2010年8月10日火曜日

緊急フォーラムへ参加してきました

最近、その活動に注目しているFJことFathering Japanによる「産後うつ」をテーマとした緊急フォーラムが開催されるということで、仕事帰りに参加してきました。

意外と知らない「産後うつ」。
一応、専門家ですので、そういう症状があるということは知っていましたが、まさかまさか、こんな現状だったとは・・・と、目からウロコの2時間半でした。

詳細は、Twitterの実況中継ばりに記載したメモ(以下の投稿)にゆずるとして、要約するとこんな感じかと。
1.その数。「産後うつ」の診断を受ける人は、出産後の女性の内10人に1人と言われている。
2.しかし、診断されない10人中9人のうち、8人くらいは「自分ではコントロールできない感覚」を経験している。
3.日本には「産後ケア」の専門家がいない。知見も蓄積されていない。伝えられる機会がない。

という現状と、

4.当事者(経験者)が統計よりも圧倒的に多いことの理由には、「できない」がいえない風潮も影響している。
5.子育て世代間ギャップもストレスの一因になることがある。身内のケアがあればいいというものではない。
6.産後うつ予防のためには、しくみとしての行政的な支援だけでなく、民間専門家の知恵や知識を戦略的に束ねていくことも大切。
7.「一般的な」母性(、父性)の押し付けは、ストレス以外の何者でもない。夫婦による「母性」「父性」を、その夫婦なりに創っていくことが大切である。

といった課題が提示されていたように思います。

いろいろと感じたこともあり、興奮して目がさえてしまったため、本日は少し寝不足気味ですが、一専門家としても、一個人としても、非常に有意義な時間でした。

NPO法人 Fathering Japan
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さんきゅーパパプロジェクト
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