokiyehaの持論です(どっちも、かわいい!仕事を継がせる気がない!)が、上が娘だったので、息子ってのもいいですね。昨日おむつを代えてきましたが、ブツはついておりました。

・育児休業とるんだよね。仕事を忘れてリフレッシュしてください。
このBlogを追っている方はご存知ですし、直接あった方にも都度伝えていますが、育児休業とります(休暇ではなく休業)。といっても、年末までの休みで年明けたら復帰します。短い期間ですが、しばらく主夫やります。
育児休業については思うところも、考えるところもあるので、それは別途また書き込みます。
仕事を忘れてリフレッシュしてください、あたりは、なかなか難しいですよね。限られた時間の中で、少しでも頭を掃除してこれまでの整理と、新しい勉強はしたいと思ってはいるのですが、仕事を休む期間のそれは助走までかなと。
出産に伴い、仕事を休みがちになったり、仕事の後に少しだけ家事や育児を手伝ったりしていて感じるのは、身体の衰え・・・もとい、それもあるけど(笑)、家事の忙しさ、です。
「家の中の掃除をしたら、疲れちゃった」と言われたりすると、そこまでやらんでもいいのに、と思うわけで、これは多分一生変わらないのですが、そこまで(床の雑巾がけとか)やらんでも、一通りの家事を子どもがいる環境でやっていくというのは、結構な仕事なんだなと実感するところです。
同期のある方が「仕事やってるほうが楽なんじゃないの?」と送ってくれたが、おみごと!って感じでした。Iyokiyehaは元々マグロ族ですから何かやってないと落ち着かないし、いつもやっていることはそれほど苦にならんのですね。

・お酒、その他のお誘い
ありがとうございます。何件もいただいているので、応じたいと思う反面で、誕生した長男だけでなく、娘の世話もしないといかんので、ちょっと家を空けるわけにはいかず、今週・来週あたりにご都合いい方が多数おられるようですが、残念ながら自宅近所で1時間程度というくらいしかお迎えできません。ごめんなさい。
一段落ついたら、みなさんの都合に併せてやっていきましょう。


とりあえず、お返事兼ねて。

2010年11月14日日曜日

第2子出産

本日夕刻、第2子誕生しました。
母子ともにとりあえず健康です。

とりいそぎ、ご報告まで。

2010年11月12日金曜日

101112雑記(APEC、大きいほう、東上線)

11/10

APEC開催の影響らしく、警官が各駅に配置されている。今日はついに池袋駅のゴミ箱が封鎖されてしまっていた。上野は改装であまり違和感ないのだけれども、人の多い池袋に多数の警官がいると、なんだかものものしい雰囲気になる。

最近は、先月よりさらに早帰りを徹底している。仕事量が減っているので、とくに持ち帰りが必要というわけでもないのだけれども、妻が出産間近ということもあり、帰宅後の家事が多くなってる。とはいえ、まだまだ「協力」のレベルですが。
今日は、久々に娘の大きい方のオムツを代えた。昨日から出ていなかったということで、まぁ、びっくりするくらいの「質と量」でした。
こんなことで、「おー」と声を出して騒いでいる自分が嫌いではない。

11/11
朝も晩も、電車が遅れて嫌になる。せっかく座れたのに、左右に大きな男性が大きな態度で座っているので、私の姿勢が悪くなり、どうも身体が痛い。

2010年11月11日木曜日

育児休業目前にして

育児休業を目前とし(16日が予定日です。休みは遅くともそれ以降)、予定の立て方が難しくなっているこの頃。

どうしたもんなのかと。
地方と都内を分けることに少し抵抗はあるのだけれども、やはり都内勤務は少し感覚が違うように思います。
大きくは通勤ですね。
1時間以上かかる通勤時間は、家庭と仕事を分断するのに充分な時間です。
何か事があったときに、「とりあえず、帰ります」がヘルプにならない。
カミさんが「陣痛始まった」と連絡をもらったところで、どんなに急いでも1時間半はかかるとなると、なにが起こるかわからないですよね。心配なんです。

とはいえ、臨月から休む予定にすると、休業期間が単純に1ヶ月延びるわけで。
育休取得パパたちは、どんな風に取得されているのだろうかと。
取得率1%そこそこじゃ、標準型なんてないのだろうけれども、モデルケースみたいなものがあるといいなぁと思ったところです。

育休パパSNSに、こういう情報が蓄積されていくとパターンA、B、Cみたいにカテゴライズされていくと、カスタマイズも楽なんだろうなと。
今回の育休取得がその礎にでもなれば幸いです。

とりあえず、思うこと。
私の場合、出産予定日から休みに入ることにしていますが、休み直前の通院についていけないこと、仕事の都合が立てにくいこと、が気になっています。
具体的には、また。

高田純次『適当日記』ダイヤモンド社、2010年。(iPhoneアプリ版)

芸能界の大御所、高田純次氏による「日記」。
企画がどこまで本当だったのかわからないところはあるのだけれども、読み進めていくにつれて「適当さ」が全面にでてきて面白い。一つ一つのフレーズもさることながら、全体的な流れというか雰囲気というか、そういったものが感じられる。
きっと高田氏の内側からでてきているのだろうなと。

とはいえ、真面目に論じる本ではないと思うので、感想は一言「おもしろかった」でいいですね。
iPhoneアプリで、電車の中でちょっと息抜きに読むのに最適でした。


おすすめ度:★★★☆☆(いろんな読み方があると思います)

2010年11月10日水曜日

101109仕事雑記

仕事で通院同行するのは二度目。どちらも「労力の割には報われない」というのが実感。
タイミングもあるのだろうけれども、医療リハと職業リハにはやはり違いがある。
違いを知った上でお互いに乗り超える意識で、共通言語を持たなければ、いつまでたっても同じやりとりが再生産されることになるように思った。

2010年11月8日月曜日

重曹ってすごい!

週末は、身重になった妻に代わって、家事をすることが多くなってきました。
今年の夏は大活躍したエアコンを、先日掃除しました。
普段はフィルターを丁寧に洗って干す、くらいだったのですが、今の宿舎(社宅住まいなもので・・・)は、ダイニングキッチンにエアコンを設置する間取りのため、油汚れがひどく、雑巾の水拭きではベタベタ感が取れませんでした。

そこで妻がとりだしたのが、重曹。
粉のものを水でといたバケツに、雑巾をひたし、軽く絞って汚れの上に置いておくこと10分程度。
面白いくらいに油汚れがとれました。
おかげさまで、ピカピカになったエアコン。次の寒波はいつきても大丈夫です。

2010年11月3日水曜日

意味を持つと、言葉が変わる

先日も、娘の言語能力について書いてみましたが、ここのところ、日々語彙が増えていて、非常におもしろいです。

雲→ぷこ
ごはん→まんま
かぼちゃ→ぴきちゃ

ごく一例ですが、一文字ずつは真似できるのに(「く」「も」は言える)「くーも」というと「ぷーこ」となる。
まぁ、これは母音が合っているので、わからんでもないのですが、「ぴきちゃ」は謎です。

にしても、子どもは間違っていても一生懸命なんどもなんども口にすることで、少しずつうまくなっていくものなのですね。
言葉の習得って、こういうものなのかもしれないです。
Iyokiyehaの英語がうまくならないのは、口に出していないからかなとも思う。少しずつ読めるようになってきているのだけどね。

Integrative Thinking

インテグレイティブ・シンキングとは、ロジカルシンキング、ラテラルシンキングを統合した、新しい思考法とのこと。
ロジカルが機械的(男性的)、ラテラルが人間的(女性的)が対立するのを前提として、対立を踏まえ新しい価値を生み出していく思考法を指すらしい。

直感的に感じたことをロジカルに記述し、、ラテラルに結びつけることによって、そのいずれをも越える発想を構築していく、と記述してしまうとちょっと難しいですが、その実、仕事でいつも「やろうとして」いて「やりたい」ことと同じですね。

最近出版された本にも、こういったテーマのものがあるようです。新刊jpで紹介されていました。目新しい言葉なので、メモだけ。

http://www.sinkan.jp/top/index.html
新刊.jp

2010年10月31日日曜日

2歳になりました

ウチの娘も2歳になりました。
「何歳になった~?」と聞くと「5しゃい」と答えるのも愛嬌ですね。
親としては、とりあえず元気に育ってくれれば満足です。

2010年10月27日水曜日

レイアウト変更しました

ブログにお越しのみなさま。いつもありがとうございます。

レイアウトが変わったことに気づいた方は、常連さんということで、更にありがとうございます。

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今後とも、よろしくおねがいします。

有給でお休み

昨晩、妻が「お腹が張る」とのことで、病院に電話したところ「来て下さい」と。
何かあってはと思い、妻を病院に送り、連絡を待っていると「夜間は帰さないんだって」とのこと。
妻の外泊、夫と娘の水入らず生活、などネタになることはたくさんあるのですが、昨日の急激な冷えと、このドタバタでIyokiyehaも体調を崩し、大事をとって休んでいます。

こんなこともあるんですね。
出産って何がおこってもおかしくないや。

それにしても、こんな急な休みでも、仕事をフォローしてくれている業務ラインには、感謝・感謝です。

2010年10月26日火曜日

BAR 楽

池袋駅に隣接する東武百貨店の地下1階、11番地。JRや東武東上線の改札から東武に入ってスイーツ、地酒、ワイン売場を抜けて行くと、お手洗いの手前にこじんまりしたお店があります。
カウンター10席だけの小さなお店ですが、全国様々なお酒を、おちょこ1杯から試すことができます。

食事も和食中心ですが、魚だけでなく肉料理も扱っており、上品でおいしい食事とともに、おいしいお酒を試すことができます。
Iyokiyehaは食事もお酒も大好きですが、蘊蓄を語ることを辞めてから、お酒の名前なんかぜんぜん覚えなくなりました。それでも、おすすめを訪ねながら「おいしい組み合わせ」を提案してくれる、親切な対応も魅力的です。

値段はランチで1,500くらい。下は1,200円くらいから上は2,500円くらいまで。前菜や焼き物を別で注文することもできるようですが、基本的には定食で満足です。
お酒はピンキリですが、おちょこ1杯ワンコインくらいのお手頃感が魅力です。大吟醸とか試してもいいと思います。

DATA
〒171-8512
東京都豊島区西池袋1-1-25
東武百貨店池袋店プラザ館地下1階和洋酒売場
TEL:03-3986-8017(直通)
定休日:東武百貨店に準ずる
営業 :10:00~21:00(O.S.20:00)

注射が痛いのと言葉の習得101026

先週末、妻が行きつけ(というか、出産を控えているために通院している)の病院で、インフルエンザワクチンの接種ができるという情報を入手し、Iyokiyeha付き添いで病院へ行ってきました。

私は、娘の予防接種担当だったわけですが(妻は産婦人科で別枠)、受付で夫も予防接種を受けられるということを聞き、急遽Iyokiyehaも小児科でインフルエンザを接種することに。
我が家はIyokiyehaがこれまでに疑いを含め、5回インフルエンザの症状を出しており、名実ともにエース級となっております。

NPO時代は、1週間休むことになり、当時時給制だった私の給料は8万円/月、という散々な結果になったり、岡山時代には転居1週間前に倒れ、昨年は本部研修で見事にウィルスを持ち帰り12月の出勤はたったの5日間という偉業をそれぞれ成し遂げております。
要するに、我が家では、Iyokiyehaが外でもらってこないように、家族はIyokiyehaからもらわないように予防接種を受けることになっているわけです。

当日は朝から眠気があり、待合室で娘を膝に置いたまま爆睡していたらしく、早めに接種を終えた妻がバシバシと私を叩いて起こしてくれた模様。
呼ばれるまま、診察室。Iyokiyehaはこう見えて(どう見える?)注射が苦手です。
「まずは、大人からがんばりましょうね~」
と気さくな小児科医。

・・・。

この、筋肉注射っていうのは、何でこんなに痛いんだ?ってくらい痛いですよね、インフルエンザ。
ぶすっ、めりめりめりめり~
ってな感じで。

「はい、よくがんばりました~」
と、これまた気さくな小児科医。
雰囲気を察した娘が泣き出す。
「お父さんは身体を押さえていてくださいね~」
と、看護師さん。
「こえいやー、こえいやー、あー」
と泣く娘。

・・・。

まぁ、本気になったときのこどもはすごい力を出しますね。
ちょっとかわいそうだけど、離したら危ないので。

「はい、おわりました~、がんばったね」
といって、腕にアンパンマンの絆創膏を貼ってもらうと、ベッドにあるぬいぐるみを見て「ばんくおー、ぱんくおー(注:おかあさんといっしょに出てくる「パンクロー」というキャラクター)」と言いながら着替え、
「あっちゃん(←注:自分のこと。「あ」は名前につかないのだが・・・)、いたいの、ないない」と言い始め、帰りの車では、
「あっちゃん、いたくない」
と言い出しました。

本日の教訓。
・筋肉注射は大人でも痛い!
・言葉は繰り返し口に出すことで覚える。
思い切り、大人目線ですが。

ミスリードと踊る現場101026

先月末のもやもやは、Iyokiyehaの中で割とすっきり整理ができて、本日はちょっと気持ちを盛り上げる取り組みをしているところです。
内容は内緒。
明日から、年休に入るまで、またバリバリ仕事しまっせ。

さて、先月の落ち込みの引き金となった、○○長来所懇談について。
なんだか納得のいかないことについて。

懇談会で話題となったことが、本部で尾ビレ・背ヒレがついて話題となり、対応を迫られており、それがウチに伝達されウチの長が「そんなこと言ったのは誰だ!」と言ったことがあまり気に入らなかったことは既に書きました。

ウチの長の件はさておき、これって完全に○○長のミスリードなんじゃないかと思うわけです。
先日、長から「あとはこの対応が残っている」と聞き、正直「まだ言ってんの?」と思ったあたり、Iyokiyehaの感覚が異常なのかと一瞬思ったりもしました。

これって、官僚特有のやりとりなのかしら?
ふと、Iyokiyehaの頭をよぎったのは、民主党の前内閣における首○の発言とそれに対する周囲の反応でした。
首○がぼそぼそっと何か言っても、週刊誌ではそれを「解釈」して伝え、ニュースでは発言そのものが流れない。一体なにが真実なのかわからないところで、国会は動き、閣僚の発言もちぐはぐになり、結果として誰も何も意志決定がされない。

以前、長が事業仕分けの一連の騒動が一段落したときに、「議事録に就職率55%が明記されることの意味」について教えてくれたことがあったのですが、まさにそういう世界なのだと、改めて実感した次第です。

個人的には、はっきりと「面倒」です。
ミスリードがきっかけ、要となって現場が翻弄される。本業に徹することができない現場では、結果となってそれが現れる。後日説明は意味を持たない「私は、このように理解しました」ですべてが動く。アホらしい。
ただ、組織人としてはこういう事実があることをきちんと押さえておかないと、大変なことになるのだなと、今回は自分は周辺にいただけですが、そう思ったところです。

こういったこと諸々を考慮すると、
・言いたいことを言うと、曲解されて大変なことになる
・その場で明確な確認がされないまま、間接的に関わる人たちが巻き込まれていく
ということが、今回わかりました。

こんな背景がある中での「懇談」に何の意味があるのだろうと率直に疑問が浮かんだわけですが、それも忘れずに留めておきたいところです。この点をなぁなぁにしていい大人になろうとも思いませんので。

2010年10月24日日曜日

101022ペンギンパパ・産後うつセミナー Vol.1

タイトルのセミナーに参加しました。
以下、簡単な記録です。
「資料」は当日配布の資料です。アップはしませんので、あしからず。
(WEB: ペンギンパパ・プロジェクト)



