2016年3月14日月曜日

最後まで走り続けるには

現職として仕事ができるのも後半月となった。
名刺に記載されている肩書きも、4月になれば名乗れなくなる。
肩書きにしがみついているつもりはないし、それほど一般的には知られていない仕事なので、驕ることもそれほどないと思うのだが、それにしても11年プライドをもって仕事をしてきたバッジでもあるので、いざ手放すとなるとちょっとさびしい。
有給の消化、なんてことをやってみたい衝動にもかられるが、正直そんな暇はない。
「仕事辞めます」といって、割り切って新しい仕事をとらなければいい。
「来年の仕事ですね」と笑顔で仕事をとらなければいい。
そんなことなんだけれども、この時期になればなったで、残る職員さんに大切な(だと思う)ことを伝えたり、お世話になった人にあいさつしたり、そもそも今の仕事だって暇じゃないので、仕事をとらずにブラブラしているわけにもいかない。
結局、最後まで全力疾走して、翌日から新しい職場、ということになりそうなのだけれども、それはそれでいいのかな、とも思う。
先日、動かし始めた仕事も、中途半端に決着をつけるんじゃなくて、トップスピードで引き継いで、来年度しょっぱなからガンガンやってもらいたいと思う。
そのための準備期間なら、逆に憎まれっ子を演じてもやっておくことがあると思う。
最後まで謙虚に働き続けよう、と思うこのごろである。

2016年3月11日金曜日

ガラケーと考える時間

iPhoneから3G携帯に乗り換えて1年と少し経った。当初から「だいじょうぶだろう」と考えた末の契約変更であったが、やはり大丈夫であった。携帯電話のE-mailアドレスも使わないようにしてしまったため、おそらく友人・知人の数人には迷惑をかけているものと思われるが、本当に必要であれば何らかの形で連絡できているだろう、と推測する。
スマートフォンを手放して最も変化したことは何かと考えてみる。私の場合は、(1)AudioBookを使う時間が増えた。(2)考える時間が増えた。(3)雑誌に目を通す時間が増えた。といったところだろうか。
先日、友人と話していたときに、こんな話題があった。「これ(スマートフォン)って、Pullの情報ツールだと思っていたのだけど、使ってみると結局Pushなんだよね。」
なるほど、と思う。私が直感的に「スマホに使われている」と感じていたことは、この発言に集約されているのだろう。

個人的なことをまとめればこうなる。
スマートフォンは便利、とても便利で、シームレスに仕事や活動ができる。ただし、能動的に使いこなさないとスマートフォンを通してやってくる膨大な情報に飲み込まれ、飲み込まれていることにも気づけなくなる。
東京勤務時代の自分がそうだったのだと思う。今はどうか?確かに自分に入ってくる情報量は激減したと思う。ただ、既存のまとまったメディアを通して良質な情報を得て、それに思いを巡らせて考える時間が増えたといえるだろう。
少なくとも、私には「合った」ツールの使い方なのだろう。

2016年3月6日日曜日

子どもとお散歩

週末、長女が発熱し、続いて妻も発熱している。
今までは夫婦どちらかなら私が発熱することが多かったのだが、最近妻も体調を崩すようになった。お互い身体が変化する時期なのだろう。気をつけよう。

そんな中で、次女(1歳4ヶ月ちょっと)が屋外に出ていないので、買いものに連れて出る。
自宅から横断歩道を渡ったところがスーパーなので、自分の足なら1分程度で行けるのだが、お散歩を兼ねていたので、次女と手をつないでスーパーまで歩く。
たっぷり3~4倍の時間がかかった。
横断歩道は渡り終わる前に点滅が始まってしまう。
なかなかのんびりした買い物&散歩になった。

ちょっとしたことなのだけれども、なんとなく流れる時間や雰囲気が違って見えた。
目線の高さは大人なのかもしれないが、子どもの歩幅にあわせてみることで、抱き上げて歩くのとは全く違う時間を過ごしたような気がした。

不思議な感じだが、まだまだそういう「感じ」に気づける自分に、ちょっと安心した。

2016年3月2日水曜日

転職

2月末に、所属する機構の人事異動内示がありました。
私は異動の対象ではないのですが、今年3月末をもって、機構を退職することになりました。

昨年度の終わり頃から準備をしていたため、何かの拍子に就職活動していることや、内々示(11月末)の段階で言動が変化してしまうことを恐れて、今年度はこのBlogやFacebookなどの更新を敢えてしていませんでした。

4月からは、居住地の自治体職員として勤務することが内定しています(配属先は未定)。中途の一般行政職採用なので、職業リハビリテーション関連業務に携われるのかどうかも分からないまま、流れに身を任せているこの頃です。

私の地元から離れた土地で転職することについては、ご指摘もいただいているところですが、家庭の事情含め様々な理由がありますので、そのあたりは今後また何かの折に直接お伝えできればと思います。とはいえ、一番の理由はお察しの通り「家族のこと」を考えた結果です。

なんだかんだで11年間、頭までどっぷりと浸かってきた職業リハビリテーションから飛び出すことには、不安もありますが、動かなければ景色は変わらない、ということで、新しい場所で新しいことも学んでいきたいと思います。

今後ともどうぞよろしくお願いします。