2010年8月31日火曜日

雑記100831 何でもあり

8月最後の日。
今年の夏は、できるだけ年休を使ってなるべく体力を温存しつつ勤務してきたわけですが、最後に少しバテがきてしまったようです。
ひどいわけではなく、痛みも吐き気もないですが、胃の「なんとなくだるい」状態がここ数日続いています。

今年は9月、10月も残暑が厳しいとのこと。
私が学生の頃にも猛暑の夏があり、その年は環境活動していた人たちが軒並み「温暖化だ」と言っていたのを思い出します。
渦中にいたIyokiyehaですが、当時から少し世の中斜に構えてみていた節があり「これっぱかで、なにが温暖化だ?」と考えていたことを思い出します。
今ふりかえっても、それが正しかったのか、間違っていたのかはわかりません。論理的には地球温暖化のデータには客観性に乏しいところもあるそうですが、だからといって環境問題は無視していいとは思っていません。
日本の企業の取り組みには、目を見張るものもあるわけですし、そういったものを無視するのも変なわけで。

何事も原理主義に陥ってはいけない、ということを、Iyokiyehaは奇しくも9・11で学んだのですが、全く同じことが何にでも言えると思うこの頃。
環境活動だけじゃなく、職業リハビリテーションだって、企業活動だって。
信念もって、内発的な取り組みだったら、何だっていいじゃないと思います。

通勤電車で少しだけ自由に書いてみました。
とりとめないですが。

2010年8月30日月曜日

雑記100830 娘の成長

Iyokiyehaに似たのか、子ども全体がそうなのか、両方のような気もするが、とにかく家の外へ行きたがる娘。
「ぶー、ぶー」(車に乗りたい)
「ごー、ごー」(自転車に乗りたい 注:Iyokiyehaが自転車に娘を乗せて買い物やお散歩に行くときに「ゴー、ゴー」と言っているのを受けていると思われる)

Iyokiyehaの木刀素振りは、今や週1回になってしまっており、ジョギングも週1回できるかできないか、になっています。
もう少し大きくなったら、一緒に遊びに出て、ボール遊びとかできるかな。

先週、
「かっい、てって、ない(おかあさん、手が見えない)」の三語文を紹介したのですが、まぁ、語彙は増える増える。
「の、あう」(大きい方しました 注:大きい方のおむつを代える時に、Iyokiyehaが「のぅ」と言っていたら、それ以来「の」「の」とまねするようになりました)
「まんげっちゅ」(いただきます)
「まんぎっちゅ」(人形のくまを指す)
「ぷー、ねんね」(ぷーさんが転がっている時)
「くーしゃーい」(臭い、そのままです)
など、まぁ様々。
娘なりの理解の仕方が笑えるのですが、適当に相手をしてあげると、一日中しゃべっています。

カミさんも、楽しみつつ一日ずっと一緒だと疲れるだろうなと察する週末でした。
Iyokiyehaも少し疲れています。まぁ、文句なしにおもしろいからいいんだけど。

雑記100830 夏バテ

週末、金曜日の晩くらいから胃の調子が悪く、下痢はないのだけれども、冷や汗と腹痛に悩まされた。
土曜日、日曜日には、気圧の変化(?)もあり、どうもだるく、どこにも行かない巣篭もり週末でした。

夏バテ知らずくらいの体力があると思っていたけれども、そうでもないなぁ。
やっぱり、週1回の軽い運動じゃ、世間一般の31歳と体力的には変わらないよなぁ、と実感したところです。
正露丸の効きがよく、今日は何とかすっきり感のある出勤になりました。よく食べて、よく寝て、仕事は無理せず、外回りは気をつけて、回復に努めたいところです。

宮仕え(中間報告)

イライラの根を探ってみると、「開口一番、否定的で消極的な言葉が聞かれ、その後でくどくど長時間に渡りできない理由を並べた」その人に矛先が向いていることに気づく。

確認、批判、議論、大いに結構です。
「やるか、やらないか」の段階であれば、その上で「やらない方がいい」という結論になるのは、ある程度仕方がないこと。
物事の優先順位があることは、Iyokiyehaだってわかっています。
今回それが、Iyokiyehaの胃が痛くなるほどの極度のイライラに至ったのは、まさにこの点にあるのだと思う。
すなわち、わざわざ公のルートが動いて「やる」ことに決まったことについて、あれやこれやと「やる気のない」「やりたくない」発言を繰り返し、その中で「こちらの依頼に無理がある」くらいの結論を導いたことに対する怒りなのだろう。

東京勤務でなかったら「じゃあ、いいです」の一言で終わっているだろうなぁ。

改めて、仕事の現場って「人と人」が重要だと思うに至った出来事です。
岡山でも山梨でも、「ゆくゆくは組織間のつながりへ・・・」とこだわってやってきたのだけれども、もうそんなこと考えるのは止めにします。
宮仕えに徹するところは徹することにして、後は看板背負った「人と人」のつながりで十分だというところに至った次第です。
できる上司や先輩を見極めて教えを請い、言った方がいいことは言って、後輩に伝えて、という地道な努力を積み重ねることだけが、組織の力を強めるのだと思うに至りました。

回りくどく言いましたが、要は「使えない人は、使わない」ということです。以上。

この件は、終わったらきちんと総括します。

2010年8月27日金曜日

雑記100826 一夜明けて(宮仕え)

やっぱりイライラが募っているIyokiyehaです。
なんだかなぁ。。。

眠りも浅くなり、すっきりしない朝です。
今日も一日がんばって、土曜・日曜を楽しもうっと。

雑記100826 宮仕え

案件を一つ抱えておりまして。
同じ組織だけれども(だと思っていたのだけれども)、設立目的も位置づけもちょっと異なるある機関とのやりとりの窓口をしておるのですが、これがまた「個人的には」面倒くさく、結構イライラさせられます。

元々、人-人でやりとりして形にしようと考えていたものが、組織ー組織のやりとりとなり、管理職を巻き込んだ間接的なやりとりになってしまったところが、そもそもの発端なのだけれども。