■ペンギンパパ・産後うつセミナー Vol.1
パパ同士で、産後うつを学ぶ・語る会
2010/10/22

(安藤さん)
・ペンギンパパPJを立ち上げた
・目的の一つは、父親に産後うつを知ってもらうこと
・他にも、情報発信
・支援ネットワークの形成
・今回は、FJと日本助産師会のコラボ企画
・コウテイペンギンはブリザードからママを守る=ペンギンパパプロジェクト
(市川さん)
・うつに至らなくても、女性は産後苦しんでいる
・家族で支援ができればと思っている
(棒田さん)
・女性が一人で抱え込んでしまうことが、とにかく大変
・なってからも大事だが、予防が大切
・パパが入手できる情報がない
・「周産期メンタルケア」←キーワード


第1部 産後うつを学ぼう
講師:市川香織(日本助産師会事務局長)
・助産師の役割は、出産だけじゃない
(資料2)
・Midwife=女性に寄り添う者
・子育て、思春期、不妊、などなど
・虐待の状況(心中以外の数=67)
(資料3)
・ここに至る母親の気持ち、背景などと、産後うつが関わっているということであれば、事態は深刻。
・産後うつの見分け方
(資料4)
・マタニティ・ブルーズ=産後3日目くらいから起こり、数週間で収まる
・3ヶ月~6ヶ月くらいは周りもサポートしてくれる
・産後うつは、その頃から
・身体症状は、マタニティ・ブルーズとほぼ同じ
・自己肯定感が下がる
・みじめになる、不幸せな感じ、不安・恐怖、自分を責める+眠れなくなる
・症状が似ているので、はっきりと区別することは難しい
・身体的に、眠りにくい、イライラが続くようであれば、注意
・氷山になっていても、治療を受けてる人はほんの一握り
・産後うつの人へのNGワード
(資料6)
・「母親になったのだから、しっかりしなさい」
・「がんばれ」
・すでにがんばっている。ど子かで認めてあげることが大切
・「親になったのだから赤ちゃんがかわいいはず(という態度)」
・人に価値観を押しつけない
・「今はそっとしておこう(と距離をおく)」
・産後うつのリスク(8割がマタニティ・ブルーズ、内1割が産後うつ)
(資料7)
・女性の学歴向上、キャリア、社会進出による出産年齢の高齢化。
・上記高齢化による、親も高齢化しており、サポートが得られない(頼れない)
・パートナーが働き盛り(頼れない)
・自分で何とかしてきた女性が、思いとおりにならない経験の少なさ
・子供に理屈は通用しない
・まず相談してください(医療従事者の切なる願い)
(資料8)
・産後うつの専門は、精神科
・精神科はハードルが高いため、まずはかかりつけ医を頼る
・万が一産後うつであっても「紹介状」がもらえるので、その後がスムーズ
・そこまでいかなくても、カウンセリングや育児サポートへつなげることもできる
・産後ケアの効果
(資料9)
・EPDSスクリーニングは12.1%(1割が産後うつ、の根拠?)
・産後1ヶ月のスクリーニング陽性者がケアを開始した場合、産後4ヶ月の時点で8割が改善。
・行政サービスもある
(資料10)
・妊娠中から情報を収集しておくとよい
・産後体験をふりかえって、吐き出しておくことが効果的(産後ケアセンター桜新町)
・退院後~4ヶ月くらいまでがいい
・のどにつかえていたものがとれた感じ
・自律(マズロー)
(資料12)
・下位欲求が満たされなければ次にいけない
・どの段階が足りていないか。パパが注意することでもある
・医療機関の選び方
(資料13)
・近いこと、は大事
・医師との信頼関係が重要
・きちんと相談できるか、薬などの説明をしっかりしてくれるか
・予防と準備
(資料15)
・「誰でもおこりうる」
・子育ては力を抜いて
・SOSを出せる相手をピックアップしておく
・行政サービスは積極的に活用。いろんな人を家庭に巻き込んでいく
・妊娠中に産後のイメージトレーニングを家族でする

Q医療機関の探し方。精神科の中でも、産後うつに強い人はどう探す?
A「周産期メンタルヘルス」の学会やシンポジウムなどに参加されている先生をきっかけにする
A精神科の中では「産後うつ」は対象になっていないこともある。広尾、横浜労災など。
Aママブルーさん(横浜)は、少しずつネットワークしつつある

Qこの程度は違うんじゃないか?自分のイライラは産後うつじゃないと思ってたが、ふりかえれば産後うつだったということもある。
Aエジンバラの評価表の他の項目も注目。イライラだけでなく、例えば「自分自身を傷つけたくなった」など。
Aママからパパへの期待度が高いほど、実際にしていないときのギャップが大きいので落ち込みやすい、など。個人差が大きい。


第2部 産後うつの体験・悩み・不安をパパ同士で語ろう
※プライバシーに関わる情報を元に情報交換が進んだので、記録はとりませんでした。以下、自分の経験含め感じたこと。
・パパがよかれと思ってやることは、大体「外す」。(資料6前後)
・家事を肩代わりしてやること=育児参加ではない(大事だけど)。
・ママ(女性)にとって、父親に求めることの一つに「家にいてほしい」というものがある。
・自宅に「いる」ことの意味が、父親と母親とで全く違うことを意識してもいいのではにか?
・仕事を「持ち帰り」しても、帰宅時間を早くしたことは、逆説的かもしれないが、女性にとっては「大きな意味」があることかもしれない。

2010年10月19日火曜日

先月末の総括

“再起動”という言葉がぴったりくるように思う。
先月は、いろいろありすぎて、自分自身もきっと混乱していたのだろうなと思う。
確かに、振り返ればいつもと違う表情、思考パターン、行動があったように記憶している。

所属機関の管理部門と、現時点でのIyokiyehaの考え方、動き方が重なりつつも違う道筋なんだろう。ただ、向いている方向が違うかというと、そうでもないような気がしてきた。
冷静になった今だから、機構の中の人だけでない人たちと、一方で同僚と「ここだけの話」でそれぞれ盛り上がったことが、Iyokiyehaの整理を促進したのだろう。

相変わらずカチンとくることもあるけれども、カチンとくるのは表面だけにして、言葉の裏側にあるものを冷静に見極めていこうと思う。
ただ、正常な批判だけはできるよう、自らを磨くことは忘れず、続けて。

おそらく、今のIyokiyehaの上司が見据えているものと大差ないとは思うのだけれども、今の所属機関は、「行政機関」でも「現場主義」でも行き詰まりがあると思う。
現場で培った実績、経験を、行政的な発想で表現していくことはもちろん、その表現の中に専門家集団としてのメッセージを埋め込んで、もっと広く、もっとわかりやすく、取り組みを知らせていくことが、今後10年で求められていくことでないかと感じる。

あれこれと一見不本意なことを言われているし、これらの真意がわかるのはおそらく10年、15年先のことだと思う。
Iyokiyehaはマイペースなので、理解もマイペースに、でもしっかりと真意をつかんでいきたいと思う。
ケースだけでなく、先輩、大先輩の意志を継ぐのも、きっと与えられた役割なのだろう。

2010年10月18日月曜日

101018日常の中にある、ちょっとした感動

先日、仕事での出来事。
支援先の企業に電話をかけたところ、こんなことがありました。

「はい、●●、△△です」
「お世話になります、○○のIyokiyehaです」
「あっ、Iyokiyehaさん?△△です」
(以下略)

(注:●●=支援先企業、△△=支援対象者、○○=Iyokiyeha勤務先)


ここのところ、調子は上がり気味、戻り気味ですが、根本のところでプチ不適応だったIyokiyehaですが、このやりとりは、私にとって感動するものでした。
電話のこちらで、半ベソかきそうになっていたのは、ここだけの話です。

実は△△さん、高次脳機能障害のある方で、記憶(ワーキングメモリ)、易疲労、失語(書き言葉)が低下していたんですね。
話す限りは、何が障害かよくわからないくらい、気さくで非常に明るい方なんですが、職場となるとやはりどうしても一歩足りなくてうまくいかないことが続いていた方です。

今の職場に就職する少し前からIyokiyehaが担当しており、相談からある企業の雇用前の実習コーディネートとかやっていたのですが、その実習中に今の職場の最終面接があり、適応支援と面接同行を平行してやっていた経緯があります。
最終面接に同行して、帰り道に地下鉄のホームで立ち相談すること20分。
明後日の実習中の職場訪問時に、担当者と実習中止の話をつけることで話がまとまりました。
そんなやりとりから半月後、今の企業に、それも雇用前の実習から実施したのが、冒頭のやりとりの発端です。

担当の頼りになるジョブコーチさんからは、「電話対応なんて何年後かの話ですよ!」と怒られつつも、職場への定着が早かったので訪問支援もそこそこにしていたところで、この一件です。
全く別件で連絡したのですが、たまたま電話フォローができてしまったわけです。

「いや、でもびっくりしましたよ。電話とってるんですね」
「えぇ、まだまだですし、よく忘れるんですけどね・・・」
「(間)(用件を忘れてしまった)」
「もしもーし、あれ、ひょっとして感動してるんですか?」
「あはは。でも、そうかもしれないですね。あー、でも何で電話したんだっけ・・・」
「Iyokiyehaさん、しっかりしてくださいよ。ひょっとして記憶障害ですか~」

こんなやりとりです。
記憶が低下しているし、失語の影響もあり、聴覚刺激をメモするとかいった行動は非常に苦手なはずなのに、と思うところですが、逆に個人的には「環境がそろってれば、これくらいできるようになるんだよなぁ」とも思いました。
事実、つい先日職場訪問したときに「この職場、本当に自分に合っているような気がします。地下鉄のホームでの相談で人生変わりました」なんて言ってくれるのも聞いたところです。
本当に「水を得た魚」だったんだろうなと。

疲れてたってのもあるんですが、正直ジーンとして、何だか細かいことはどうでもいいやってな感じになっちゃったんですね。
久しく、こういう感覚って忘れてたなぁと思って。
現場のよさや必要なことって、こういう情緒的なことばかりじゃないし、もっとドライに管理的な視野が必要な仕事だったことは重々承知しているつもりなのですが、でも、その土台ってこういう人たちの雇用がうまくいくように奮闘して、広く社会へ影響を与えていくことだよなと、改めて確認したところです。

2010年10月15日金曜日

松田公太『すべては一杯のコーヒーから』新潮社、2004年。

タリーズコーヒー元社長で、現在は国会議員(みんなの党)の松田氏による著書。生い立ちから、就職、起業、上場までの軌跡を描く一冊。
いわゆる著名人の自伝というのは、読んでいて非常に面白く、時々読書に混ぜている。
「何か」具体的なスキルを得るというわけではないのだけれども、自らの働き方を見直すいいきっかけになる。
海外の生活経験から、銀行員として就職。アメリカ滞在中に味わったスペシャリティコーヒーを日本に持ち込もうと、手探り、体当たりを繰り返した起業。
カバーにも本文にも、とかく「普通のサラリーマン」を強調するところがあるが、それを差し引いても「事実は小説より奇なり」なのだろうか。読んでいて、松田氏の軌跡が非常に興味深く、何かを真似するというよりも、そのぶっとんだ思考が、新鮮で参考になる。

喫茶店を探す時に、TULLY'Sがあればチョイスしたくなるような気分になる一冊です。

本当になんというか、ぶっとんだ人だなぁという印象が残る一冊だった。
「全然普通じゃないよ!」とつっこみを入れながらも、だから培われたメンタリティなのだろうと思いながら、一方で「そうだ、そうだ!」とうなずきながら読んでみました。
日本の企業に就職した頃のエピソードなどは、先日までプチ職場不適応を起こしていた自分にとっても「まぁ、何とかなるんだろうな」と気分をニュートラルにするための材料になったんだと思う。
松田氏が出馬した頃に、興味があって買ってみて、ようやく読み終わったのだけれども、時期としてもちょうどいいときに当たったように思う。
明るい話ばかりでなく、松田氏の苦労やしんどい時期のことについても書かれており、派手さは感じるものの、やはり一人の人ということに、すごく共感を覚える一冊でした。

余談ですが、ウチのカミさんは、途中まで面白がって読んでいたのに、離婚・再婚歴があると知った時に読書をやめてしまいました。


おすすめ度:★★★★☆

2010年10月11日月曜日

4つの単語

ごま油、オレンジジュース、りんご、納豆。

別に検査じゃありません。
昨晩、体調を崩したカミさんから、帰りに送られてきた買い物リストです。

昨晩は、電車で思い切り寝てしまって、何とか目覚めたのが「みずほ台」(最寄り「鶴瀬」の一つ手前)。
寝ぼけてフラフラしながら、電車を降りて駅舎に入っているTOBUストアへ。
今回の話題はここから。

スーパーに入って、買い物リスト(上記4つ)を読むのだけれども、メールを閉じてごま油を探し出してみて、ふと「何探してるんだっけ?」。
また、メールを確認して「あぁ、ごま油」と思い出して探し出すのだけれども、天井の吊り表示を見ながら歩いていて、また「何探してるんだっけ?他は何だっけ?」と。

全く覚えられないんです。

おやおやおやおや??

今、pomeraに向かっていて、ごま油、オレンジジュース、りんご、納豆とさらりと書けるのに、昨晩は全く覚えられず、3回確認して一度に探すのは無理と判断し、「ごま油」「オレンジジュース」「りんご」「納豆」と一つずつ探すことに。
これっぱかを買うのに、15分もかかるという・・・

いや、今思い出せば、完全に笑い話なんですが、そればっかりじゃないのかなとも、一方で思うわけで。

認知機能が低下して、記憶障害の状態って、こういう状態なのかもしれない。
状態によって覚えられたり覚えられなかったり、いつもはできることがふとできなくなったり。

これは、イライラするし、不安になるよね。

何事でも「スキル向上」なんて言うと、ガリガリ勉強することをイメージしてしまうのだけれども、その土台として「力を発揮できる環境に身を置く」ということも大切なのだと、改めて感じました。
Iyokiyehaなら「早く寝る」でもう少し力を発揮できるのかもしれません。仕事にも少し共通することかも。

最近のこどもたち

10/7分
「最近の子どもたちは・・・」なんてよく言われるけれども、地下鉄に乗っていて微笑ましい一コマ。

銀座線の三越前あたりで乗ってきた、二人のママさん。
一人は乳児をスリングで抱えて、もう一人はベビーカーでやはり同じくらいの子を連れていました。
私の向かいに空いている座席は一つ。スリングのママさんが座ることになったので、ベビーカーのママさんは通路で立っていました。
私の目の前での出来事でしたので、pomeraで記録をバシバシ作っていたIyokiyehaが、書きものにキリをつけて電源を切るのとほぼ同時に「どうぞー」と。

おー、と思い、声のした私の3人向こうを見ると、小学生くらいの二人の女の子が席を立ってベビーカーのママさんに席を譲ろうとしてるじゃないですか。
なんだかいい光景だなぁと。

と、まぁここまでは普通のいい話なんですが、もう少し先があるんです。

「次の駅だからだいじょうぶよ~、ありがとう」とベビーカーのママさんが笑顔で返事。女の子もにっこり。
その後もう少し行ったところで、次は年輩の女性が杖をついて入ってきました。足の悪そうな女性二人と同世代くらいでなんぼかその辺は大丈夫そうな方とで計3人。

女の子たちが、すかさず「どうぞー」なんです。
すごく微笑ましい、すてきな気分になりました。足りない席の足しになればと、Iyokiyehaもpomeraをしまって、隣の車両へ移りました。

