2007年11月28日水曜日

富士急ハイランド

この忙しい時に、無理やり休みをとって、嫁さんと富士急ハイランドへ行ってきました。
先週までは、どうも水曜日に休みがとれず、それでも12月になると、寒すぎて行きたくなくなるだろうということで、11月の最終週というややバッドチョイス。
朝起きて、天気がよくないが、決行。

富士急ハイランドといえば、今は「ええじゃないか」、そして「FUJIYAMA」「ドドンパ」と絶叫マシーンで売っているテーマパーク。
他にもお化け屋敷系は充実しているらしい。

……Iyokiyehaは、この手のテーマパークは苦手である。
元々、人混みに出るのも嫌いなのに、それに加えて「絶叫」である。


意味がわからない。


正直、怖いんです。
腰が浮いて不安定なところで、落とされる感覚。
普段段出さないような、腹から「お」に濁点を打った音と「ご」が混ざったような声が出るあの感覚。胃が数センチ浮いてくるような感覚。

どれもToo Muchです。

でも、嫁さんが「山梨にいるのに、富士急に行かないのは反則」くらいのことを言うものですから、ちっぽけなプライドをフル稼働してみました。

現地。
FUJIYAMAがやけに大きいのでビビる。
あの落差は凄い。
「ええじゃないか」は論外。
足がつかないので、ぐるぐる回されるのはいかがなものかと。

でも、せっかく来たので何も乗らずに帰るのは反則とも思い、「ドドンパ」をチョイス。
(「ドドンパ」のスタート地点)

待ち時間40分ほど。
コースターにありがちな、ガタガタという音がせず「シューン」と心地よい音が聞こえるのがまた不安を誘う。

順番が来て、乗り込む。
ようやっとガタガタと音がする。
一旦後ろに下がる。
何か怖いですね。
でも、遠くを見ると、「SMILE」の文字。


(ドドンパのスタート地点から正面に見える看板)

このノリは好きです。

刹那、、
息が止まった感じがして、声が出せませんでした。
「あっ、ヤバ・・・」
みたいな感じです。
思考も身体反応もふっとぶほどのスピード。
帰ってからHPを見たら、こんな風に書いてました。

「ドドンパは空気を圧縮した力を使いあのスピードを出しています。
そのスピードはスタートから1.8秒でなんと時速172kmまで加速します。」
(富士急ハイランドHPより)

「シューン」という音も納得です。

さて、乗っていたときですが、Iyokiyehaのすぐ前には女性が乗っていました。
172kmまで加速して、何も考えられなくなったくらいで、前に座っていた女性の髪の毛がブワッと広がったのが目に留まり「あー、おもしれー」と思ったことしか覚えていません。
「SMILE」のLISMOもふっとびます。
そして、コースターが軽い下りに差し掛かると、身体が浮く感じ。
これは怖い。
Iyokiyehaは「お」に濁点をつけたような声をあげています。
隣で嫁さんは悲鳴をあげていました。
そして、右バンク。
「うわー」と思っていると、急上昇。
ここまではいい。
てっぺんで腰が浮いて、「あー、ヤダ」と思うと、垂直に下降。
本日初の落下感覚です。
地面に叩きつけられるような感覚と、内臓が浮き上がるような感覚。
変な声をあげながら、最終コーナーへ。
自然と笑いがこみ上げます。
明るい笑いではなく、諦めの笑いのようでした。

戻ってきて、コースターから降りると何だか平衡感覚が狂っていました。
でも、身体は、ドーパミンとアドレナリンがガバガバ出ているような感覚、何だかハイです。
今なら「FUJIYAMA」はいけるだろうと判断し、一気にFUJIYAMAへ。


(「FUJIYAMA」の入り口)

「FUJIYAMAのようなキャメルバック(ラクダの背)のコースターは高いところから落ちる「勢い」(慣性)で走っています。
なので、モーターやエンジンのような動力はありません。したがって落ちる所の高さが高いほど早くなります」
(富士急ハイランドHPより)

最高速度は130km/h、落差は70mほど。
落差と最高部の高度、速度、どれをとっても世界一とのことで、ギネスの証明とかが貼ってありました。
こちらは待ち時間なし。
勢いで行ったので、準備も不安もなく、ノリで。
それが、コースターに乗って登っていく時に恐怖が襲ってきます。
周囲を見回すと、正面に富士山と青木ヶ原樹海。
天気があまりよくないので、独特の雰囲気です。
コースターの前の方では、写真とってる集団がいて、素直に「コイツらすげー」と思いました。

最高点。
そして、落下。
Gがすごい。

でも、後はよく覚えてないです。
5回くらい落とされたり、登ったと思ったときにすぐに落とされることもあり、地面スレスレを走ることもありましたが、途中から「あー」みたいな。
嫁さん曰く、「途中から声も出ていなかった」とのこと。
放心でしょう。



(駐車場から見える「FUJIYAMA」、最初の落下時)

「ドドンパ」と「FUJIYAMA」でお腹一杯です。
「ええじゃないか」はIyokiyehaと嫁、双方がびびったため、乗れませんでした。


(「ええじゃないか」の最初の落下)