話が変わっていき、元々スピーカーをお願いしていた人にごめんなさいをせざるを得なくなり、お互いの窓口同士でやりとりせよということなのに、ねぇ。

まぁ、個人攻撃にも近いこと書きますが、先方の窓口がまた個人的にツボ(悪い方に)な方でして。
いわゆる「できない理由を探す」タイプの方です。

久々に、なんだかわけのわからないことに直面して、混乱の中で仕事しています。
こんな中で、Iyokiyeha自身が自分を組織とつないでおくために一つだけ自分に課したことは、この件で上司には矛先を向けまいということです。
いい機会なので、宮仕えの現実をまじまじと見つめることにします。元々NPOにいた人間なので、この手のまわりくどさ、面倒くささには、ほとほとうんざりしているのですが、そこから学び取れるものは何なのかということを、感じ取ってみようと思います。悪口はそれからでもいいかなと。

後日報、どんな内容になるか自分でもわかりません。ご期待(?)ください。

2010年8月26日木曜日

雑記100825 朝のおつとめ

朝から一仕事

Iyokiyehaの起床時間に遅れること30分。
私が日経Web刊をチェックしながら朝食をとっていると、モゾモゾと起きあがってくる娘。
もじゃもじゃ頭に二重瞼でのそっと起きあがって、ぼーっとして、微笑。
一連の動作も面白い。

ここのところ、寝汗がすごいのでIyokiyehaのシャワーに合わせて簡単にシャワーを浴びさせるんですが、まぁ出勤前のIyokiyehaの気なんか知らないと、風呂場で遊ぼうとして、頭にシャワーをかけられて泣く、といった一連のサイクルになっている。
これもまた面白い。

シャワー直前に大便をして、シャワーと一緒に処理する。これもまた・・・(笑)

朝からいろいろありますね。
そんな毎日も嫌いじゃないIyokiyehaです。

2010年8月24日火曜日

雑記100824 pomeraの使い勝手

この書き込みにも使っているのですが、先日購入したこのpomera。結構重宝しています。
起動と終了がとにかく速く、キーボードの反応がいいので、電車で座れると、その時点からテキストファイルが作成できます。
終了が速いのもポイントで、たとえば通勤の行きの電車で山手線鶯谷を過ぎて、更にパチパチやっていても、上野のホームが見えたら保存して電源を切っても、pomeraを鞄に入れてまだ余裕がある。
テキストファイル作成に特化したコンセプト商品だから、実際の使い勝手はどうかと、少し心配していたのですが、評判通りのいい使い勝手で非常に満足しています。
持ち帰り仕事の一部も、電車の中でできてしまうこともしばしば。最寄り駅のマクドナルドで10分あれば、事務所だとなんだかんだで数十分かかる仕事もできてしまう。
Iyokiyehaはキーボード世代ですから、やっぱりタイピングが快適です。携帯で長文は作れません。

いい買い物でした。

2010年8月23日月曜日

弘兼憲史『気にするな』新潮新書、2010年。

「島耕作」シリーズ、「黄昏流星群」の作者弘兼氏によるエッセイ集。
生い立ちや、その時々の時代背景、それぞれの時点での考え方や、現在の主張など、氏の漫画から透けて見えそうなことを、文書できちんとまとめられている。

なるほどなぁ、と、Iyokiyehaには素直にすっとしみこんでくるような内容でした。
同時に、Iyokiyehaも思考はもっと自由でもいいのかもしれない、と思いました。
敢えて飛び込んだ「宮仕え」の世界、企業の世界、そして福祉の世界。
どれも初めてで、必死でなじもうとする一方で、「何か」に縛られるような窮屈感も感じつつ、それでも「まぁいいや」と流していることが、結構あるんじゃないかと、振り返って思ったところです。

言いたいことばかりを言うだけじゃ、誰の賛同も得られないけど、現状を自分なりに分析して考えて、どうしたいかを伝えていくというシンプルなことが、意外なところで阻害されていたり、本来やらなければいけないことに気づいていなかったり。

そんなことが確実に存在しているだろうということに気づかされた一冊でした。

鯨は捨てるところが全くない、という例え話を人生に重ね合わせてみたり、細かいことは気にせず前向きに、といった弘兼氏の心構えについては、あたりまえだけど何事にも代え難い大切な心構えだと思いました。
とりあえず、細かいことは気にせず、朝のレディネスと晩の振り返りを大切に、何事にも挑戦していこうと思います。

おすすめ度:★★★★☆

雑記100823 入店研修

某百貨店に入っている店舗で支援活動を実施するにあたり、「入店研修」なるものを課せられ、本日参加する。
お店で働く社員さん、アルバイトさん含め、別件で訪問機会のある私のような人まで、様々な方が集まり集合研修を実施する機会に参加した。

特に目新しい内容はなかったのだけれども、標準的な内容をきちんと確認する場が準備段階で用意されているという、当たり前の事実に気づく。
本来、業務に関する研修って、こういうものだよなぁと。

先日の愚痴とあわせると、ぐだぐだしそうなので、敢えて関連づけしませんが、まぁ、そういうことです。

この手の研修は、Iyokiyehaにとって未体験ゾーンでした、という話です。

雑記100822 娘の成長

娘は毎日新しい言葉を使うようになっている。
三語文か?と思ったのは、妻が布団のシーツをつけているときに、
・かっい、てって、ないない
(おかあさんの、手が、ないよ)
Iyokiyehaが靴を磨いていて「ないない」の後で、ぱっと手を出すと、
・やぃや、てって、あゆ
(おとうさんの、手が、ある)

と一言。

思わず「おー」と思ってしまった。

時期的に「所有者」にこだわるとのこと。
Iyokiyehaのコップを指さしては「やぃや!」、妻の携帯を指さしては「かっい!」とひたすら叫び続ける。
それもまた、おもしろい。

歌に併せて踊るのがまた楽しいらしく、YouTubeにアップされている、おかあさんといっしょの歌の映像、コンサートの映像を見せると、木製のおもちゃをマイクに見立ててくるくると回ったりポーズをとってみたり。

本当に成長を見るのが飽きないこの頃です。というか、一緒になって歌のお兄さんばりに振り付け付きで踊るのが楽しかったりするんですがね(笑)。

雑記100822

猛暑再び。
ひどく暑い週末でした。
みなさま、体調など崩されていないでしょうか?