公共交通機関で出会う子どもには、正直あまりいい記憶がないのですが、まぁそれは目立つからであって、多くの子どもたちはそんなことなくて、中には今日のような清らかな気持ちの子もたくさんいるのだろうなと思ったところでした。

今日は上機嫌です。

気持ちの入れ替え101007

10/7分

ここのところ、いまいちな書き込みばかりで申し訳ありませんでした。
意外と読んでくださっている方多いのだなぁと感じています、改めてありがとうございます。

この前にアップした銀座線での一件の他、業務と関連することを業務とは別件で古巣の山梨に連絡したり、岡山でお世話になったワーカーさんからディズニーリゾートの障害者雇用に関する問い合わせがあったり・・・
業務ではいろいろ言われてしまったこともあるのですが、それは仕事だからと割り切り、「まぁいいか」と整理できつつあります。
カミさんが熱出したのも、いいタイミングで「さっさと帰ろう」と思えてしまうあたり、少しずつ余裕がでてきているのかなと。

さっさと育児休業に入りたいなぁという気持ちが、後ろ向きな気持ちから少しだけ前向きに、挑戦になりつつあります。

変えられるものと変えられないものを見極めて、前者に注力したいものです。
Iyokiyehaはご心配にはおよびませんので、どうぞご安心ください。

2010年10月7日木曜日

勤め人としてのスタンス

最近、このブログってブログ内検索ができないので、いつか書いたか書いていないことか確認できませんが。
Iyokiyehaは、働くことに関して、古風な感じでいて、古くさいことは大嫌いです。
今所属している機関も、自分のライフワークの一端が担えるからという理由で看板を利用させていただいているだけであって、組織防衛の視点は「今の職場があるかないか」くらいです。家族がいるから、明日から機構はありませんよ、と言われればちょっと困るけれども、「まぁ、何とかなるでしょう」と思っていたりします。
そもそも、障がいのある人が働きにくい世の中だから、ウチの機構の存在意義があるのであって、誰でも働きやすい世の中が到来すれば、ウチの機構なんか要らないんじゃないか、くらいに考えていたりします。

「独法改革」とか「ゼロベース」とか言う、「わけのわからない」スローガンが掲げられているから、世の中に存在と意味を証明するために数字による目標を掲げているのであって、そもそも数字のために仕事をしているわけではない、という信念でもって、高いモチベーションで仕事ができているのだろうと、自己分析をしています。

だからというわけではないけれども、管理的な立場の方とは、全く相入れないところもあるわけで、最近は、組織の内側(機構だけじゃなくて、ね)にストレッサーが多くて、なかなか集中できません。
やれどもやれども文句を言われ、その挙げ句プライベートなところまでセンシティブになられてしまうと、現場としては動きづらくて仕方がない。

それが「組織」というならば、Iyokiyehaは一生出世しないだろうし、現場にいつづけるか、地元に帰るか、ということになるでしょう。ここ数年、年始の目標に掲げてきた「仕事を辞めない」というものが、今後も掲げ続けざるを得ないことになります。
まぁ、別に現場にいつづけるのはかまわないんだけど、地元に帰るのは=今の職場を辞めてしまうということなので、それはまた別の話題。

にしても、腹が立つなぁ、いろいろ。

2010年10月4日月曜日

101004仕事帰りに・・・

とにかく仕事に追いまくられており、勤務時間中は新しいことが入り込む隙間もなくガリガリと仕事をしています。
最近は、眉間のシワがなくならないらしい。
よくないですね、自分。

来年度も、同じ持ち場にいたいという思いと、もっと暇な部署へ行きたいという思いが共存していて、何とも言いがたいところです。どちらにせよ、1~2年悩むのだろうなと思うこの頃です。

電車に乗れば、pomeraで支援記録を書いて、耳からはPodcastで情報収集する毎日。帰りの電車は、何も考えずにオーディオブックを聴いて、何とか知識量は増やしているのだけれども、圧倒的にアウトプットが減っていると思うし、特に読書量は減ってしまったと思う。

「今、一番ほしいものは?」と問われれば、「もっとできる自分」と答えたかった1~2年前とは違って、はっきりと「寝る時間」と言ってしまいそうなこの頃、やはり考える時間は明らかに減ってしまった。その分効率よく限られた情報から推測する力はついていると思うのだけれども。

帰りの池袋で、10分でもカフェに入って、周りにいろんなことをしている人がいる中で、こんな風にpomeraに向かいつつ、ちょっとしたふりかえりをする自分。
お小遣いの金額には代えられない、この上なく大切な時間なのだと思う。
そういえば、この10分間は、事務所の10分間と全く時間の流れが違うなぁ。

あ、病んでませんので、あしからず。
ちょっと自分を客観視してみました。
がんばってるな、俺(笑)

Krispy Kreme Doughnuts

池袋駅の中に、少し前にオープンしたとのことで、試してみる。
http://krispykreme.jp/index.html
(Web:クリスピー・クリーム・ドーナツ・ジャパン)
ミスタードーナツよりも、値は張るけれども、ドーナツも味付けも値段くらいの上品さで、結構おいしい。

レジのお姉さんが、きびきび明るかったので、非常に好感を持てたのだけれども、商魂というか、仕方がないというか、初めに「4つください」と言っているのに、6つ入りの箱にドーナツを入れていき、「あと2つ入りますが」と超笑顔で言われてしまい、観念しました(笑)。
これも外資系のマニュアル対応なのだろうか、とこれまたくだらないことを考えつつ、3人家族(内、一人は2歳前、一人は妊婦)で6つもドーナツを買うことになってしまった自分がなんだかかわいい奴だと思った出来事でした。

オチはありません。
結構おいしいですよ、ここのドーナツ。

喜ばしいこと、残念なこと

東京にきて、1、2位を争う「気の合う」職員さんが、転職が決まったとのこと。
前々からそうなるだろうと思っていたこともあり、素直に「おめでとうございます」なんだけども、一抹の寂しさもあり。
随分支えられて、鍛えてもらった感もありますし。

・・・とはいえ、やはり他人の人生ですから。まずは、おめでとうございます。

2010年9月29日水曜日

キャリアプランと組織の論理

ようやく人事ヒアリング、人事異動希望調書の提出が終わりました。

結論。
結果としては、自分なりの希望を盛り込んだ内容になったので、少しすっきりしました。
ただ、本音では「一任」と書いて出したいくらいの気持ちはあった、というところがあります。
このあたり、今の管理職とは考え方が全く違うので、やっぱり管理的な職員とはこれからも相入れないところがあるのだろうなぁと実感しました。
それが、いいとか悪いとかではなくて、組織に適応していくということは、こういうところで「組織の常識」に沿わないといけないこともたくさんあるのだろう、結構窮屈だなぁとも感じています。
まぁ、今に始まったことじゃないけど。

とりあえず、峠を一つ超えたところです。
今年も異動希望は出していないのですが(6年連続!)、もし異動となった時に「おや?」と思ったら、それが私の希望ですので、あしからず。
まずは今年の希望、と思って考えたものだけれども、提出してからも「結構妥当じゃん」と思うに至っております。
でも、希望が通ったら、それはそれで内側の戦いは続きそうです(笑)。

さぁ、のびのび仕事しよう!

秋です。

すっかり涼しくなり、過ごしやすくなりました。
仕事のイライラも、一旦落ち着きました。心配していただいた方、ありがとうございます。

2010年9月26日日曜日

100926雑記 言葉の習得

娘の語彙が日々増えている。
先日、「おかーしゃん」「おとーしゃん」と言うようになったのだけれども、焦っていたりとにかく呼び止めたい時などは、以前の「かっいー」「やいや」と言ったりする。

2歳前の娘なのだけれども、言葉に意味が乗ると、表出も変わるのが面白い。
例えば、「ごはん」という言葉。
「ご」→「ご」
「は」→「は」
「ん」→「ん」
「ごは」→「ごは」
「はん」→「はん」
(注:左は父親の発語、右は娘の反応。)
と言えているのに、
「ごはん」
というと、
「まんま」
という反応。

これは面白い。
「何で?」と思わされますが、これも人間の脳の仕業と考えると、2歳前の子どももすごい力を持っているなぁと、親ばか交じりで思ってしまいます。
ホント、子どもって飽きないですね。時々疲れるけど(笑)。

100926雑記 宿舎の除草作業

本日は午前中、宿舎の除草作業でした。

疲れました・・・

中腰と、素手での草抜きというのは、腰にも手にも腕にも足にもきます。

歳を感じる瞬間です。

でも、宿舎の中庭で外遊びができそうですね。喜ぶのは娘、ならいいか。

公の思考

先日、上司との「合わない」感覚を自分の中から引きずり出してからというもの、いろんなことが目について、気に食わないやら、つまらないやら、幻滅するやら。
いい意味では、上司との軋轢が「まぁ、公の組織だからしゃあないか」と思えるようになってきてはいるのだけれども、それによってとばっちりを受けるのはいかんともしがたい。

反旗を翻す時期でないことは重々承知しているし、私にも家族があるし、起業の時期でないことも、よ~く分かっているので、もうしばらくは踏みとどまってがんばっていこうと思っている。

とはいえ、管理職が二言目には「メンツ」を口に出して、「対外的な説明」のための数値を至上命題のように(念仏のように)浴びせられるのは、どうかとも思ってしまう。
数字は大切です。
行政機関である以上は、数字で物事語れなければ何の説得力も持たないことは、さすがに中堅職員でもわかっています。この点を外すつもりはありません。
ただ、それが常に「組織上部」を向いているのはどうなのかなと。
一体「誰」にアピールするのか?
もちろんここでも、私が所属する機関は所管官庁があるから、その担当部署に対して説明する必要があるのは言うまでもない。
そこに届くように、本部の言うデータを作製する、提出する、というのもわからないでもない。
ただ、現場の感覚としては、その過程(プロセス)ももちろん大切なわけで、数字に直結しない業務が、時を経て数字につながってくることが少なくないことは、感覚としてわかっていて、このことをないがしろにすることはできない。
ここまで含んだ上での「メンツ」なら、「よっしゃ、いっちょやってやるか」となるわけだけれども、残念ながら今の職場ではそこまで「伝わってこない」。
たぶん、考えているとは信じたいのだけれども、伝わってこない。
これは残念なことだと思うし、伝わってこない以上、指摘や指導は残念ながら私にも響かないものになってしまっているのではないかなと。
少なくとも、指摘は大切にして、次の高みに上るための具体的テーマにはするつもりだけれども、残念ながら、おそらく向こうが意図する成長にはならないんじゃないかと。

ここまでが、ちょっとした分析。
ここからは、愚痴も含めたお話。

先日の一件も、私が予定していた業務の日程に、偉い方(組織内)の視察がぶつかってきたというところでいろいろと悩んだわけだけれども、やはり納得はしていない。
そもそも、全員出席なら日程調整ちゃんとするか、事前に別案を立てるように伝達してもらえない上で「誰が受けた依頼か知らんけど、信じられんなぁ!」とか声を荒げられても、それは目の前にいる方への信頼が下がってしまうだけで、私には何も響きません。
その上で、職員との懇談とやらも、1時間遅れで開始。
予定時間よりも30分遅れで終了。
この拘束時間もどうかと思うし。
中身のやりとりを見て、この人なら私の上司で安心、という実感は得られたのだけれども。
後日、本部でこの懇談会のやりとりがもとでいくつかの部署での対応が求められたらしく、そのことが先日ウチにも伝えられたとのこと。
別にそこまではいいのだけれども、それを受けた管理職の対応というのもどうかと。
「そんなことを、誰が言ったんだ!」
はないだろう。
明らかに曲解が曲解を生んで、各部署に伝えられて偉い方の指示(質問?)に応えられていないということなのだから、それは話題に加わった職員をまず守れよと思うのだけれども。

そういうことに翻弄されているところを見てしまうと、何だか「公の思考」に染まってしまうことは自分をどこまでも殺していく作業なのだと感じる。
「私」と「公」という区分でいけばきっとそういうことなのだろうけれども、ロジックって万能じゃないから、現場の感覚って大事なんだと思うのだけれども。
それを取り入れようとして懇談の席を設けたということであれば、そもそも目的と手法を見直した方がいいと思ったところです。

分かる人にしか分からない書き方ですみません。
興味のある人は、行間埋めながら読んでやってください。
最近の出来事の整理です。

2010年9月24日金曜日

100924雑記 今年の健康診断も・・・

先日、健康診断の結果が返ってきました。
「オールA」です。
生活習慣病リスクもなし、その他数値も全て正常範囲内です。
昨年度よりも、だいぶよくなっていました。

今ある健康に感謝です。

2010年9月22日水曜日

雑記100922 親の呼び方

娘はこれまで、Iyokiyehaのことを「やぃや」、妻のことを「かっいー」と読んでいたのですが(理由は全くの謎)、昨晩、ふとした表紙に「おかーしゃん」「おとーしゃん」と言うようになりました。

おかあさんといっしょのCDに、「おかあさん」と何度も歌詞に出てくる歌があるのですが、最近その歌がお気に入りらしく、何度も何度もかけていたところ、歌に合わせて「おかーしゃん」といいはじめたとのこと。

イライラしがちな最近、ちょっと緩んだ一件です。

2010年9月21日火曜日

通じない=合わない

人と話をするときには、あれこれと考えて、言葉を選びながら、相手の考え方をわかろうとする段階がある。
ラジオをチューニングするように、ああでもない、こうでもないと、お互いに質問を投げ合いながら「こんな感じかな」と察し、で、本題、となる。

おおよそ、誰とどんなタイミングで話をするときにも、こういった段階はあるのだけれども、時にこのチューニングが全く効かない人がいる。
不思議なもので、全く噛み合わないんですね。こういう相談をされると、ちょっと自分のスキルにも自信がなくなる。
最近、自信をなくしてばかりです。

ここのところ、Iyokiyehaがポイントだと思っていることが、ことごとく理詰めで論駁されているのですが、そのポイントが「ごもっとも」と思うところと「何で、今、それかなぁ」と思うこととが混在していて、すごく疲れます。
自分の弱点くらいわかってるから、傷口に塩を塗らないでください。治りが悪くなる、って感じです。

そもそも、社会人だから「自分で変えられること」と「自分ではどうしても変えられないこと」があることはわかっているし、後者は、知らぬ間に周りが決めてくれる(決して甘えているだけのわけではなく、気づいたときにそこに「置かれている」だけということ)ので、自分が時間を使うべきは前者、ということになります。
後者に時間を使うのは、Iyokiyehaに言わせれば愚の骨頂なわけで、そもそも「よくわからない」ことを「わかれ」と命令されることがどれだけ無意味なことかと思うと、私の「正常な」感覚が拒絶反応を起こすわけです。

で、これを「精神的に弱い」と評されるのも、個人的には(組織的には全くわかりませんが)納得がいかないわけで。

わかる人にわかるように言っておくと、毎年この時期に管理職がやるあのヒアリングと最近職場で起こっているいくつかの「宮仕え」に関すること、対外業務における意見の相違が、全て重なってIyokiyehaのストレッサーになっています。

2010年9月20日月曜日

越えられない壁

※祝700本目の投稿!ご覧のみなさま、いつもありがとうございます(By. Iyokiyeha)


真面目な話。


所属機関に勤務して6年。
今週は、これまでにあまり感じないようにしていた組織人としての壁にモロにぶちあたっていました。
動悸がして眠りは浅くなるわ、元々の予定が調整つかずイライラして近寄りがたい雰囲気を発してしまったとか。
まぁ、とにかく「マズい」一週間でした。
ふりかえって、少し整理しておきます。
ちなみに、まだ壁を壊しても、乗り越えてもいません。

一つ確実に整理できたことは、講演会の資料(特にスライド)の作り方については、この機構にいたら一生苦労するだろうなということ。

そんなことはどうでもいいのですけれども、こういう表面化したところの根っこには、きっと組織人として一生相容れないものがあるのだろうということに気づく。

引き金になった出来事は、全くもって自分の準備不足なのだけれども、ご指導というか説教を受けながら、この「相容れないこと」に気づいてしまったので、何ともひどい有様だったのでしょう。
自分でも、ここまで自信喪失するとは思っていませんでした。
言われていること、一つ一つが響いてしまい、その場ではいくらでも切り返すところや言わなければいけないことがあったはずなのに、何も言い出せず、声も小さく途切れ途切れになっていった自分がいました。

こういう時に、研ぎ澄まされて冷静になる自分がちょっと嫌でした。
できないっぷりを指摘されて、そのまま自信喪失してしまったみたいなんだもの。
その側面があったことは、紛れもない事実なのだけれども、真相は少し違う。
この「もやもや感」が、Iyokiyehaと組織との間に確かに存在することを、きちんと確かめました。
今まで5年と少し見ないフリしてきたものが目の前に現れて、まぁどうしましょって感じです。

あと、もう一つは、ものすごく広い視野で関わってくれていたと思っていた人が、実はちょっと上を向いて仕事されているのだなということが見え隠れしたことに気づいたことも、どうかなと思うところもあり。
Iyokiyehaにとってはくだらないと思えるアピールのせいで、私に白羽の矢を立ててくださった関係者に迷惑をかけてしまう結果になってしまったことが、今でも悔やまれます。

組織人としてやっていくのであれば、踏みとどまって自分なりに越えないといけない壁かと。
もう一つ、思ったのは、組織人の自分とは違うところで活動できる基盤を今年中に作っておこうということ。
腕一本でやっていくために、どうしたらスキルと人脈を広げられるか(仕事を深さとするなら、広がりをどうとるか、というイメージ)、具体的に考えていこうと思いました。


少し真面目に考えたところです。
ちなみに、先々週くらいの頭痛は、すっかりよくなりました。小さなできものが発見されたので一安心です。

新美南吉『ごんぎつね』朗読少女(iPhoneアプリ)。

誰もが知っている、新美南吉の名作。
我々の世代では(現在30歳前後)、小学校の国語の教科書に出ていましたね。
何度も何度も音読をした覚えがあります。

いたずら狐のごんと、兵十とが織りなす、あたたかく、そして悲しいお話です。
20年ぶりくらいに、音声ファイルで聴読したのですが、胸の奥がじーんとくる感じがしました。

文学的には、解釈やら意味付けがされるのでしょうが、そういったものはとりあえず置いておいても、感情が揺さぶられる名作の一つだと思います。
無料のPodcastも公開されている(ふぁんた時間)ので、よかったらこれを機にいかがですか?
http://fantajikan.tea-nifty.com/blog/
(Web:ふぁんた時間)

2010年9月18日土曜日

セクシーカウンセラー

どうでもいいことなんですが。
最近、人前で話すときに、自分の声が気になってました。
声は普段人間の体内に反響して聞こえるので、自分にとっては他の人が聞くよりも高く聞こえるらしいです。

先日、「安住紳一郎の日曜天国」のPODCASTを聞いていたときに、安住アナと中沢アナがそれぞれ「セクシー係長」「セクシーアシスタント」を名乗り、いいヘッドフォンを使うと自分の声が聞こえるとのこと。
http://www.tbs.co.jp/radio/nichiten/index-j.html
(WEB:安住紳一郎の日曜天国(TBS RADIO))
話題はネタに過ぎないのですが、やはり少し変わるものですね。

そんなことを思いだし、最近講演の機会に、片耳だけ耳栓をつけてしゃべってみています。声が低くなっているかどうかはよくわからないのですが、それでも自分の声が高くなりすぎないよう気をつけられるようになりました。

こんなこともやってみるバカなIyokiyehaでした・・・(笑)

実際の効果の程はいかに?
周りの人に判断してもらいましょう。
しばらく続けてみます。

2010年9月15日水曜日

感情と理性

普段落ち着いている人が、珍しく感情的になっているところを目の当たりにすると、どんどん冷静になってしまいます。
「仕事として」「職制として」どうなのかなと考え始めると、ちょっとやり過ぎかな、と思いつつも、Iyokiyehaが本当に言いたいことをぶちまけてくれるので、ありがたいなぁと思いつつ、口では「まぁまぁ」と。
相手の質問に答えていないことはわかっていても、敢えて口を挟まず、相手の出方を冷静に観察していました。

冷静になったときのIyokiyehaは、結局「変えられるもの・こと」と「変わらないもの・こと」を峻別して、前者にしかアプローチしません。
落としどころを常に探してしまうあたり、仕事では結構「長いものに巻かれる」人間なんだなと、ふりかえって改めて実感したところです。

2010年9月14日火曜日

堀江貴文『拝金』iPhoneアプリ版(徳間書店)2010年。

株式会社ライブドア元社長堀江氏による、初の小説。
時代の寵児として祭り上げられ、失脚(?)を余儀なくされた堀江氏の自らの経験も踏まえたと思われる読み物。

あるフリーターが、起業をきっかけにセレブへの道を駆けあがっていく様子が、実際の手法を紹介しつつ、読み物になっている。
読み物としての「読ませ方」「疾走感」が感じられる作品で、読んでいて非常に心地いい。
6~7年前に、各マスコミが一斉に堀江氏を取り上げ、その言説を巧みに切り出し、マスコミ上で「堀江像」を作り上げていったことと、堀江氏が自身の著書で紹介していた持論に差が生じていた様子と、小説の中で主人公が置かれた状況とが、ノンフィクションとフィクションを行き来しつつ進んでいく小説のようにも思えた。

Iyokiyehaは個人的に堀江氏のファンだということもあり、非常におもしろく読ませてもらいました。
マスコミが作り出す虚像というものを強く意識させられる小説であるとともに、多彩な才能を縦横無尽に発揮している堀江氏の一つの試みとしても、また先が楽しみな作品でした。
最近読んでいる文学作品とは全く違う雰囲気だけれども、現代の雰囲気を感じさせられる読み物です。


おすすめ度:★★★★☆(堀江氏に少しでも興味がある人にはおすすめ)

2010年9月11日土曜日

秩父旅行

木曜日からお休みをもらって、秩父方面へ一泊旅行にでかけてきました。
一年に一回くらいは、県内旅行をしようと決めたのが2年前。
今回で3回目です。
今年は秩父の長瀞近辺へ。

毎年そうなのですが、特に観光地巡りをするわけでもなく、広い風呂とおいしい食事をキーワードにだらだら旅行になっています。

とはいっても、さすがに3回目ともなると要領もわかってきて、少しは近所を回ろうと、事前調査した場所にトライ。
http://www.pref.saitama.lg.jp/soshiki/k30/
(秩父高原牧場 彩の国ふれあい牧場)

すごく狭い田舎道、山道をぐねぐねと抜けて牧場へ。
途中、娘が車中でものすごい声で泣くので、おかしいとは思いましたが・・・
牧場について「大きいほう」をしました。
県営の施設とはいえ、思い通りのベビーベッド(おむつ替え台)がなく、焦る夫婦。
施設内は、平日のため職員も少なく、清掃員がところ狭しと作業する中で、せっせと「くだり気味の大」を処理してきました。
結局、展示(牛とか羊)の入れ替えの時期らしく、常設展示(牛の剥製。肉の部位のボタンを押すとその部位が光る)に娘がビビり、早々と退散。
標高400mくらいのところで、「娘の落し物処理」をして下山してきました。

ホテルは、これまた別の山のほぼてっぺんにある「いこいの村ホテル美の山」。
http://www.ikoinomura-minoyama.jp/
大浴場と食事で満足して、だらだらしておりました。
周りに何もないこともあって、風呂に3回(朝風呂含む)入ってきました。
どくだみ風呂というのがウリなのですが、山梨在住時代に庭で格闘したあの臭は全くせず、ポカポカと身体が温まるいい湯でした。
サウナもあって、Iyokiyeha的には大満足でした。

翌日は、宿泊プランについていたぶどう狩りへ。
娘は子どもの例にもれず、果物大好き。
ぶどうは、大粒のものだったので、皮を剥く必要があり、父親はひたすら皮むき。
娘は「早くしろ」といわんばかりに「まいっ、まいっ」と食べまくる。
その姿がまたおかしくて、ひたすら皮むき。。。
30分という絶妙な時間もよく、ちょうど満足したころに時間になりました。

いろいろあったけれども、のんびり楽しい旅行でした。
昨年は、まだ娘がつたい歩きをするくらいのところで、部屋の座椅子を部屋中押して歩いていたなぁと、しみじみ。
一年のふりかえりにもなった、いい休日でした。

芥川龍之介『羅生門』青空文庫・朗読少女(iPhoneアプリ)原作は1915年。

芥川龍之介の名作。
学生の頃から、名前は知っていたけれども、読んでみる(朗読を聴いてみる)のは今回が初めてでした。
下人と老婆との短いやりとりの中で、下人に芽生えた「行動」。
人間の業とでも言うのでしょうか。
人間の本性の一部分を、短い言葉で見事に切り取っている作品です。

オーディオブックを利用するようになって、書籍を耳で楽しむことには慣れてきたが、小説はというと、まだそれほどこなしているわけではありません。
こういう短編がいいですね。
解説など読んでいないので、解釈など一般的な読み方があるのかもしれないけれども、人間の本性を、それほど難しくない言葉で、それも短い表現の中に表していく手法は、芥川小説の特徴なのかとも思ったりして。
本書は、「利己心」というか、自らのためなら他人を犠牲にすることを厭わない気持ちと行動の芽生えを表しているように思えました。

柔軟さと仕事量

所属機関において、その性格からはかなり柔軟に物事を考えて仕事をしているつもりです。
それによって、人-人で仕事をもらったりできるようになった最近ですが、柔軟になればなるほど、面倒な仕事が舞い込んでくることもしばしば。
今の所属ラインは、そのあたり「みんなでやっていこう」というとても前向きな雰囲気があるので、持ちつ持たれつ、仕事はとてもやりやすいのだけれども、自分で自分の首を締めているような気も一方でしていたり。

とはいえ、そんなところに置かれた自分も「嫌いじゃない」わけで。

「できないを言わない」ことは、これまでも自然にやってきたことかもしれないけれど、公言して自らに課していくのも悪くないかも。
前向きに、できるだけ回転数を早く、足は軽く、焦らず、冷静に、熱く、いたいものです。

2010年9月7日火曜日

頭痛?

昨日の朝から、後頭部左側に違和感がある。
なまじ勉強なんかしていると「そういや、こないだ手がしびれていたなぁ」とか「外傷がないのも変だなぁ」と、脳血管障害の可能性を疑って怖くなってしまうところですが、Webで調べる限りは、まぁ、とりあえず大丈夫だろうという結論に達する。
とはいえ、家庭を守る身ですから、今週たまたまとっていた年休の木曜日に病院でもいってくるとします。
何事もなければそれでよし。

それにしても、こういうときに、さっと病院に行けないのが、私を含めた日本のサラリーマンの現状なんだろうなと。
Iyokiyehaは、仕事も好きですが、その他も好き、特に家族は大事な人種ですから、年休はできるだけとるスタンスなんですが、何かの担当者としての肩書きが、そういったときの初動を遅らせる。
気づいていても、手が出せないという現状があるような気がしました。

健康第一。
なくしてわかる、親と健康とセロテープ(注:東海道新幹線「三河安城」線路北側に注目)、なんて言われますが、健康って普段はその「大事さ」になかなか気づかないものですね。
ガタがきている状態も、少しずつメンテナンスしていかないといかんと思った出来事でした。

2010年9月6日月曜日

100904雑記 あるスーパーでのできごと

地元では、結構有名らしいふじみ野駅近くのスーパー「トップ」。
先日初めて買い物に行って、生物の品ぞろえが豊富で買い物でも楽しいということを知り、夕方買い物へ。

店内で、何かアナウンス。どうやら18時からタイムサービスがあるらしい。
向こうを見れば、鮮魚売場に人だかりが。
娘を連れていくのもどうかと思ったので、Iyokiyehaが一人で向かう。
フリーザーケースを取り巻くように人だかりができており、隙間から刺身やら寿司やらがのぞいている。
それにしても、隙間なく人だかりができているため、一歩引いて待つ。
いいものがあれば、一旦人がはけたら1パックくらい試してみようかと。

沈黙。。。
どうやら、18時ちょうどに合図があるらしい。


チリンチリン


と店員さんのハンドベルが鳴った瞬間、
「どっ」
という低い音とともに、人だかりの高さが一瞬にして低くなる。
待ち時間には、隙間からすこしだけ見えていたフリーザーケースの中身も、一瞬にして「人が埋めた」感じです。

びっくりしました。

一人暮らししていた頃、好きでアメフトをよく見ていたのだけれども、アメフトのラインの攻防って、大男がこういうことをやっているのかもしれないなと。
ボールがスナップされた瞬間に動きだし、敵陣深いところのディフェンスはとにかく隙間を埋めていく。

なんだか、そんなことを思い出したのと、本気で一歩後ずさってしまった件でした。

スーパーのタイムサービスって一瞬で、結構怖いですね。

100906仕事 発達障害の方の例え話

仕事で接する機会のあるアスペルガー症候群の方から聞いた例え話が、何となく腑に落ちたので、ご紹介。

環境の変化に対する、心象の変化について。

東京で降る雪は、凍る寸前の温度で凍っているので、ちょっとした気温の変化で溶けてしまう。
このことは、自分(その方)の環境変化への脆弱性に似たところがある。
すなわち、みんなが雪景色だと思っている(安定しているように見える)ところで、気温がほんの少し上がる(他の人には「変化」と認識されない、または「軽微な変化」とおもわれること)ことによって、雪は溶けてしまう(今までのように安定した状態はなくなってしまう)。

自分はこんな感じだと語ってくれました。
人によるところはあると思いますが、結構わかりやすい例え話だと思ったので、メモしてみました。

2010年9月2日木曜日

100902雑記 疲れている人この指とまれ

ここのところ、持ち帰りの仕事に全く手がつかず、パソコンの前で寝てしまうこともしばしば。
強烈に疲れているのだろうなぁ。

睡眠時間も2ヶ月前よりずっとマシだけど、6時間/日には少し足りない。このあたりかもしれない。
「明日までに!」という仕事がないことも手伝っているのだろうか。

ともあれ、少し疲れ気味です。

2010年9月1日水曜日

家族と仕事をフロー状態 Home, work and "Flow"

仕事でいろいろあるけれど、やはり自宅が落ち着く。
超過勤務の時間を削って、少しだけ仕事を持ち帰るようになって、そろそろ1ヶ月。
娘を風呂に入れて、食事をすると、まず間違いなく眠くなってしまうのだが、それもまたいい意味であきらめがつきます。
事務所でやる仕事、持ち帰る仕事を分類する力はあがっているだろうし、プレゼン資料なんかは、端から自宅で構想することにすれば、短時間でできてしまう。

全体として効率がよくなっている実感があります。
20時台に帰宅できるようになっているのだけれども、仕事が残っている感、は今までとあまり変わらない。ということは、早く帰れるようになった分だけ得と考えるか、効率がよくなっているか、そもそもやらなくてもいい仕事をしていたのか、というあたりに落ち着く。