Iyokiyheaのこの週末は、ちょこっと仕事で、後は大体家のことをやったり、買い物なんかに出かけたり。
妻が身重なので、米とか飲料などの重いものの買い物は、もっぱら週末です。

家事のお手伝いなんかもするのですが、結構疲れますね。
世の中には主婦を「楽」だと評したり、金銭的に換算したりと、様々な試みをする方がおられますが、まぁ「資本主義の権化め」と思ってしまいます。
CMじゃないけれども、Pricelessな価値ってあるわけで、主婦による家事労働ってのは、まさにこういうものではないのかと思うところです。

別に軽視しているつもりは全くなく、いつも「感謝、感謝」なのだけれども、もっとわかるように伝えてあげないといけませんね。

雑記100822 使えない人

敢えて詳しく書かない方がいいとは思うのだけれども、やはり気になってしまうので、一稿。

悪気なく、真剣に検討違いのことを言っている人に、どうアプローチしたものか、適当に悩んでいるIyokiyehaがいます。
自己肯定感が低く、人からの肯定的な言葉かけにも「そんなことはない」とはねのけてしまうクライアントに「周りの人の評価は高いですよ」としか言えない支援者の支援スキルはいかほどか?と問うた時に、さてどう答えるか。

個人的には「もっと、考えてモノを言え」「肯定的に捉えられないのが傾向なんだから、もっと他の言い方考えなさいよ」「本気で言ってるなら、向いていないですよ」と、喉の手前までこみ上げてきているが、理性がそれを制してくれる。
結果として、Iyokiyehaのケースの担当にはできるだけつけないようにするのですが。

はっきり言って、喧嘩して、飛び出していってもらえれば、一番いいのかもしれないけれども、それはせずに、同席しているIyokiyehaが主役にならないように話の主導権を握るという行動にでてしまう。
大人といわれればそうかもしれないし、問題を先送りしていると言われれば、それもまた正しいかもしれない。
結局、学生の時に大人の中で発言する場におかれて身につけたスキルがこんな形で役に立っているわけだが、時々「どうなんだろう」と考えてしまう。

公的機関の裏側かもしれませんね。
使えない人を、解雇も教育もできず使わざるをえない組織。
それじゃ、周りから何を言われてもしょうがないですね。

2010年8月18日水曜日

雑記100818 pomera

pomeraなるものを購入してみました。
このところ、職場のIyokiyehaが所属する業務ラインが「勝手に」宣言している「超過勤務縮減キャンペーン(仮称)」の一環で、Iyokiyehaなりにノマドワーキングの実践として隙間時間の活用と、仕事の選択・集中を実現するための工夫の一環です。

いろいろ試行錯誤している途中なので、取り組みはおいおい紹介していきますが、結局のところ「減らない業務量をどう捌くか」というところです。
・必要ないことはやらない
・フットワークが少し重くなることは「(あなたの)希望に添えないかもしれない」という文脈で交渉する
・頭を下げれば済むことは、さっさと頭を下げてしまう
・事務作業はできるだけ邪魔されないところでやる
といったところです。
具体的には、
・単純な事務作業は持ち帰ってやる
・じっくり作成する資料のドラフトも持ち帰ってやる
・電話とメールと直接伝達を使い分ける
というところで調整中です。

そこで登場したのが、pomera。
すぐ起動して、テキストデータを即座に作ることができるので、支援経過のメモなどに大活躍。
電車での移動時間が、そのまま仕事時間に変わってしまいます。
食後にさっとメモするとか、結構使い勝手がいいです。
インターネットに接続「できない」ってのも、場所を選ばないのでいいですね。
結構重宝しそうです。

また、途中経過をお知らせします。

Diary100818

It's hot today.
I had to go to Asakusa(Komagata).
There was a lot of people at Asakusa St.

When today's my task was finished,I ate lunch.
Today's my lunch was Tororojiru.
It's very delicious.

I'm not feeling like getting back to the office heat.
But I walked half an hour.
I went back my offce at 1.
I'm very tired now.

雑記100818 炎天下

暑い日が続きますが、みなさん体調崩されていないですか?
Iyokiyehaは、
暑い→汗を大量にかく→水分をとる→更に汗をかく→更に水分をとる→お腹の調子が悪くなる・・・
という、完全に悪循環に陥っています。

外回りで、ふらふらとしてしまうこともしばしば。
これが熱中症の初期段階だなと、コンビニでポカリ購入、とパターン化しています。

普段「支援者」を名乗っているのに、一体どちらが支援されているのだろうと、考えてしまうこともしばしば。

オチのない雑記ですが、みなさまご自愛ください。

浅草むぎとろ

浅草方面の仕事があり、炎天下の中ふらふらと歩いていた時に見つけたお店。
観光客なんかも利用するらしく、宴会場もあるみたいですね。

お昼のメニューに「むぎとろバイキング」というのがあり、1,000円で麦飯ととろろ、ちょっとした日替わりおかずが好きなだけ食べられるというお店。
ランチ1,000円をどう考えるか、というところがあるわけですが、とろろをお腹いっぱい食べて1,000円なら、Iyokiyehaとしては満足です。
おかずの野菜も無農薬で、女将が軽井沢でとってくるとか。

麦飯が、蒸しているのか、においとか食べにくさがなく、すっとお腹に入ってくる感じです。
とろろも、いいものかどうかを見分ける舌をIyokiyehaは持っていないのだけれども、だし汁できちんとのばしてあって、食べごたえありです。
素直においしいランチでした。


DATA
東京都台東区雷門2-2-4
TEL: 03-3842-1066
年中無休・11:00~21:00
最寄り駅:東京メトロ銀座線浅草駅、都営浅草線浅草駅

2010年8月10日火曜日

緊急フォーラムへ参加してきました

最近、その活動に注目しているFJことFathering Japanによる「産後うつ」をテーマとした緊急フォーラムが開催されるということで、仕事帰りに参加してきました。