まだ読んでいないけれども「ノマドワーキング」の発想って大事だと思います。どこでも仕事をできる環境を整える、場所の特性にあった作業をする、など、時間が限られているのは万人に共通しているわけですから、その分効率のいい時間の割合を増やす、という発想が大切なのだろう。
そのことを「フロー Flow」と説明している書籍の要約を耳にしました(音声ファイルです)。これも参考になるかも。
Twitterで少しつぶやいてみましたが、私の英語力は低いので、みなさまに伝わるかどうかは・・・まぁ、興味があれば。

2010年8月31日火曜日

雑記100831 何でもあり

8月最後の日。
今年の夏は、できるだけ年休を使ってなるべく体力を温存しつつ勤務してきたわけですが、最後に少しバテがきてしまったようです。
ひどいわけではなく、痛みも吐き気もないですが、胃の「なんとなくだるい」状態がここ数日続いています。

今年は9月、10月も残暑が厳しいとのこと。
私が学生の頃にも猛暑の夏があり、その年は環境活動していた人たちが軒並み「温暖化だ」と言っていたのを思い出します。
渦中にいたIyokiyehaですが、当時から少し世の中斜に構えてみていた節があり「これっぱかで、なにが温暖化だ?」と考えていたことを思い出します。
今ふりかえっても、それが正しかったのか、間違っていたのかはわかりません。論理的には地球温暖化のデータには客観性に乏しいところもあるそうですが、だからといって環境問題は無視していいとは思っていません。
日本の企業の取り組みには、目を見張るものもあるわけですし、そういったものを無視するのも変なわけで。

何事も原理主義に陥ってはいけない、ということを、Iyokiyehaは奇しくも9・11で学んだのですが、全く同じことが何にでも言えると思うこの頃。
環境活動だけじゃなく、職業リハビリテーションだって、企業活動だって。
信念もって、内発的な取り組みだったら、何だっていいじゃないと思います。

通勤電車で少しだけ自由に書いてみました。
とりとめないですが。

2010年8月30日月曜日

雑記100830 娘の成長

Iyokiyehaに似たのか、子ども全体がそうなのか、両方のような気もするが、とにかく家の外へ行きたがる娘。
「ぶー、ぶー」(車に乗りたい)
「ごー、ごー」(自転車に乗りたい 注:Iyokiyehaが自転車に娘を乗せて買い物やお散歩に行くときに「ゴー、ゴー」と言っているのを受けていると思われる)

Iyokiyehaの木刀素振りは、今や週1回になってしまっており、ジョギングも週1回できるかできないか、になっています。
もう少し大きくなったら、一緒に遊びに出て、ボール遊びとかできるかな。

先週、
「かっい、てって、ない(おかあさん、手が見えない)」の三語文を紹介したのですが、まぁ、語彙は増える増える。
「の、あう」(大きい方しました 注:大きい方のおむつを代える時に、Iyokiyehaが「のぅ」と言っていたら、それ以来「の」「の」とまねするようになりました)
「まんげっちゅ」(いただきます)
「まんぎっちゅ」(人形のくまを指す)
「ぷー、ねんね」(ぷーさんが転がっている時)
「くーしゃーい」(臭い、そのままです)
など、まぁ様々。
娘なりの理解の仕方が笑えるのですが、適当に相手をしてあげると、一日中しゃべっています。

カミさんも、楽しみつつ一日ずっと一緒だと疲れるだろうなと察する週末でした。
Iyokiyehaも少し疲れています。まぁ、文句なしにおもしろいからいいんだけど。

雑記100830 夏バテ

週末、金曜日の晩くらいから胃の調子が悪く、下痢はないのだけれども、冷や汗と腹痛に悩まされた。
土曜日、日曜日には、気圧の変化(?)もあり、どうもだるく、どこにも行かない巣篭もり週末でした。

夏バテ知らずくらいの体力があると思っていたけれども、そうでもないなぁ。
やっぱり、週1回の軽い運動じゃ、世間一般の31歳と体力的には変わらないよなぁ、と実感したところです。
正露丸の効きがよく、今日は何とかすっきり感のある出勤になりました。よく食べて、よく寝て、仕事は無理せず、外回りは気をつけて、回復に努めたいところです。

宮仕え(中間報告)

イライラの根を探ってみると、「開口一番、否定的で消極的な言葉が聞かれ、その後でくどくど長時間に渡りできない理由を並べた」その人に矛先が向いていることに気づく。

確認、批判、議論、大いに結構です。
「やるか、やらないか」の段階であれば、その上で「やらない方がいい」という結論になるのは、ある程度仕方がないこと。
物事の優先順位があることは、Iyokiyehaだってわかっています。
今回それが、Iyokiyehaの胃が痛くなるほどの極度のイライラに至ったのは、まさにこの点にあるのだと思う。
すなわち、わざわざ公のルートが動いて「やる」ことに決まったことについて、あれやこれやと「やる気のない」「やりたくない」発言を繰り返し、その中で「こちらの依頼に無理がある」くらいの結論を導いたことに対する怒りなのだろう。

東京勤務でなかったら「じゃあ、いいです」の一言で終わっているだろうなぁ。

改めて、仕事の現場って「人と人」が重要だと思うに至った出来事です。
岡山でも山梨でも、「ゆくゆくは組織間のつながりへ・・・」とこだわってやってきたのだけれども、もうそんなこと考えるのは止めにします。
宮仕えに徹するところは徹することにして、後は看板背負った「人と人」のつながりで十分だというところに至った次第です。
できる上司や先輩を見極めて教えを請い、言った方がいいことは言って、後輩に伝えて、という地道な努力を積み重ねることだけが、組織の力を強めるのだと思うに至りました。

回りくどく言いましたが、要は「使えない人は、使わない」ということです。以上。

この件は、終わったらきちんと総括します。

2010年8月27日金曜日

雑記100826 一夜明けて(宮仕え)

やっぱりイライラが募っているIyokiyehaです。
なんだかなぁ。。。

眠りも浅くなり、すっきりしない朝です。
今日も一日がんばって、土曜・日曜を楽しもうっと。

雑記100826 宮仕え

案件を一つ抱えておりまして。
同じ組織だけれども(だと思っていたのだけれども)、設立目的も位置づけもちょっと異なるある機関とのやりとりの窓口をしておるのですが、これがまた「個人的には」面倒くさく、結構イライラさせられます。

元々、人-人でやりとりして形にしようと考えていたものが、組織ー組織のやりとりとなり、管理職を巻き込んだ間接的なやりとりになってしまったところが、そもそもの発端なのだけれども。

話が変わっていき、元々スピーカーをお願いしていた人にごめんなさいをせざるを得なくなり、お互いの窓口同士でやりとりせよということなのに、ねぇ。

まぁ、個人攻撃にも近いこと書きますが、先方の窓口がまた個人的にツボ(悪い方に)な方でして。
いわゆる「できない理由を探す」タイプの方です。

久々に、なんだかわけのわからないことに直面して、混乱の中で仕事しています。
こんな中で、Iyokiyeha自身が自分を組織とつないでおくために一つだけ自分に課したことは、この件で上司には矛先を向けまいということです。
いい機会なので、宮仕えの現実をまじまじと見つめることにします。元々NPOにいた人間なので、この手のまわりくどさ、面倒くささには、ほとほとうんざりしているのですが、そこから学び取れるものは何なのかということを、感じ取ってみようと思います。悪口はそれからでもいいかなと。

後日報、どんな内容になるか自分でもわかりません。ご期待(?)ください。

2010年8月26日木曜日

雑記100825 朝のおつとめ

朝から一仕事

Iyokiyehaの起床時間に遅れること30分。
私が日経Web刊をチェックしながら朝食をとっていると、モゾモゾと起きあがってくる娘。
もじゃもじゃ頭に二重瞼でのそっと起きあがって、ぼーっとして、微笑。
一連の動作も面白い。

ここのところ、寝汗がすごいのでIyokiyehaのシャワーに合わせて簡単にシャワーを浴びさせるんですが、まぁ出勤前のIyokiyehaの気なんか知らないと、風呂場で遊ぼうとして、頭にシャワーをかけられて泣く、といった一連のサイクルになっている。
これもまた面白い。

シャワー直前に大便をして、シャワーと一緒に処理する。これもまた・・・(笑)

朝からいろいろありますね。
そんな毎日も嫌いじゃないIyokiyehaです。

2010年8月24日火曜日

雑記100824 pomeraの使い勝手

この書き込みにも使っているのですが、先日購入したこのpomera。結構重宝しています。
起動と終了がとにかく速く、キーボードの反応がいいので、電車で座れると、その時点からテキストファイルが作成できます。
終了が速いのもポイントで、たとえば通勤の行きの電車で山手線鶯谷を過ぎて、更にパチパチやっていても、上野のホームが見えたら保存して電源を切っても、pomeraを鞄に入れてまだ余裕がある。
テキストファイル作成に特化したコンセプト商品だから、実際の使い勝手はどうかと、少し心配していたのですが、評判通りのいい使い勝手で非常に満足しています。
持ち帰り仕事の一部も、電車の中でできてしまうこともしばしば。最寄り駅のマクドナルドで10分あれば、事務所だとなんだかんだで数十分かかる仕事もできてしまう。
Iyokiyehaはキーボード世代ですから、やっぱりタイピングが快適です。携帯で長文は作れません。

いい買い物でした。

2010年8月23日月曜日

弘兼憲史『気にするな』新潮新書、2010年。

「島耕作」シリーズ、「黄昏流星群」の作者弘兼氏によるエッセイ集。
生い立ちや、その時々の時代背景、それぞれの時点での考え方や、現在の主張など、氏の漫画から透けて見えそうなことを、文書できちんとまとめられている。

なるほどなぁ、と、Iyokiyehaには素直にすっとしみこんでくるような内容でした。
同時に、Iyokiyehaも思考はもっと自由でもいいのかもしれない、と思いました。
敢えて飛び込んだ「宮仕え」の世界、企業の世界、そして福祉の世界。
どれも初めてで、必死でなじもうとする一方で、「何か」に縛られるような窮屈感も感じつつ、それでも「まぁいいや」と流していることが、結構あるんじゃないかと、振り返って思ったところです。

言いたいことばかりを言うだけじゃ、誰の賛同も得られないけど、現状を自分なりに分析して考えて、どうしたいかを伝えていくというシンプルなことが、意外なところで阻害されていたり、本来やらなければいけないことに気づいていなかったり。

そんなことが確実に存在しているだろうということに気づかされた一冊でした。

鯨は捨てるところが全くない、という例え話を人生に重ね合わせてみたり、細かいことは気にせず前向きに、といった弘兼氏の心構えについては、あたりまえだけど何事にも代え難い大切な心構えだと思いました。
とりあえず、細かいことは気にせず、朝のレディネスと晩の振り返りを大切に、何事にも挑戦していこうと思います。

おすすめ度:★★★★☆

雑記100823 入店研修

某百貨店に入っている店舗で支援活動を実施するにあたり、「入店研修」なるものを課せられ、本日参加する。
お店で働く社員さん、アルバイトさん含め、別件で訪問機会のある私のような人まで、様々な方が集まり集合研修を実施する機会に参加した。

特に目新しい内容はなかったのだけれども、標準的な内容をきちんと確認する場が準備段階で用意されているという、当たり前の事実に気づく。
本来、業務に関する研修って、こういうものだよなぁと。

先日の愚痴とあわせると、ぐだぐだしそうなので、敢えて関連づけしませんが、まぁ、そういうことです。

この手の研修は、Iyokiyehaにとって未体験ゾーンでした、という話です。

雑記100822 娘の成長

娘は毎日新しい言葉を使うようになっている。
三語文か?と思ったのは、妻が布団のシーツをつけているときに、
・かっい、てって、ないない
(おかあさんの、手が、ないよ)
Iyokiyehaが靴を磨いていて「ないない」の後で、ぱっと手を出すと、
・やぃや、てって、あゆ
(おとうさんの、手が、ある)

と一言。

思わず「おー」と思ってしまった。

時期的に「所有者」にこだわるとのこと。
Iyokiyehaのコップを指さしては「やぃや!」、妻の携帯を指さしては「かっい!」とひたすら叫び続ける。
それもまた、おもしろい。

歌に併せて踊るのがまた楽しいらしく、YouTubeにアップされている、おかあさんといっしょの歌の映像、コンサートの映像を見せると、木製のおもちゃをマイクに見立ててくるくると回ったりポーズをとってみたり。

本当に成長を見るのが飽きないこの頃です。というか、一緒になって歌のお兄さんばりに振り付け付きで踊るのが楽しかったりするんですがね(笑)。

雑記100822

猛暑再び。
ひどく暑い週末でした。
みなさま、体調など崩されていないでしょうか?

Iyokiyheaのこの週末は、ちょこっと仕事で、後は大体家のことをやったり、買い物なんかに出かけたり。
妻が身重なので、米とか飲料などの重いものの買い物は、もっぱら週末です。

家事のお手伝いなんかもするのですが、結構疲れますね。
世の中には主婦を「楽」だと評したり、金銭的に換算したりと、様々な試みをする方がおられますが、まぁ「資本主義の権化め」と思ってしまいます。
CMじゃないけれども、Pricelessな価値ってあるわけで、主婦による家事労働ってのは、まさにこういうものではないのかと思うところです。

別に軽視しているつもりは全くなく、いつも「感謝、感謝」なのだけれども、もっとわかるように伝えてあげないといけませんね。

雑記100822 使えない人

敢えて詳しく書かない方がいいとは思うのだけれども、やはり気になってしまうので、一稿。

悪気なく、真剣に検討違いのことを言っている人に、どうアプローチしたものか、適当に悩んでいるIyokiyehaがいます。
自己肯定感が低く、人からの肯定的な言葉かけにも「そんなことはない」とはねのけてしまうクライアントに「周りの人の評価は高いですよ」としか言えない支援者の支援スキルはいかほどか?と問うた時に、さてどう答えるか。

個人的には「もっと、考えてモノを言え」「肯定的に捉えられないのが傾向なんだから、もっと他の言い方考えなさいよ」「本気で言ってるなら、向いていないですよ」と、喉の手前までこみ上げてきているが、理性がそれを制してくれる。
結果として、Iyokiyehaのケースの担当にはできるだけつけないようにするのですが。

はっきり言って、喧嘩して、飛び出していってもらえれば、一番いいのかもしれないけれども、それはせずに、同席しているIyokiyehaが主役にならないように話の主導権を握るという行動にでてしまう。
大人といわれればそうかもしれないし、問題を先送りしていると言われれば、それもまた正しいかもしれない。
結局、学生の時に大人の中で発言する場におかれて身につけたスキルがこんな形で役に立っているわけだが、時々「どうなんだろう」と考えてしまう。

公的機関の裏側かもしれませんね。
使えない人を、解雇も教育もできず使わざるをえない組織。
それじゃ、周りから何を言われてもしょうがないですね。

2010年8月18日水曜日

雑記100818 pomera

pomeraなるものを購入してみました。
このところ、職場のIyokiyehaが所属する業務ラインが「勝手に」宣言している「超過勤務縮減キャンペーン(仮称)」の一環で、Iyokiyehaなりにノマドワーキングの実践として隙間時間の活用と、仕事の選択・集中を実現するための工夫の一環です。

いろいろ試行錯誤している途中なので、取り組みはおいおい紹介していきますが、結局のところ「減らない業務量をどう捌くか」というところです。
・必要ないことはやらない
・フットワークが少し重くなることは「(あなたの)希望に添えないかもしれない」という文脈で交渉する
・頭を下げれば済むことは、さっさと頭を下げてしまう
・事務作業はできるだけ邪魔されないところでやる
といったところです。
具体的には、
・単純な事務作業は持ち帰ってやる
・じっくり作成する資料のドラフトも持ち帰ってやる
・電話とメールと直接伝達を使い分ける
というところで調整中です。

そこで登場したのが、pomera。
すぐ起動して、テキストデータを即座に作ることができるので、支援経過のメモなどに大活躍。
電車での移動時間が、そのまま仕事時間に変わってしまいます。
食後にさっとメモするとか、結構使い勝手がいいです。
インターネットに接続「できない」ってのも、場所を選ばないのでいいですね。
結構重宝しそうです。

また、途中経過をお知らせします。

Diary100818

It's hot today.
I had to go to Asakusa(Komagata).
There was a lot of people at Asakusa St.

When today's my task was finished,I ate lunch.
Today's my lunch was Tororojiru.
It's very delicious.

I'm not feeling like getting back to the office heat.
But I walked half an hour.
I went back my offce at 1.
I'm very tired now.

雑記100818 炎天下

暑い日が続きますが、みなさん体調崩されていないですか?
Iyokiyehaは、
暑い→汗を大量にかく→水分をとる→更に汗をかく→更に水分をとる→お腹の調子が悪くなる・・・
という、完全に悪循環に陥っています。

外回りで、ふらふらとしてしまうこともしばしば。
これが熱中症の初期段階だなと、コンビニでポカリ購入、とパターン化しています。

普段「支援者」を名乗っているのに、一体どちらが支援されているのだろうと、考えてしまうこともしばしば。

オチのない雑記ですが、みなさまご自愛ください。

浅草むぎとろ

浅草方面の仕事があり、炎天下の中ふらふらと歩いていた時に見つけたお店。
観光客なんかも利用するらしく、宴会場もあるみたいですね。

お昼のメニューに「むぎとろバイキング」というのがあり、1,000円で麦飯ととろろ、ちょっとした日替わりおかずが好きなだけ食べられるというお店。
ランチ1,000円をどう考えるか、というところがあるわけですが、とろろをお腹いっぱい食べて1,000円なら、Iyokiyehaとしては満足です。
おかずの野菜も無農薬で、女将が軽井沢でとってくるとか。

麦飯が、蒸しているのか、においとか食べにくさがなく、すっとお腹に入ってくる感じです。
とろろも、いいものかどうかを見分ける舌をIyokiyehaは持っていないのだけれども、だし汁できちんとのばしてあって、食べごたえありです。
素直においしいランチでした。


DATA
東京都台東区雷門2-2-4
TEL: 03-3842-1066
年中無休・11:00~21:00
最寄り駅:東京メトロ銀座線浅草駅、都営浅草線浅草駅

2010年8月10日火曜日

緊急フォーラムへ参加してきました

最近、その活動に注目しているFJことFathering Japanによる「産後うつ」をテーマとした緊急フォーラムが開催されるということで、仕事帰りに参加してきました。

意外と知らない「産後うつ」。
一応、専門家ですので、そういう症状があるということは知っていましたが、まさかまさか、こんな現状だったとは・・・と、目からウロコの2時間半でした。

詳細は、Twitterの実況中継ばりに記載したメモ(以下の投稿)にゆずるとして、要約するとこんな感じかと。
1.その数。「産後うつ」の診断を受ける人は、出産後の女性の内10人に1人と言われている。
2.しかし、診断されない10人中9人のうち、8人くらいは「自分ではコントロールできない感覚」を経験している。
3.日本には「産後ケア」の専門家がいない。知見も蓄積されていない。伝えられる機会がない。

という現状と、

4.当事者(経験者)が統計よりも圧倒的に多いことの理由には、「できない」がいえない風潮も影響している。
5.子育て世代間ギャップもストレスの一因になることがある。身内のケアがあればいいというものではない。
6.産後うつ予防のためには、しくみとしての行政的な支援だけでなく、民間専門家の知恵や知識を戦略的に束ねていくことも大切。
7.「一般的な」母性(、父性)の押し付けは、ストレス以外の何者でもない。夫婦による「母性」「父性」を、その夫婦なりに創っていくことが大切である。

といった課題が提示されていたように思います。

いろいろと感じたこともあり、興奮して目がさえてしまったため、本日は少し寝不足気味ですが、一専門家としても、一個人としても、非常に有意義な時間でした。

NPO法人 Fathering Japan
http://www.fathering.jp/index.html
さんきゅーパパプロジェクト
http://www.fathering.jp/sankyu/index.html

1:父親たちで考える“産後うつ”問題~ママを産後うつから守る!パパはママの最強サポーター~

○父親たちで考える「産後うつ」問題
2010年8月9日 18:30~ @文京区民センター

1.産後うつを正しく知る 宗田聡氏(パークサイド広尾レディスクリニック院長)
・従来(10年くらい前まで)は、取り上げられることがほとんどなかった(若手医師の仕事だった)
・誰でもなる(うつ病と同じ)
・なりやすい人がいる(傾向あり:真面目、一生懸命、几帳面など)
・診てもらえる場所がない(小児科では出産後の女性の相談にはあまりのってもらえない、精神科では精神疾患専門だったりする)
・女性にとっては、一生、身体と心が密接に関係する
・一人目の出産で何事もなくても、二人目の出産時になることもある
・同様に、三人目の出産で始めて産後うつになることもある
・産後うつの女性と会う機会がない(意外と産婦人科の医師に)
・産婦人科医は、普通母親にあまり興味がない
・小児科医も同様
・母親が相談できるところが少ない
・近年では、地域の保健師さんの訪問などあり
・保健師さんの訪問は、100%とはいかないが、75%くらいフォローしている
・実際に「産後うつ」で困った人が、どこで、誰にひっぱってもらうのかが課題
・相談機関はどこだ?(保健所?産婦人科医?精神科医?「専門医の相談」を促されているのだけれども、実際には「産後うつ」の専門家はいない。「専門医」が曲者)
・産婦人科には、不妊治療、未熟児のスペシャリストは配置されているが、「産後うつ」が抜けている。
・1ヶ月検診のスクリーニングやフォローの体制がない。
・少し異常があると、精神科医を紹介する体制はあるが、重篤であればすぐに診てもらえる。
・服薬治療にはいくつかハードルがある(授乳、体調含む)
・うつ病治療は、薬物治療とカウンセリングがエビデンスあり
・精神科医は薬物治療がメインとなっているのが現状
・産後うつの場合は、少しずつ悪くなっていく。精神科を促された時には軽微なことも少なくない。
・軽微な場合は、簡単に済まされてしまう。軽微でない場合はすぐに服薬治療を検討されてしまう
・精神科医にも「産後うつ」の専門医はいない
・日本の場合は、基本的に身内の(精神)疾患は隠す
・家族でも意外とわからないもの(夫婦のコミュニケーションを含む周囲の支えが大事)
・「産後うつ」が知られることにより、正しい治療を受けられる人がいる
・一方で、他の体調不良を「産後うつ」としてしまうことにより、正しい治療が受けられなくなることの危惧あり

2:父親たちで考える“産後うつ”問題~ママを産後うつから守る!パパはママの最強サポーター~

第1部 体験者の方の声を聞く
○吉田紫磨子(マドレボニータ:当事者)
・8年前の出産時の体験
・助産院(中野区:松ヶ丘)で出産
・妊娠・出産オタク(安産のためなら死ねる??)
・出産をゴールに、すごくがんばった(5時間/日のウォーキングなど)
・安産(1時間くらいで)
・頭がハイテンションで、みんなに電話したかったし、布おむつを使ったり。
・退院した日にベビーマッサージをはじめるなど「ハイテンション」だった
・産後ハイ(3ヶ月くらい)→産後うつ(4ヶ月目くらいから)→半年程度うつ
・産後ハイの状態は、出産がゴール、身体のダメージに気づかず、里帰り、出歩くこともあった、引越し、
・頭だけカッカカッカしていた
・人の言うことにいちいちカチンときたりした
・夜中に外出し出歩くこともあった(100mくらいで疲れを感じ帰ってきた)
・夫は・・・仕事が大変
・育児休暇などなく、週末(土日曜)休んだだけ
・(後で聞いた話だが)仲間から「暇でしょ?飲みに行こう」と言われていた
・ほとんど午前様
・仕事に邁進
・2ヶ月目に引越し
・その後産後うつ(2002年8月~11月)
・引越しの日に高熱を出して、何もできなかった
・起きられない、着替えられない、嘔吐、パニック、涙がとまらない、しゃべれない、夫に攻撃的な言葉、抱っこが苦痛
・自分の嘔吐を眺めてしまっていた(子どものおむつでも大変なのに、誰が片付けるんだ?とぶつぶつ)
・手足がしびれるようになって、着替えられない
・精神的にまずい、と感じるようになった
・精神科にかかろうとしたが、母乳育児に命をかけていたので薬はどうかとも思った
・それでも病院を探そうとタウンページを持つが、重くて持ち上げられなかった
・夫にいろいろ話したいことはあるのに、帰宅してくると「何を今更」と思ってしまった
・「死にたい」感情が生まれてくる
・きれいなマンションに引っ越していたが、空気の悪さを感じてしまった(運よく1階だったので、事なきを得たようにもふりかえる)
・母乳育児にこだわっていたので、診察は受けなかった
・夫は・・・腫れ物に触るような、、、
・「赤ちゃんかわいいね」という夫の言葉にも怒りを覚えていた
・その後、
・タウンページが持てない自分の体力のなさをどうにかしようと思い、産後ボディケア&フィットネスに参加する
・エクセサイズ+気持ちを話す
・実家の仕事を手伝う(古紙再生の現場)
・1~2時間でも働くことができたことがよかった
・メッセージ(以下3点)
・想像力と共感(>家事、育児万能より)
・夫婦二人だけで乗り切ろうとしない
・風通しのいいパートナーシップを
・二人目の出産
・産後うつを防ぐために、様々なサポートを活用した(お金をかけた)
・三人目の出産時には、仲間が押しかけてきた(支え)

○長野正義(FJ:当事者夫)
・7年前くらいに妻が発症、5年くらい継続している
・現在妻は職場復帰しているが、再発リスクは抱えている
・通り魔犯罪に遭遇してしまったような感覚(何でウチなの?何で妻なの?)
・7年前の状況
・30代後半の夫婦、2人目の出産
・某大手金融機関の本部に勤務、30代で管理職(課長)
・妻も仕事をバリバリやっていたので、退職せず
・二人目の出産時に発症
・子ども2に対し、夫婦が実質1になってしまったことも影響するか?
・原因はわからない
・対応を時系列にまとめる(12ページ)
・まず、気休め型
・まぁ、そうカリカリするなよ
・産後の疲れの愚痴だろう
・余計なケーキを買ってみたり
・気晴らしのイベントをしてみたが・・・不要だったかも
・大変、大変って言ったってさ、育児休暇中だろ?がんばれよ、などの声かけをしてしまったかも
・最初はカリカリしていたのに、だんだん元気がなくなってきたぞ
・ある日、ごはんもどうなっているかわからない状態の子どもがいて、母親が疲れきって倒れているような状態
・これはまずい→他人依存型
・ベビーシッターを雇う、家政婦を雇う
・週末は、父親・家族、平日はシッターさんや家政婦さん
・負担を減らすため
・精神医療面のためにも、精神、心療内科の受診をすすめる
・うつ病の診断が出た
・サポートは万全だと思った
・月15万円くらいの出費だったが、その分「仕事をがんばるぞ」へ
・妻が躁状態へ
・子どもがダダをこねた時に、上の子を突き飛ばしたような事件あり
・ケンカが増えた
・シッターさん、家政婦さんは気を遣うことを知る(話をした)
・これまでは、人に頼りすぎていたか・・・→自力フルパワー型へ
・父親として「全て」やる
・朝は保育園へ子どもを送り、出勤
・夕方は17時に帰宅、保育園へ迎えに行き、風呂、食事、寝かしつけをして、再度出社して午前様
・WLBなんて言葉もないし、意識もなかった
・妻の症状はよくならなかった
・半年も続けると、疲弊してくる
・支えきれないと思えてきた
・実家が心配(実母)
・実母が徒歩5分のところに転居してサポートしてくれるようになった
・妻にふるえや発熱が生じてくる
・罪悪感、無力感「私は何もできない」と妻
・救急車で病院に搬送されることもあった
・仕事より育児よりも妻→夫婦強調型へ
・転職を決意し、介護・育児型の生活へ
・日中は二人で「ぼー」っとしてみる
・散歩に出るようになった
・初めは感情表出がなかったが、だんだん話してくれるようになった
・「あまり子どもが好きじゃない」という思いを話してくれた
・転職後は友人の会社を手伝う立場なので、時間の融通は効く
・カウンセリング中心の病院へ転院
・カウンセリングに夫もついていくようにした
・メッセージ(以下2点)
・家族で過ごすことも大切なのでは
・対応が正しかったのか、自信はないが・・・

○宮崎弘美(ママブルーネットワーク)
・出産を経てうつ病を発症
・2004年から自助グループを立ち上げる
・現在は、心理職の仕事を続けている
・長崎の「黒い雨」
・体験者として、専門家が「ここまで」という以上の範囲に黒い雨が降っていたということがあった
・通ずるところ
・体験者の話は、理論上ありえないかもしれない(産後うつ=ただの怠け?)
・自助グループのBBSではよく聞かれたこと
・2000年にうつ病悪化
・自殺未遂を何度もした
・日中の行動の記憶がない
・息子に何をしているのかわからず、危険な存在として自己認識してしまう
・それを何とかしようと思い、精神科に入院した
・入院した時に「ほっ」とした(これで息子は大丈夫)
・当時欲しかったサポート(以下)
・正しい情報(10年前には、ほとんど情報がなかった。自分が産後うつ病だということがわからなかった)
・休もうと思っても、子どもがいるから「休めない」
・闘病中も「治るのか?」と思ってしまった。
・体験を語り合う場の必要性を感じる→ママブルーネットワーク(4700人程の登録)
・うつ病の傾向から、まずは携帯メールから
・自助グループ→子育てサークル
・夫のサポートについて
・初期は全てがずれていた(ケーキを買ってきた、チョコレートを買ってきた、サイクリングに行っておいで)
・妻が本当に欲しいサポートを実現するのが「夫のサポート」聞いて実現する
・夫の限界を超えてはいけない
・全て自分で何とかしようとしてしまう傾向がある
・妻が本当に欲しいサポートのためには・・・(16ページ)
・情報収集(正しい情報)本人から、調べる、体験を聞く、本を読む、主治医から聞く(うつ病の時には考えがまとまらない)
・妻を助ける言葉かけ
・妻が一息入れる時間を作る
・自分の限界を知る
・愚痴は聞き流す
・自分自身を大切にする(ここまで)
・回復中のサポートは、間違った方向へ行くこともあるので、正しい情報を入手して参考にすることが大切(「ママブルーになっても大丈夫」など)
・求められる以上のことはしない
・言動一致(やらないことは「やる」と言わない)
・夫も自分自身を大切にする
・うつ病の妻には判断させない
・上記は自分にとって無理のないサポートになっているか?
・夫婦とも、一人で悩まない
・妻が回復後に夫がうつ病になってしまうこともある
・ママブルーネットワークの「誓い」(「ママ」=「パパ」)
・サポートを受けながら、無理なく