意外と知らない「産後うつ」。
一応、専門家ですので、そういう症状があるということは知っていましたが、まさかまさか、こんな現状だったとは・・・と、目からウロコの2時間半でした。

詳細は、Twitterの実況中継ばりに記載したメモ(以下の投稿)にゆずるとして、要約するとこんな感じかと。
1.その数。「産後うつ」の診断を受ける人は、出産後の女性の内10人に1人と言われている。
2.しかし、診断されない10人中9人のうち、8人くらいは「自分ではコントロールできない感覚」を経験している。
3.日本には「産後ケア」の専門家がいない。知見も蓄積されていない。伝えられる機会がない。

という現状と、

4.当事者(経験者)が統計よりも圧倒的に多いことの理由には、「できない」がいえない風潮も影響している。
5.子育て世代間ギャップもストレスの一因になることがある。身内のケアがあればいいというものではない。
6.産後うつ予防のためには、しくみとしての行政的な支援だけでなく、民間専門家の知恵や知識を戦略的に束ねていくことも大切。
7.「一般的な」母性(、父性)の押し付けは、ストレス以外の何者でもない。夫婦による「母性」「父性」を、その夫婦なりに創っていくことが大切である。

といった課題が提示されていたように思います。

いろいろと感じたこともあり、興奮して目がさえてしまったため、本日は少し寝不足気味ですが、一専門家としても、一個人としても、非常に有意義な時間でした。

NPO法人 Fathering Japan
http://www.fathering.jp/index.html
さんきゅーパパプロジェクト
http://www.fathering.jp/sankyu/index.html

1:父親たちで考える“産後うつ”問題~ママを産後うつから守る!パパはママの最強サポーター~

○父親たちで考える「産後うつ」問題
2010年8月9日 18:30~ @文京区民センター

1.産後うつを正しく知る 宗田聡氏(パークサイド広尾レディスクリニック院長)
・従来(10年くらい前まで)は、取り上げられることがほとんどなかった(若手医師の仕事だった)
・誰でもなる(うつ病と同じ)
・なりやすい人がいる(傾向あり:真面目、一生懸命、几帳面など)
・診てもらえる場所がない(小児科では出産後の女性の相談にはあまりのってもらえない、精神科では精神疾患専門だったりする)
・女性にとっては、一生、身体と心が密接に関係する
・一人目の出産で何事もなくても、二人目の出産時になることもある
・同様に、三人目の出産で始めて産後うつになることもある
・産後うつの女性と会う機会がない(意外と産婦人科の医師に)
・産婦人科医は、普通母親にあまり興味がない
・小児科医も同様
・母親が相談できるところが少ない
・近年では、地域の保健師さんの訪問などあり
・保健師さんの訪問は、100%とはいかないが、75%くらいフォローしている
・実際に「産後うつ」で困った人が、どこで、誰にひっぱってもらうのかが課題
・相談機関はどこだ?(保健所?産婦人科医?精神科医?「専門医の相談」を促されているのだけれども、実際には「産後うつ」の専門家はいない。「専門医」が曲者)
・産婦人科には、不妊治療、未熟児のスペシャリストは配置されているが、「産後うつ」が抜けている。
・1ヶ月検診のスクリーニングやフォローの体制がない。
・少し異常があると、精神科医を紹介する体制はあるが、重篤であればすぐに診てもらえる。
・服薬治療にはいくつかハードルがある(授乳、体調含む)
・うつ病治療は、薬物治療とカウンセリングがエビデンスあり
・精神科医は薬物治療がメインとなっているのが現状
・産後うつの場合は、少しずつ悪くなっていく。精神科を促された時には軽微なことも少なくない。
・軽微な場合は、簡単に済まされてしまう。軽微でない場合はすぐに服薬治療を検討されてしまう
・精神科医にも「産後うつ」の専門医はいない
・日本の場合は、基本的に身内の(精神)疾患は隠す
・家族でも意外とわからないもの(夫婦のコミュニケーションを含む周囲の支えが大事)
・「産後うつ」が知られることにより、正しい治療を受けられる人がいる
・一方で、他の体調不良を「産後うつ」としてしまうことにより、正しい治療が受けられなくなることの危惧あり

2:父親たちで考える“産後うつ”問題~ママを産後うつから守る!パパはママの最強サポーター~

第1部 体験者の方の声を聞く
○吉田紫磨子(マドレボニータ:当事者)
・8年前の出産時の体験
・助産院(中野区:松ヶ丘)で出産
・妊娠・出産オタク(安産のためなら死ねる??)
・出産をゴールに、すごくがんばった(5時間/日のウォーキングなど)
・安産(1時間くらいで)
・頭がハイテンションで、みんなに電話したかったし、布おむつを使ったり。
・退院した日にベビーマッサージをはじめるなど「ハイテンション」だった
・産後ハイ(3ヶ月くらい)→産後うつ(4ヶ月目くらいから)→半年程度うつ
・産後ハイの状態は、出産がゴール、身体のダメージに気づかず、里帰り、出歩くこともあった、引越し、
・頭だけカッカカッカしていた
・人の言うことにいちいちカチンときたりした
・夜中に外出し出歩くこともあった(100mくらいで疲れを感じ帰ってきた)
・夫は・・・仕事が大変
・育児休暇などなく、週末(土日曜)休んだだけ
・(後で聞いた話だが)仲間から「暇でしょ?飲みに行こう」と言われていた
・ほとんど午前様
・仕事に邁進
・2ヶ月目に引越し
・その後産後うつ(2002年8月~11月)
・引越しの日に高熱を出して、何もできなかった
・起きられない、着替えられない、嘔吐、パニック、涙がとまらない、しゃべれない、夫に攻撃的な言葉、抱っこが苦痛
・自分の嘔吐を眺めてしまっていた(子どものおむつでも大変なのに、誰が片付けるんだ?とぶつぶつ)
・手足がしびれるようになって、着替えられない
・精神的にまずい、と感じるようになった
・精神科にかかろうとしたが、母乳育児に命をかけていたので薬はどうかとも思った
・それでも病院を探そうとタウンページを持つが、重くて持ち上げられなかった
・夫にいろいろ話したいことはあるのに、帰宅してくると「何を今更」と思ってしまった
・「死にたい」感情が生まれてくる
・きれいなマンションに引っ越していたが、空気の悪さを感じてしまった(運よく1階だったので、事なきを得たようにもふりかえる)
・母乳育児にこだわっていたので、診察は受けなかった
・夫は・・・腫れ物に触るような、、、
・「赤ちゃんかわいいね」という夫の言葉にも怒りを覚えていた
・その後、
・タウンページが持てない自分の体力のなさをどうにかしようと思い、産後ボディケア&フィットネスに参加する
・エクセサイズ+気持ちを話す
・実家の仕事を手伝う(古紙再生の現場)
・1~2時間でも働くことができたことがよかった
・メッセージ(以下3点)
・想像力と共感(>家事、育児万能より)
・夫婦二人だけで乗り切ろうとしない
・風通しのいいパートナーシップを
・二人目の出産
・産後うつを防ぐために、様々なサポートを活用した(お金をかけた)
・三人目の出産時には、仲間が押しかけてきた(支え)