(司会:棒田明子さん。以下()内)
・誰でもなりうること
・第1子を子育て中のママからコメント
(アラキママ:産後5ヶ月)
・夫の帰りは遅い
・日中コミュニケーションをとる時間がない、ということが不安
・家事などはなんとかなるが
・朝バタバタの中で少し会話する
(ママの思いとパパのサポートの「ずれ」に関してどうか?)
・ささいなことが大切
・30分~1時間でも子どもを連れて外出してもらえると助かる
・お願いをすれば何でもやってもらえるので、週末は育児を休んでいる

3:父親たちで考える“産後うつ”問題~ママを産後うつから守る!パパはママの最強サポーター~

第2部
○市川香織(日本助産師会)
・助産師の仕事・活動と今後の課題について
・29ページから(資料)
・助産師=Midwife=女性に寄り添う人
・今回は出産、産後に焦点を当てているが、実際の役割はもっと広範(29ページ)
・妊娠:出産:産後のどこで助産師と出会うか?
・関わりは「点」
・継続して関わることは少なく、細切れになりがち
・育児指導もやっているが・・・
・女性が求める、妊娠・出産・産後ケア(厚労省研究H14)
・1対1の継続ケアのニーズは大きい
・しかし、その体制が整っているのか?
・産後の退院が早くなっていることも影響しているのか?
・早くて3日で、育児に自信がないまま退院するケースも少なくない
・産後うつのリスクを高めている要因として(30ページ、以下)
・出産年齢の高齢化(親も高齢で頼れない)
・パートナーが多忙な時期と重なってしまう(海外赴任だけでなく、働き盛り)
・思い通りになりにくい経験(キャリアを積んできた女性も多くなっている)
・子育ては思い通りにならない
・子どもに理屈は通じない
・助産師のケア(以下3点)
・からだのケア
・正常な妊娠、出産へ向けての診断とからだ作りをアドバイス
・マイナートラブル(腰痛、便秘など)への助言
・ストイックに取り組みすぎることは産後うつリスクになる?
・適当に力を抜くことも大切
・身体の不調の訴えは?
・こころのケア
・産後のイメージを作り、情報を得て取り組む
・仕事や家庭でストレスはないか?
・取り組みを「ほめる」こと
・一番のほめ言葉は「ありがとう」
・助産師としては、表情や顔色、訴えの内容に注意
・いつも自信がない人にはちょっと注意しています(助産師)
・パートナー・家族の支援
・沐浴、育児技術も大切だが・・・
・出産前後の心理的変化やメンタルヘルスの視点も重要になっている
・祖父母へのアプローチ(孫育て講座)
・世代ギャップがストレス因子になっていることもある
・子育てママは考えがまとまっている状態ではなく、情報を得ながら取り組んでいる
・あれこれ言われてしまうことはストレス
・助産師会としての今後の取り組み
・「予防」で関わることが一番
・妊娠中から継続して関わりたい
・利用している施設で助産師と接点を作ることを打診してみてください
・そして「継続して関わってください」と気の合う助産師に依頼する
・産後の継続的なフォローアップ体制を「作ってください」
・助産師マタニティサポート(Web)

○吉岡マコ(マドレボニータ)
・Twitterで実況中継
・産後うつ一歩手前の人たちのこと
・前半は重症化してはいあがってきた人の話(感動的!)
・10人に1人が産後うつになる、有名な話
・じゃあ9人は?
・診断はされていないので、1人には入っていないが・・・
・9人の中にも大変な症状が出る人もいる
・「ちょっと『ヤバイ』かも」という人
・元気にエクセサイズしているのを見ると「健康そうでいいですね」といわれてしまう
・しかし、元気な裏側は一歩間違えたらうつになってしまうことが容易に想像される
・そもそも出産前は・・・
・お腹が大きいので、わかりやすい
・周りが気を遣ってくれる
・玉のような赤ちゃんを見ると、みんなの意識はそちらへ・・・
・産後は大きなお腹がなくなってしまう
・妊娠中より産後の方が身体はしんどい
・カマキリは出産後死んでしまう
・他の人は楽しそうなのに、シワシワ、ボロボロ、ガタガタに・・・
・様々な産後ケアの体制が、今の日本にはない
・ヘルスケア体制は、産前にはたくさんあるのに、出産後には全て子どもにいってしまう
・子どものヘルスケアに連れて行くのは誰?
・これじゃ、まずい
・産後に特化したプログラムを開発(吉岡氏)
・(1)有酸素運動によって、体力を回復させる
・筋トレよりも、心肺機能が大切
・体内エネルギーを高める
・うつ病を発症すると、体力が落ちてしまうので動けなくなってしまう
・一歩前、なりかけの人が身体を動かすことで回復することもある
・運動をしてから、精神科へ行くなどのルートもあったりする
・母親たちはリフレッシュ、ほっとする、リフレッシュするだけでは足りない
・自己表現が大切=(2)コミュニケーションの時間
・子どもと二人の時間を抜け出して、大人の会話をする時間
・セルフケアに関すること
・身体のケア、睡眠の阻害に関する助言など
・4週間のプログラムを経て、ようやく回復してくる
・そもそも産後うつの研究、産後の身体・心の研究がない、専門家がいない
・産後うつに必要なのは、治療ではなくリハビリ
・自分の力を発揮する機会が必要
・マドレボニータの活動としては、その専門家を輩出することが核に
・ママさん体操だけではなく、「産後」の分野を学び、プロとして教えていく
・本当に10人に一人なのか・
・一歩手前の人は8割くらいいるのではないか?
・「診断されていないが、産後うつだったと思う」「産後うつの一歩手前だった」などの回答が目立つ
・「元気そうなお母さんですね」で済ませてはいけない
・産後に必要なのは治療ではなく、リハビリ
・夫はその重要性を理解して、気持ちよく送り出して欲しい
・診断されていないが・・・(以下)
・何をするにもかったるうい
・子どもをベランダからぽいって投げたら・・・など
・全く眠れず、神経が高ぶっていた
・傘の先がこちらを向くだけで「殺すつもり?」といってしまう
・産後何もできないのは「あたりまえ」(ここまで)
・その時夫は・・・(以下)
・放っておかれた
・言われなければわからない(夫も歩み寄りが必要)
・帰宅時間が遅くなっていった
・産後は全身全霊でサポートする時期(ここまで)

4:父親たちで考える“産後うつ”問題~ママを産後うつから守る!パパはママの最強サポーター~

第3部 全体ディスカッション(司会:FJ小崎氏)
1:宗田Dr.
2:吉岡氏
3:市川氏
(FJ宮島氏)
・薬を使わない精神科医
・精神科の病院では数ケースしか見ていない
・育児相談で数件
司会
・参加者の背景(医療、子育て関係、大阪の事件を受けて)
FJママ会員高祖
・オレンジリボンの活動→チラシ
・産後うつからの虐待、というルート
横浜産み育てハッピープロジェクト
・いろんな課題がある
・産後のお母さんの心と身体の変化
・こういう状態に陥るかもしれないということをお父さんはほとんどわかっていない。お母さんも実はわかっていない
・教えられていないから
・どういうルートで教わるか?
・窓口はたくさんあったほうがいいと思うが
・医師は難しい、夫は知識がないから難しい・帰りは遅くなっていく
・行政の支援は穴がある
・やっていることは謳っているが、ニーズにあっていない
・例えば、産前ケアに「つわり」が入っていない、産後ケアの申し込みに窓口への書類提出が要るなど
司会
・お父さんはどうすればいい?ずれているというが・・・
1.宗田Dr.
・自分よりももっと奥さんを大切にしている人がたくさんいるな、という率直な感想
・夫婦だけの問題ではないが、親が入ればいいのか?
・親が入ることでもっと難しくなるケースもある
・地域で一緒に考えてくれる仲間がいるかどうか
・仲間や友達がいる、というのは大きな味方
フォロワー:小児科医
・素晴らしいお父さんの話は聞くが、どうすればいい、という話は聞かれない
・産後うつを体験したが、力でねじ伏せた
・しかし、こういう体験は残ってしまう
・母親はこうあるべき、母性があるならこうだろう、という意識に意義
・生んだら母親だから、これがあたりまえ、というところから抜け出す必要あり
・自分の母親像を妻に押し付けないこと
・「一般の母性」を捨てて、二人(夫婦)の「母性・父性」をつくっていく取り組み
3.市川氏
・本日の集まりは素晴らしいと思う
・いろいろ調べて欲しいと思う
司会
・膨大な情報量を、どう精査していくか
2.吉岡氏
・FJのファザーリングスクール
・初めは産後ケアが科目になかったが、直談判した
・産後何が起こるのか?について吉岡氏が解説する
・妊婦さんは産後のことを話すと嫌がるが、実は男性の方がうけがいい
・男性の方が情報を論理的に受け止める能力に長けていると思う
司会
・立会い出産をしたが、出産時の夫は「刺身のツマ」みたいなもの
・出産に男性は「入るべからず」な雰囲気
1.宗田氏
・だいぶ変わってきているが、立会い出産の主旨は出産プロセスに寄り添うこと
・立会い出産と「立ち見出産」の違い
・大切なのは「プロセス」
・前後の関わりが大切
・立ち見は必要ない
司会
・男性は知識がない、意識が低い、ということに対する提言は?
1.宗田氏
・横浜の取り組みを読み、市川氏と話をしていたところ
・妊娠中に産後の話をすることについて、病院が慎重(後ろ向き)
・妊婦さんを不安にする、などの理由
・でもこれは問題を先送りしているに過ぎない
・がんばっているお母さんがなりやすい側面
・キャリアも影響する
・産後うつになってしまうのは、誰の責任でもないのか?
・お母さんはもちろん、お父さんの責任か?と言われるとどうか
・行政に取りまとめ役がいないのも事実
・政治に関することは「選んだ責任」にもなってしまうが・・・
2.吉岡氏
・市民出身の専門家をもっと頼ってもいいのではないか?
・杉並区のバウチャー制度
・NPOも戦略的にやっていく必要がある
・積極的な相互交流(民間-行政)も必要
3.市川氏
・産後にもチケット制のようなものがあってもいいのではないか
・結婚式場に行ってセミナーをする
・「おめでた婚(全体の4割)」の方を対象に
・しくみを提案していくのは、NPOか?
FJ塚路氏
・さんきゅーパパプロジェクト
・eラーニングあり
・産後ケアがなかった

司会
・最後にメッセージを
1.宗田氏
・現場(医療)は、こういう議論にはなっていない
・近所で話題を広げて欲しい
・一方で、熱心な旦那さんが多いことも「産後うつ」の問題の背景にある
・子育てにも大きく影響する
2.吉岡氏
・飲み屋ではしにくい話かもしれないが・・・
・子どもの話も大切だが、産後の妻のお話も大切
・体験談も大切
3.市川氏
・助産師を見つけて、話を聞いてくれと言って欲しい
・子育ては、いい加減が「良い加減」
棒田氏
・今の日本は「できない」が「言えない」社会
・家族や友達にも「言えない」
・「できない」を聞き入れられるようになってほしい
司会
・まとめる場ではないが、一人ひとりに芽生えるものがあると思う
・許す社会や感受性
・きれい事を、少しずつ「カタチ」へ
・FJの取り組みも

FJ安藤氏
・18時まで大分にいた
・岡山、名古屋、九州と活動していた(週末)
・車内でも見られた家族の姿
・泣く赤ちゃんをデッキに連れて行くパパ
・一方で、泣く子に手を出せずに、それを周囲の男性が嫌そうにする
・揺さぶる講演をすると、泣いて話をしにくる妻も
・完璧な育児はない
・育児をしながら親も成長していく
・産後うつ予防プロジェクトも進めていきたい
・プロジェクトへの参画も考えていただきたい

2010年8月8日日曜日

雑記100808 娘の二語文

娘が二語文をしゃべるようになった。
例えば・・・
・かっいー、といえ(おかあさん、といれ)
・やいや、ないねぇ(おとうさん、いねいね)
など、まぁよくしゃべります。

木の声

先にアップした「みつぼ」の後にハシゴした居酒屋。
落ち着いた店構えで、おいしいつまみと、ちょっといいお酒を置いている。
1Fが蕎麦屋らしく、蕎麦は文句なしにうまく、おつまみもちょっと変わったものを置いていた。
7月の会合では、鯨の肉とウイスキーで締めの一杯。
 
建物は古い民家を改造したような本当に落ち着きのある雰囲気で、大通りから一本入ったところのお店なので、周りの音も非常に静かでした。
ここも池袋ではおすすめの一軒です。
 
■DATA
木の声
東京都豊島区南池袋2-18-4
TEL: 03-3981-3730
Web
 

みつぼ池袋店

気の合うワーカーさんと7月に会合をした時に行ったお店。
古い店構えと、カウンターと狭いテーブル席で、活気のあるお店。
夏は暑い店内だけれども、それがまたいい。
赤提灯好きならおすすめのお店。
 
やきとんで売っている店みたいだけれども、その他つまみも安く、それぞれがうまい。
生肉や煮物も含め、非常においしい。
池袋で一杯、のときにも、がっつりとことん飲みの時にも便利な一軒。
Iyokiyeha的には、傑作な一軒です。
 
■DATA
みつぼ池袋店
東京都豊島区南池袋2-16-1 長岡ビル 1F
TEL: 03-3988-1396
Web
 

2010年8月5日木曜日

雑記100805

上野駅を降りて、出勤前に上野公園散策をするのは、今も続けているのだけれども、まぁ、いろんな人がいる。
Iyokiyehaは、木漏れ日の中をずんずん歩いていくことが、出勤前の準備にちょうどいいのだけれども、一方で半分生活の拠点になっている人もいる。
 
4日に、企業向けの講習会で講師を務めた。
開始前には、いつものように胃がキリキリとしてきて、不快感もあったのだけれども、まぁ進行は概ねうまくできたかなと。
担当者のニーズって、結構「しゃべりたい」ところにもあって、「白黒はっきりしない」ことはわかっていても、目の前のことを「何とかしたい」という一心で参加されている人も多いと思ったので、そんな希望に沿う内容に仕上げてみました。
思惑通り、とまではいかなかったけれども、想定範囲内でした。
精神障害者と接する時の注意点を整理する、という主旨の講座で、事業所担当者にロールプレイに参加してもらうという、少し大胆な内容ですが・・・詳細は機会があれば。
興味のある方は連絡くださいね。

2010年8月4日水曜日

雑記100804

娘が起きている時間に帰宅して、遊びながらフロに入れ、そのまま寝かしつけてしまうのが日課になりつつある。
いろんな変化を目の当たりにできて、それだけでも飽きない。とても面白い。
「あっちっち」とかいって、触ろうとしなかったシャワーヘッドも、今では一度手にすると離さなくなってしまった。
「使うから~」なんていって、とりあげようものなら、素晴らしい反響の中で泣き声を聞くことになります。
ならばと、こちらも知恵を使って、自分の頭を指差し「ここにかけて」と言うと、楽しそうにIyokiyehaの頭にシャワーのお湯をかけてくれる。
1歳児との知恵比べです。
言葉で伝わらない分、知恵を使ってコミュニケーション、です。結構楽しい。

2010年8月3日火曜日

雑記100803

昨晩は、早帰り-自宅で残業初日。
これまで、仕事は家に持ち帰らないのがモットーだったのですが、発想を変え、やり方を変え、ノマドワーキングに飛び込んでみることにしました。
全体の仕事量は、全く減る気配がないので。。。
事務処理効率としては、おそらく事務所で仕事をする倍くらいははかどるかと。
寝る時間を一定にすれば、仕事の時間は減るけれども、その分濃い仕事ができれば挽回できそうですね。
もう少し続けてみます。

2010年8月2日月曜日

雑記100802

先週は、木曜日の午後からお休みをもらって、実家から戻ってきた妻と娘の埼玉復帰をサポート。
まぁ、暑くて暑くて、Iyokiyeha自身がバテそうだったのだけれども、何とか、子育て復帰です。
 
しばらく一人暮らしをしてみて、少し冷静になって考えてみると、やはり今の働き方じゃ、家族みんなが疲弊していくのだろうなと思うところもあり、少し仕事の仕方を変えてみようと思っています。
具体的には、自宅に仕事の一部を持ち帰る、ということなのだけれども、さて、どうなることか。
自宅でやったほうがいい仕事と、職場でやったほうがいい仕事の切り分けがポイントになってくるのだろう。
もう一つ加えるなら、「外でやったほうがいい仕事」か。
今よりも、もっともっと、時間にメリハリつけて仕事する必要を感じます。
 
 
そんなこともあり、子育て編。
娘は確実に言葉が増えました。
ようしゃべるしゃべる。
でも、よくわからない言葉もあり、これが親としては泣き所。
娘は「伝えている」のに、こちらは「わからない」。
おぉ、ミスコミュニケーション(←ばか)。
感情や、好き嫌いも表出できるようになり、昨日は夕方、散歩がてら自転車に乗せて近所を一回りしてきて自転車から降ろすと「嫌だ~」と泣き叫ぶ。
もっと乗りたいんだろうけれども、5kgの米と大量のクリーニングをもったIyokiyehaにそんな余裕もなく、結果、泣き叫ぶ娘を強制連行し自宅まで。
自宅の玄関で降ろしたところ、さらに泣いて玄関のドアノブに手を伸ばしてあわやドアを開けるところでした。
好奇心と感情がむき出しになったときの「火事場のバカ力」なのか?すごい勢いで、しばらくなき続けていました。
 
いやぁ、ふりかえるととってもおもしろいです。
その場は必死だけども・・・

2010年7月28日水曜日

雑記100728

少し、疲れがでてきたか。
暑いのもあるだろうなぁ。
17時に外で仕事を終えた後、事務所に戻って仕事をする元気がない。
いやー、「意欲の低下」なのか?ただ単にバテているのか?
最近、グラグラしていてよくないです。いかんいかん。
 
明日には、妻と娘が帰ってきます。
この2週間で、結構生活改善(特に通勤と仕事の仕方)を図ってきたので、今までより楽になるといいなぁ。

やきとんのみつぼ(池袋)

先週末に、妄想族のPSWさんと行ってきたお店。
赤ちょうちんがぶら下がっていて、カウンターとせまいテーブルが所狭しと並んでいるお店。
店が一杯になると、お店をでたところに臨時のテーブルが出される。
わさわさした雰囲気のお店。
 
やきとんってきちんとお店で、それを狙って食べたことがなかったのだけれども、これはおいしかった。
雰囲気もさることながら、味もいい。
やきとんだけでなく、生肉の刺身や鮮魚の刺身なども豊富。
それでいて、安い。
 
Iyokiyehaにとっては、かなり高得点のお店でした。
 
詳しくはコチラ

2010年7月26日月曜日

雑記100726

久々に眠れず。
日曜の晩は意外と眠れない。何かあるのだろうか?
やらなきゃいけないことや、気になっていることが、次々と頭の中に浮かんでは消えていくことを繰り返して、気づけば1時半、2時半。
まぁ、横にはなっていたから、多少疲れはとれているのだろうけど。

さっさと出勤して、寝て行こうっと。
うまく体力回復しないとね。省エネ省エネ。

2010年7月25日日曜日

ガー・レイノルズ『プレゼンテーションZen』ピアソン・エデュケーション、2009年。

最近、よく売れているようです。
プレゼンテーションに関する固定観念を指摘し、聴衆にメッセージを伝えるための様々な手法を、豊富な事例とサンプルをもとに説明しています。
確かに、スライドを「作る」=「プレゼンの準備」としか考えていない人のスライドには、余計な情報が詰め込まれ過ぎていることも少なくない。
空=何もない、ではなく、本質をとことん突き詰めて突き詰めて突き詰めた結果、余計なものを削ぎ落としていくということになっていくことに「Zen(=禅)」というシンボルを当てて、様々な発想を伝えてくれる。
 
スライドの構成を考える手法や、1-7-7の法則など、これまでに様々な立場から語られてきたことは一通り知っていて、これまでにも応用してきたところだけれども、「イメージでもって、聴衆にメッセージを伝える」「(特に)テキストは余計なものを削ぎ落として、可能な限りシンプルにする」「スピーチを『活かす』スライドを作る」といった具体的な手法を、紹介している。
自分のプレゼンにもどんどん活かして生きたい。
 
おすすめ度:★★★★★(プレゼンの機会がある人に是非)

鳥居深雪『脳からわかる発達障害 ―子どもたちの「生きづらさ」を理解するために』中央法規、2009年。

発達障害のある子どもたちに一貫して関わってきた研究者が、脳科学の研究成果をふんだんに取り入れて、子どもとの関わり方を模索する成果の一つとして出版した渾身の一冊です。
これまで、障害の現象とその対応に関する言説は数多く目にしてきたが、発達障害のしくみを脳のしくみから仮説を交えて、到達点をここまでわかりやすく解説した書籍は初めてでした。
事例と理論が見事にマッチングした、現場を知り尽くした研究者ならではの記述に思わずうなってしまいました。
 
「結局、何なの?」というのが、職場の現場で関わる人たちの一番知りたいことだと思います。
Iyokiyehaの仕事も、そういう方に、いかにわかりやすく現象を説明していくか、ということになっているのですが、これまではどうしても「現象を現象で説明する」ことに終始していたように思います。
たとえ仮説であったとしても、どういうしくみが、どうなっているから、こうしたほうがいい、ということを説明した方が、具体的な関わり方に応用が利くのではないかと思います。
上司や先輩支援者から「具体的な関わり方を教えた方がいい」「事例で説明したほうがいい」と助言を受けてきたのですが、じゃあ「○○と言ってください」と逐一対応方法を教えられるだけの余裕はないわけです。
それなら、「こういうことだから、例えば○○」といったように、しくみ+具体的対応、をセットで伝えることが、事業主支援をする上では必要なことになってくるのではないだろうか。
そういった視点から読むと、本書はそのまま資料に引用できそうな説明が多く、今後しばらくは資料作りのお供になりそうです。
 

おすすめ度:★★★★★(発達障害のある人と接する機会のある人にはおすすめ)

2010年7月24日土曜日

自分の仕事はまだまだ「スタートライン」

昨晩は東京駅でウチの職員さんと飲んでいました。
この人は、Iyokiyehaがおよびもつかないほどの「妄想族」なので、盛り上がる盛り上がる。
仕事のことも、それ以外のことも、充実した時間でした。
 
そこでも話題にしたし、最近考えていることなのだけれども、事業主支援のラインにいてわかったこと。
ジョブコーチ支援=事業主支援ではないし、今Iyokiyehaが東京で展開していることって、おそらくベーシックなことなんだろうなと。
障害者雇用の現場で、名前だけは広まっている「ジョブコーチ」。
同じ言葉で、同じ肩書きを使って仕事をしているので、よくわからない広範な意味を持つようになってしまっているけれども、実際のところは雇用支援における事業主支援の一つの形がジョブコーチであり、その手法を指す言葉としてジョブコーチがキーワードになる、というところまでだと思う。肩書きとしての「ジョブコーチ」はそれに付随するものであって、それを指すものとしか考えない人に、この業界での先はないと思う。
「ジョブコーチは、ジョブのコーチという意味になってしまうからよくない」とか言っている人は、よく勉強した方がいいですよ。
まぁ、それで「ジョブ・フィッター」という呼称を使うのは一歩前進で、文句ばっか言っているどこぞの職員(残念ながら身内です)は論外ですが・・・
 
「ベーシック」としたことの真意は、今Iyokiyehaが躍起になっていることが、できて初めて一人前くらいのことをやっているのだということ。
最近、Iyokiyehaが話すことって事業主ウケがいいんだけれども、何をやっているかというと病気の説明と対象者の見方のポイント、ちょっとした接し方のヒントでしかないです。
どのレベルで、ということはあるけれども、歴代使われてきた資料や、本部から送られてくる資料は、参考にしつつ、使ったことがない。
というか、ニーズを意識しない資料は、本気で使い物にならないことがよくわかってきたし、スライド資料も非常に「つまらない」。
常識(という名の惰性)にがんじがらめになった資料なんて、見ててもつまらないし、つまらない資料を「読んで勉強になる」という人はいるけれども、そもそもプレゼン資料なんてプレゼン終わったら読まないじゃないですか。
そういうことを意識しないやり方じゃ、絶対に認められないって。
 
ここまで言ってみれば、Iyokiyehaの現状は、ようやくスタートラインであって、まだまだブレイクスルーの余地も進化もしていくということです。
岡山、山梨にいたときには、あまり実感できなかったことだけれども、それでもナカポツセンターと地域センターの違いがわからない、なんていう話はしなくて済むようになりました。
これに関してはPSWとったってのもあるけどね。
 
他にも、Softbankのすごさについて盛り上がったりしていたのだけれども、それはまたの機会に。

2010年7月22日木曜日

雑記100722

更新滞っており、定期的にアクセスいただいている方には申し訳ありません。
まぁ、この暑さです。
今年は、猛暑に入ったのと同時くらいのタイミングで、妻が実家に残り、単身生活をしているので、自宅ではひどい格好しています。
Iyokiyehaは、もともと汗かきですから、帰宅後はひどいです。
このまま脱水になってしまうのではないかというくらいに汗かいています。
汗かくので、水分補給して、更に汗をかくという悪循環に、毎日見舞われております。
かなわん。
 
これを機に、というわけではないのですが、ちょっと思い立ったこともあり、少し早めに出勤して、各駅停車で池袋まで行っています。
この時間の各駅停車は、志木、朝霞台、和光、成増あたりで、降りる人も多く、和光、成増始発を狙えるという特典つきです。
朝の15分くらい、英語のPodcastを聴きながら眠りにつくのも悪くない。
 
そんな毎日です。
仕事は、結局3月から一段落ついておらず、どうしようもない毎日です。
二人目の出産を控えているので、もう少し何とかならんかなーとも思うこの頃です。

2010年7月18日日曜日

井寄奈美『トラブルにならない 社員の正しい辞めさせ方・給料の下げ方』日本実業出版社、2009年。

現役の社会保険労務士による、職場でもっともデリケートな人事の仕組みについて、それも特に降格や退職などいわゆる「後ろ向き」な決断に関するルールとコツを、事業主の立場からまとめたもの。
労働者のための労働基準法、労働契約法の解説書が次々と出版されている中、企業の立場でその矢面に立つ人のニーズに応えるための書籍といえる。
必要な法律をひきながらも、具体例をあげながら、かつ法律に留まらない判例のエッセンスも盛り込まれており、ケース毎に必要な内容がまとめられているため、私のように全般的に知りたい人から、「とりあえず一部だけでも」知りたい人まで、様々なニーズに対応できる内容となっている。
 
Iyokiyehaは、現在「事業主支援」が主たる業務になっている。
ジョブコーチ支援のコーディネートも、福祉の観点や、従来の視点としての「お願い」ベースではなく、企業の戦略・ニーズを踏まえた形で実施する必要があるため、それこそ様々な事業所ニーズに対応できなければならないと思って読んでみた。
そもそも、この業務ラインにいて事業所からの相談を受けていると「実はIyokiyehaさん・・・」と切り出されて、困った従業員の離職に関する相談を受けることが多くなったことがきっかけだった。
私の所属機関は、理念もあり、理想の社会を目指す視点がある(と思っています)のだけれども、もちろん企業の側にもニーズがあるわけで。
双方のニーズを調整できて始めて、所属機関の存在意義があるんじゃないかと考えた時に、きれいごとだけじゃやってられない!と思うところです。
企業担当者が「この人なら・・・」と相談してくれたのならば、「ここだけですよ・・・」ということで情報提供できるだけのスキルは、必要なのではないでしょうか。
 
事業主に適切な情報を提供するためには、法律ばかりガチガチなんじゃなくて、判例や近年の傾向などを踏まえた内容が必要かと。
人事のやや「後ろ向き」な話に対応するために、読んでおくといいかもしれません。
少なくとも、Iyokiyehaは結構重宝しています。
 
 
おすすめ度:★★★★☆(企業の人事担当者および、そうした方と接点のある人はぜひ)

雑記100718

7/18
先週、埼玉へ帰ってきてから、一人暮らしが続いています。
ブログの更新も滞っており、頻繁にチェックを入れていただいている奇特な皆さま、申し訳ありません。
 
率直に。。
結婚してから、一人の時間が欲しいと思うことはしばしばあるのだけれども、強制的に一人になってしまうとこれがなかなか複雑な感情を生んでいます。
暗い家に帰るのって、なかなか慣れないものですね。
帰る場所がある、待つ人がいるというのは、どれだけ人生に張りを与えるかというと、言葉にするのは難しいけれども、とても大切なことなんだなと思う。
 
一方で、家のことをあまり気にせず身体を動かしたり、仕事とも趣味ともつかない勉強やらアウトプットができるという点では自由な時間も悪くない。
結婚の良し悪しをよく問われるけれども、軽く答えられるものじゃないなと改めて実感しているところです。
 
仕事をしているので、平日は毎日東京にいます。
勤務時間内はよっぽどナイスなタイミングでもないと昼食に時間を合わせることができないくらいタイトですが、時間外は割とフットワーク軽めです。
近所におられる、近くを通る方(私の本拠地は上野-池袋です)、お声かけください。
 
 
 
7/10
ちょっと早めの夏休みに入っています。
更新が遅れていますが、そもそも毎日更新を自分に課していないことと、実家のインターネット環境が有線のため、自室で接続ができないため、億劫になってしまうといったところです。
 
今年の3月から休みに入る前まで、とかく激務が続いており、帰宅が午前様になることもしばしば。
健康に影響していることに気づいてからは、直帰をうまく活用したり、一週間単位で業務を調整するなどして、何とか遅い帰宅を週1~2回に抑えていたのですが、それもそろそろ限界で、どうにかならんかなと思いつつ、「えいや」と休みに入ってしまいました。
結構、いろんなケースのいろんなタイミングがまずかったのですが、率直に「そんなもん知らん」わけで、こと仕事に限って言えば「Iyokiyehaがいなければうまくいかない=Iyokiyehaがいてもうまくいかない」と思っているので、まぁ、仕方がないですね。
 
そんなことは、とりあえずさておき、休みはそこそこ充実しています。
帰省前日が、午前様だったので、帰省の日は東上線で寝て、新幹線でも寝たのにまだ眠い感じだったのですが、一昨日は豊橋からK君がわざわざ仕事を休んで遊びにきてくれたりして。久々に4件ハシゴ(といっても、一杯だけアルコールを口にして出た喫茶店とかあるけど)して、クラクラ二日酔いの感覚もあり。
翌日は仕事だったのに悪かったね。でも楽しかったですよ。
 
昨日(9日)は、カミさんの義父の実家へ、大祖父母に娘(ひ孫)を見せに行き、ご馳走をいただく。
80歳を迎える大義祖父母は、年齢を感じさせない元気な二人で、古きよき「もてなし」というものを感じてきました。
お腹一杯なのに、まだまだ出てくる料理(笑)。
Iyokiyehaは、車の運転もあるのだけれども、二度目の訪問でもしっかり昼寝をしてきました。
 
今日になって、ようやく「疲れ」は抜けてきたかなという感じです。
実家の新居もできつつあります。
まだ、少し仕事しなきゃいかんけれども、楽しく取り組めそうです。