○長野正義(FJ:当事者夫)
・7年前くらいに妻が発症、5年くらい継続している
・現在妻は職場復帰しているが、再発リスクは抱えている
・通り魔犯罪に遭遇してしまったような感覚(何でウチなの?何で妻なの?)
・7年前の状況
・30代後半の夫婦、2人目の出産
・某大手金融機関の本部に勤務、30代で管理職(課長)
・妻も仕事をバリバリやっていたので、退職せず
・二人目の出産時に発症
・子ども2に対し、夫婦が実質1になってしまったことも影響するか?
・原因はわからない
・対応を時系列にまとめる(12ページ)
・まず、気休め型
・まぁ、そうカリカリするなよ
・産後の疲れの愚痴だろう
・余計なケーキを買ってみたり
・気晴らしのイベントをしてみたが・・・不要だったかも
・大変、大変って言ったってさ、育児休暇中だろ?がんばれよ、などの声かけをしてしまったかも
・最初はカリカリしていたのに、だんだん元気がなくなってきたぞ
・ある日、ごはんもどうなっているかわからない状態の子どもがいて、母親が疲れきって倒れているような状態
・これはまずい→他人依存型
・ベビーシッターを雇う、家政婦を雇う
・週末は、父親・家族、平日はシッターさんや家政婦さん
・負担を減らすため
・精神医療面のためにも、精神、心療内科の受診をすすめる
・うつ病の診断が出た
・サポートは万全だと思った
・月15万円くらいの出費だったが、その分「仕事をがんばるぞ」へ
・妻が躁状態へ
・子どもがダダをこねた時に、上の子を突き飛ばしたような事件あり
・ケンカが増えた
・シッターさん、家政婦さんは気を遣うことを知る(話をした)
・これまでは、人に頼りすぎていたか・・・→自力フルパワー型へ
・父親として「全て」やる
・朝は保育園へ子どもを送り、出勤
・夕方は17時に帰宅、保育園へ迎えに行き、風呂、食事、寝かしつけをして、再度出社して午前様
・WLBなんて言葉もないし、意識もなかった
・妻の症状はよくならなかった
・半年も続けると、疲弊してくる
・支えきれないと思えてきた
・実家が心配(実母)
・実母が徒歩5分のところに転居してサポートしてくれるようになった
・妻にふるえや発熱が生じてくる
・罪悪感、無力感「私は何もできない」と妻
・救急車で病院に搬送されることもあった
・仕事より育児よりも妻→夫婦強調型へ
・転職を決意し、介護・育児型の生活へ
・日中は二人で「ぼー」っとしてみる
・散歩に出るようになった
・初めは感情表出がなかったが、だんだん話してくれるようになった
・「あまり子どもが好きじゃない」という思いを話してくれた
・転職後は友人の会社を手伝う立場なので、時間の融通は効く
・カウンセリング中心の病院へ転院
・カウンセリングに夫もついていくようにした
・メッセージ(以下2点)
・家族で過ごすことも大切なのでは
・対応が正しかったのか、自信はないが・・・

○宮崎弘美(ママブルーネットワーク)
・出産を経てうつ病を発症
・2004年から自助グループを立ち上げる
・現在は、心理職の仕事を続けている
・長崎の「黒い雨」
・体験者として、専門家が「ここまで」という以上の範囲に黒い雨が降っていたということがあった
・通ずるところ
・体験者の話は、理論上ありえないかもしれない(産後うつ=ただの怠け?)
・自助グループのBBSではよく聞かれたこと
・2000年にうつ病悪化
・自殺未遂を何度もした
・日中の行動の記憶がない
・息子に何をしているのかわからず、危険な存在として自己認識してしまう
・それを何とかしようと思い、精神科に入院した
・入院した時に「ほっ」とした(これで息子は大丈夫)
・当時欲しかったサポート(以下)
・正しい情報(10年前には、ほとんど情報がなかった。自分が産後うつ病だということがわからなかった)
・休もうと思っても、子どもがいるから「休めない」
・闘病中も「治るのか?」と思ってしまった。
・体験を語り合う場の必要性を感じる→ママブルーネットワーク(4700人程の登録)
・うつ病の傾向から、まずは携帯メールから
・自助グループ→子育てサークル
・夫のサポートについて
・初期は全てがずれていた(ケーキを買ってきた、チョコレートを買ってきた、サイクリングに行っておいで)
・妻が本当に欲しいサポートを実現するのが「夫のサポート」聞いて実現する
・夫の限界を超えてはいけない
・全て自分で何とかしようとしてしまう傾向がある
・妻が本当に欲しいサポートのためには・・・(16ページ)
・情報収集(正しい情報)本人から、調べる、体験を聞く、本を読む、主治医から聞く(うつ病の時には考えがまとまらない)
・妻を助ける言葉かけ
・妻が一息入れる時間を作る
・自分の限界を知る
・愚痴は聞き流す
・自分自身を大切にする(ここまで)
・回復中のサポートは、間違った方向へ行くこともあるので、正しい情報を入手して参考にすることが大切(「ママブルーになっても大丈夫」など)
・求められる以上のことはしない
・言動一致(やらないことは「やる」と言わない)
・夫も自分自身を大切にする
・うつ病の妻には判断させない
・上記は自分にとって無理のないサポートになっているか?
・夫婦とも、一人で悩まない
・妻が回復後に夫がうつ病になってしまうこともある
・ママブルーネットワークの「誓い」(「ママ」=「パパ」)
・サポートを受けながら、無理なく

(司会:棒田明子さん。以下()内)
・誰でもなりうること
・第1子を子育て中のママからコメント
(アラキママ:産後5ヶ月)
・夫の帰りは遅い
・日中コミュニケーションをとる時間がない、ということが不安
・家事などはなんとかなるが
・朝バタバタの中で少し会話する
(ママの思いとパパのサポートの「ずれ」に関してどうか?)
・ささいなことが大切
・30分~1時間でも子どもを連れて外出してもらえると助かる
・お願いをすれば何でもやってもらえるので、週末は育児を休んでいる

3:父親たちで考える“産後うつ”問題~ママを産後うつから守る!パパはママの最強サポーター~

第2部
○市川香織(日本助産師会)
・助産師の仕事・活動と今後の課題について
・29ページから(資料)
・助産師=Midwife=女性に寄り添う人
・今回は出産、産後に焦点を当てているが、実際の役割はもっと広範(29ページ)
・妊娠:出産:産後のどこで助産師と出会うか?
・関わりは「点」
・継続して関わることは少なく、細切れになりがち
・育児指導もやっているが・・・
・女性が求める、妊娠・出産・産後ケア(厚労省研究H14)
・1対1の継続ケアのニーズは大きい
・しかし、その体制が整っているのか?
・産後の退院が早くなっていることも影響しているのか?
・早くて3日で、育児に自信がないまま退院するケースも少なくない
・産後うつのリスクを高めている要因として(30ページ、以下)
・出産年齢の高齢化(親も高齢で頼れない)
・パートナーが多忙な時期と重なってしまう(海外赴任だけでなく、働き盛り)
・思い通りになりにくい経験(キャリアを積んできた女性も多くなっている)
・子育ては思い通りにならない
・子どもに理屈は通じない
・助産師のケア(以下3点)
・からだのケア
・正常な妊娠、出産へ向けての診断とからだ作りをアドバイス
・マイナートラブル(腰痛、便秘など)への助言
・ストイックに取り組みすぎることは産後うつリスクになる?
・適当に力を抜くことも大切
・身体の不調の訴えは?
・こころのケア
・産後のイメージを作り、情報を得て取り組む
・仕事や家庭でストレスはないか?
・取り組みを「ほめる」こと
・一番のほめ言葉は「ありがとう」
・助産師としては、表情や顔色、訴えの内容に注意
・いつも自信がない人にはちょっと注意しています(助産師)
・パートナー・家族の支援
・沐浴、育児技術も大切だが・・・
・出産前後の心理的変化やメンタルヘルスの視点も重要になっている
・祖父母へのアプローチ(孫育て講座)
・世代ギャップがストレス因子になっていることもある
・子育てママは考えがまとまっている状態ではなく、情報を得ながら取り組んでいる
・あれこれ言われてしまうことはストレス
・助産師会としての今後の取り組み
・「予防」で関わることが一番
・妊娠中から継続して関わりたい
・利用している施設で助産師と接点を作ることを打診してみてください
・そして「継続して関わってください」と気の合う助産師に依頼する
・産後の継続的なフォローアップ体制を「作ってください」
・助産師マタニティサポート(Web)

○吉岡マコ(マドレボニータ)
・Twitterで実況中継
・産後うつ一歩手前の人たちのこと
・前半は重症化してはいあがってきた人の話(感動的!)
・10人に1人が産後うつになる、有名な話
・じゃあ9人は?
・診断はされていないので、1人には入っていないが・・・
・9人の中にも大変な症状が出る人もいる
・「ちょっと『ヤバイ』かも」という人
・元気にエクセサイズしているのを見ると「健康そうでいいですね」といわれてしまう
・しかし、元気な裏側は一歩間違えたらうつになってしまうことが容易に想像される
・そもそも出産前は・・・
・お腹が大きいので、わかりやすい
・周りが気を遣ってくれる
・玉のような赤ちゃんを見ると、みんなの意識はそちらへ・・・
・産後は大きなお腹がなくなってしまう
・妊娠中より産後の方が身体はしんどい
・カマキリは出産後死んでしまう
・他の人は楽しそうなのに、シワシワ、ボロボロ、ガタガタに・・・
・様々な産後ケアの体制が、今の日本にはない
・ヘルスケア体制は、産前にはたくさんあるのに、出産後には全て子どもにいってしまう
・子どものヘルスケアに連れて行くのは誰?
・これじゃ、まずい
・産後に特化したプログラムを開発(吉岡氏)
・(1)有酸素運動によって、体力を回復させる
・筋トレよりも、心肺機能が大切
・体内エネルギーを高める
・うつ病を発症すると、体力が落ちてしまうので動けなくなってしまう
・一歩前、なりかけの人が身体を動かすことで回復することもある
・運動をしてから、精神科へ行くなどのルートもあったりする
・母親たちはリフレッシュ、ほっとする、リフレッシュするだけでは足りない
・自己表現が大切=(2)コミュニケーションの時間
・子どもと二人の時間を抜け出して、大人の会話をする時間
・セルフケアに関すること
・身体のケア、睡眠の阻害に関する助言など
・4週間のプログラムを経て、ようやく回復してくる
・そもそも産後うつの研究、産後の身体・心の研究がない、専門家がいない
・産後うつに必要なのは、治療ではなくリハビリ
・自分の力を発揮する機会が必要
・マドレボニータの活動としては、その専門家を輩出することが核に
・ママさん体操だけではなく、「産後」の分野を学び、プロとして教えていく
・本当に10人に一人なのか・
・一歩手前の人は8割くらいいるのではないか?
・「診断されていないが、産後うつだったと思う」「産後うつの一歩手前だった」などの回答が目立つ
・「元気そうなお母さんですね」で済ませてはいけない
・産後に必要なのは治療ではなく、リハビリ
・夫はその重要性を理解して、気持ちよく送り出して欲しい
・診断されていないが・・・(以下)
・何をするにもかったるうい
・子どもをベランダからぽいって投げたら・・・など
・全く眠れず、神経が高ぶっていた
・傘の先がこちらを向くだけで「殺すつもり?」といってしまう
・産後何もできないのは「あたりまえ」(ここまで)
・その時夫は・・・(以下)
・放っておかれた
・言われなければわからない(夫も歩み寄りが必要)
・帰宅時間が遅くなっていった
・産後は全身全霊でサポートする時期(ここまで)

4:父親たちで考える“産後うつ”問題~ママを産後うつから守る!パパはママの最強サポーター~

第3部 全体ディスカッション(司会:FJ小崎氏)
1:宗田Dr.
2:吉岡氏
3:市川氏
(FJ宮島氏)
・薬を使わない精神科医
・精神科の病院では数ケースしか見ていない
・育児相談で数件
司会
・参加者の背景(医療、子育て関係、大阪の事件を受けて)
FJママ会員高祖
・オレンジリボンの活動→チラシ
・産後うつからの虐待、というルート
横浜産み育てハッピープロジェクト
・いろんな課題がある
・産後のお母さんの心と身体の変化
・こういう状態に陥るかもしれないということをお父さんはほとんどわかっていない。お母さんも実はわかっていない
・教えられていないから
・どういうルートで教わるか?
・窓口はたくさんあったほうがいいと思うが
・医師は難しい、夫は知識がないから難しい・帰りは遅くなっていく
・行政の支援は穴がある
・やっていることは謳っているが、ニーズにあっていない
・例えば、産前ケアに「つわり」が入っていない、産後ケアの申し込みに窓口への書類提出が要るなど
司会
・お父さんはどうすればいい?ずれているというが・・・
1.宗田Dr.
・自分よりももっと奥さんを大切にしている人がたくさんいるな、という率直な感想
・夫婦だけの問題ではないが、親が入ればいいのか?
・親が入ることでもっと難しくなるケースもある
・地域で一緒に考えてくれる仲間がいるかどうか
・仲間や友達がいる、というのは大きな味方
フォロワー:小児科医
・素晴らしいお父さんの話は聞くが、どうすればいい、という話は聞かれない
・産後うつを体験したが、力でねじ伏せた
・しかし、こういう体験は残ってしまう
・母親はこうあるべき、母性があるならこうだろう、という意識に意義
・生んだら母親だから、これがあたりまえ、というところから抜け出す必要あり
・自分の母親像を妻に押し付けないこと
・「一般の母性」を捨てて、二人(夫婦)の「母性・父性」をつくっていく取り組み
3.市川氏
・本日の集まりは素晴らしいと思う
・いろいろ調べて欲しいと思う
司会
・膨大な情報量を、どう精査していくか
2.吉岡氏
・FJのファザーリングスクール
・初めは産後ケアが科目になかったが、直談判した
・産後何が起こるのか?について吉岡氏が解説する
・妊婦さんは産後のことを話すと嫌がるが、実は男性の方がうけがいい
・男性の方が情報を論理的に受け止める能力に長けていると思う
司会
・立会い出産をしたが、出産時の夫は「刺身のツマ」みたいなもの
・出産に男性は「入るべからず」な雰囲気
1.宗田氏
・だいぶ変わってきているが、立会い出産の主旨は出産プロセスに寄り添うこと
・立会い出産と「立ち見出産」の違い
・大切なのは「プロセス」
・前後の関わりが大切
・立ち見は必要ない
司会
・男性は知識がない、意識が低い、ということに対する提言は?
1.宗田氏
・横浜の取り組みを読み、市川氏と話をしていたところ
・妊娠中に産後の話をすることについて、病院が慎重(後ろ向き)
・妊婦さんを不安にする、などの理由
・でもこれは問題を先送りしているに過ぎない
・がんばっているお母さんがなりやすい側面
・キャリアも影響する
・産後うつになってしまうのは、誰の責任でもないのか?
・お母さんはもちろん、お父さんの責任か?と言われるとどうか
・行政に取りまとめ役がいないのも事実
・政治に関することは「選んだ責任」にもなってしまうが・・・
2.吉岡氏
・市民出身の専門家をもっと頼ってもいいのではないか?
・杉並区のバウチャー制度
・NPOも戦略的にやっていく必要がある
・積極的な相互交流(民間-行政)も必要
3.市川氏
・産後にもチケット制のようなものがあってもいいのではないか
・結婚式場に行ってセミナーをする
・「おめでた婚(全体の4割)」の方を対象に
・しくみを提案していくのは、NPOか?
FJ塚路氏
・さんきゅーパパプロジェクト
・eラーニングあり
・産後ケアがなかった

司会
・最後にメッセージを
1.宗田氏
・現場(医療)は、こういう議論にはなっていない
・近所で話題を広げて欲しい
・一方で、熱心な旦那さんが多いことも「産後うつ」の問題の背景にある
・子育てにも大きく影響する
2.吉岡氏
・飲み屋ではしにくい話かもしれないが・・・
・子どもの話も大切だが、産後の妻のお話も大切
・体験談も大切
3.市川氏
・助産師を見つけて、話を聞いてくれと言って欲しい
・子育ては、いい加減が「良い加減」
棒田氏
・今の日本は「できない」が「言えない」社会
・家族や友達にも「言えない」
・「できない」を聞き入れられるようになってほしい
司会
・まとめる場ではないが、一人ひとりに芽生えるものがあると思う
・許す社会や感受性
・きれい事を、少しずつ「カタチ」へ
・FJの取り組みも

FJ安藤氏
・18時まで大分にいた
・岡山、名古屋、九州と活動していた(週末)
・車内でも見られた家族の姿
・泣く赤ちゃんをデッキに連れて行くパパ
・一方で、泣く子に手を出せずに、それを周囲の男性が嫌そうにする
・揺さぶる講演をすると、泣いて話をしにくる妻も
・完璧な育児はない
・育児をしながら親も成長していく
・産後うつ予防プロジェクトも進めていきたい
・プロジェクトへの参画も考えていただきたい

2010年8月8日日曜日

雑記100808 娘の二語文

娘が二語文をしゃべるようになった。
例えば・・・
・かっいー、といえ(おかあさん、といれ)
・やいや、ないねぇ(おとうさん、いねいね)
など、まぁよくしゃべります。

木の声

先にアップした「みつぼ」の後にハシゴした居酒屋。
落ち着いた店構えで、おいしいつまみと、ちょっといいお酒を置いている。
1Fが蕎麦屋らしく、蕎麦は文句なしにうまく、おつまみもちょっと変わったものを置いていた。
7月の会合では、鯨の肉とウイスキーで締めの一杯。
 
建物は古い民家を改造したような本当に落ち着きのある雰囲気で、大通りから一本入ったところのお店なので、周りの音も非常に静かでした。
ここも池袋ではおすすめの一軒です。
 
■DATA
木の声
東京都豊島区南池袋2-18-4
TEL: 03-3981-3730
Web
 

みつぼ池袋店

気の合うワーカーさんと7月に会合をした時に行ったお店。
古い店構えと、カウンターと狭いテーブル席で、活気のあるお店。
夏は暑い店内だけれども、それがまたいい。
赤提灯好きならおすすめのお店。
 
やきとんで売っている店みたいだけれども、その他つまみも安く、それぞれがうまい。
生肉や煮物も含め、非常においしい。
池袋で一杯、のときにも、がっつりとことん飲みの時にも便利な一軒。
Iyokiyeha的には、傑作な一軒です。
 
■DATA
みつぼ池袋店
東京都豊島区南池袋2-16-1 長岡ビル 1F
TEL: 03-3988-1396
Web
 

2010年8月5日木曜日

雑記100805

上野駅を降りて、出勤前に上野公園散策をするのは、今も続けているのだけれども、まぁ、いろんな人がいる。
Iyokiyehaは、木漏れ日の中をずんずん歩いていくことが、出勤前の準備にちょうどいいのだけれども、一方で半分生活の拠点になっている人もいる。
 
4日に、企業向けの講習会で講師を務めた。
開始前には、いつものように胃がキリキリとしてきて、不快感もあったのだけれども、まぁ進行は概ねうまくできたかなと。
担当者のニーズって、結構「しゃべりたい」ところにもあって、「白黒はっきりしない」ことはわかっていても、目の前のことを「何とかしたい」という一心で参加されている人も多いと思ったので、そんな希望に沿う内容に仕上げてみました。
思惑通り、とまではいかなかったけれども、想定範囲内でした。
精神障害者と接する時の注意点を整理する、という主旨の講座で、事業所担当者にロールプレイに参加してもらうという、少し大胆な内容ですが・・・詳細は機会があれば。
興味のある方は連絡くださいね。

2010年8月4日水曜日

雑記100804

娘が起きている時間に帰宅して、遊びながらフロに入れ、そのまま寝かしつけてしまうのが日課になりつつある。
いろんな変化を目の当たりにできて、それだけでも飽きない。とても面白い。
「あっちっち」とかいって、触ろうとしなかったシャワーヘッドも、今では一度手にすると離さなくなってしまった。
「使うから~」なんていって、とりあげようものなら、素晴らしい反響の中で泣き声を聞くことになります。
ならばと、こちらも知恵を使って、自分の頭を指差し「ここにかけて」と言うと、楽しそうにIyokiyehaの頭にシャワーのお湯をかけてくれる。
1歳児との知恵比べです。
言葉で伝わらない分、知恵を使ってコミュニケーション、です。結構楽しい。

2010年8月3日火曜日

雑記100803

昨晩は、早帰り-自宅で残業初日。
これまで、仕事は家に持ち帰らないのがモットーだったのですが、発想を変え、やり方を変え、ノマドワーキングに飛び込んでみることにしました。
全体の仕事量は、全く減る気配がないので。。。
事務処理効率としては、おそらく事務所で仕事をする倍くらいははかどるかと。
寝る時間を一定にすれば、仕事の時間は減るけれども、その分濃い仕事ができれば挽回できそうですね。
もう少し続けてみます。

2010年8月2日月曜日

雑記100802

先週は、木曜日の午後からお休みをもらって、実家から戻ってきた妻と娘の埼玉復帰をサポート。
まぁ、暑くて暑くて、Iyokiyeha自身がバテそうだったのだけれども、何とか、子育て復帰です。
 
しばらく一人暮らしをしてみて、少し冷静になって考えてみると、やはり今の働き方じゃ、家族みんなが疲弊していくのだろうなと思うところもあり、少し仕事の仕方を変えてみようと思っています。
具体的には、自宅に仕事の一部を持ち帰る、ということなのだけれども、さて、どうなることか。
自宅でやったほうがいい仕事と、職場でやったほうがいい仕事の切り分けがポイントになってくるのだろう。
もう一つ加えるなら、「外でやったほうがいい仕事」か。
今よりも、もっともっと、時間にメリハリつけて仕事する必要を感じます。
 
 
そんなこともあり、子育て編。
娘は確実に言葉が増えました。
ようしゃべるしゃべる。
でも、よくわからない言葉もあり、これが親としては泣き所。
娘は「伝えている」のに、こちらは「わからない」。
おぉ、ミスコミュニケーション(←ばか)。
感情や、好き嫌いも表出できるようになり、昨日は夕方、散歩がてら自転車に乗せて近所を一回りしてきて自転車から降ろすと「嫌だ~」と泣き叫ぶ。
もっと乗りたいんだろうけれども、5kgの米と大量のクリーニングをもったIyokiyehaにそんな余裕もなく、結果、泣き叫ぶ娘を強制連行し自宅まで。
自宅の玄関で降ろしたところ、さらに泣いて玄関のドアノブに手を伸ばしてあわやドアを開けるところでした。
好奇心と感情がむき出しになったときの「火事場のバカ力」なのか?すごい勢いで、しばらくなき続けていました。
 
いやぁ、ふりかえるととってもおもしろいです。
その場は必死だけども・・・