CMは好きなんですが。

その後、嫁さんが「まだモトをとっていない」と言い張り、フリーフォールに乗りました。
Iyokiyehaはフリーフォール初体験。
まっすぐ落とされるのは苦手ですが、放心状態のまま、半ば強制連行です。
思考はほとんど停止していましたが、富士吉田の町がきれいに見えたと思ったら、落とされました。
「う」に濁点打ったような声を出したのは覚えています。

後は、昼食をとり、スケートして、観覧車に乗って帰宅しました。
帰り道は、ややハイになっていて身体は多少の違和感のみですが、これが明日、明後日に筋肉痛になるかと思うと、ちょっとイヤだなぁ。
「また行きたい」とは口が裂けてもいいませんが、いい休日でした。

ただ、ひどい疲れで行った手話講座は散々で、寝てしまいました。あぁ~

2007年11月26日月曜日

身体をセンサーにする

日常における以前との変化はまだ実感がないが、合気道の稽古をする時、相手の動きに合わせて私が動作することで頭が非常に疲れることがある。
普段、身体を動かすことそれ自体を意識することがないからなのだろうが、なかなか不思議な感覚である。

稽古の中に「手刀合わせ」というものがある。
向かい合った相手と、手刀が手首で触れる距離で立つ。
一方が動き、もう一人は相手の動作に合わせて、間合いを保ちながら動作する。

先日、この稽古を目を閉じてやった。
視覚を遮ると、いろんな感覚を意識できる。
一つは手首にかかる力を感じる触覚。
一つは摺足の音や、相手の息づかいを聞き取る聴覚。
そして、それだけじゃない雰囲気のような感覚。
普段は意識することなく情報収集が自動化している感覚を意識することで、より多くの情報を収集できる。

おそらく、この「普段使わない感覚」をフル稼働するから、頭が疲れるのだろう。
でも、この「普段使わない感覚」を日常フル稼働したらどうなるのだろう、と考える。
ちょっと予想できないけれども、おそらく生活の動作が変化するのだろうなと察する。
ちょっと意識してみようか。
一体どうなるのだろう。

2007年11月25日日曜日

週末雑記(メンタルヘルスマネジメント合格・白州)

木曜日、帰宅すると先月受験したメンタルヘルスマネジメントの結果が届いていた。
http://iyokiyeha.blogspot.com/2007/10/1014.html
http://www.mental-health.ne.jp/index.html
(メンタルヘルス・マネジメント検定)

Ⅱ種、Ⅲ種ともに合格。
自信はあったのだが、やはり合格通知が届くと「ほっ」とする。

これに合格したから何ができるってことではないけれども、周辺知識の広がりが本業を豊かにするというのも、これまでの自分の経験から事実かと思っているので、いい力試しでした。
この検定の勉強がヒントになって、講演で使うスライドができたり、支援プログラムを追加したりしているので、それだけでも十分意味ある勉強だったかなと。




週末は三連休。
とはいえ、何も予定を入れていなかったため、3日間ぐうたらと。

初日は、昼前まで寝てしまうという失態をおかす。
完全にお休みモードで気が緩んでいたのも事実だが、相当疲れもたまっていたように思う。
疲れはとれたが、何かもったいない気もする。
起きて、朝昼食をとり、提出する予定の文章を仕上げる。
出題者の意図を外していなければいいのだが、まぁ、文章としてはまとまったかと。
この内容も、結果がでたらお知らせします。

土曜日。
やはり寝坊する。
昨日よりマシではあるが、どうも気が緩んでよくない。

朝食をとりながら、何となく「白州へ行こう」ということになり、昼過ぎに国道20号線を西へ。
http://www.suntory.co.jp/factory/hakushu/index.html
(サントリー 白州蒸留所)

無料で見学ができるということで、ウイスキー蒸留所の見学に参加。
飲めない嫁さんには悪いが、「ハンドルキーパー」の札をつけてもらう。

以前、静岡のバーで飲んだ「白州18年」のパネルを見つける。
http://iyokiyeha.blogspot.com/2007/10/106-7.html

(白州18年)
なんと、お値段21,000円!
そりゃ、ショットで1,800円も頷ける。
ここまで高級なものだったとは知らなかった。
日本のシングルモルトも世界に誇れるものということを知る。
12年を買って帰ろうと思ったのだが、7,000円くらいなので、嫁さんの目もあり、断念。
両方の実家へのおみやげとして、「12年」の小瓶と原酒のセットを買って帰る。

不思議なもので、もともと飲んでいたウイスキーも、蒸留所の見学を経て何となく見え方が変わる。
これまで「山梨に来たからワインを」と思って、せっせと飲んでいたけれども、国産ウイスキーももっと試してみたいなと。
ウイスキーの飲み方は、そういえば岡山時代の上司に教わったのだけども、確かにカクテルにせず、ウイスキーの味と香りを楽しむのが、やはりおいしい。
http://www.suntory.co.jp/gourmet/bar-navi/
(サントリー BAR-NAVI)
こんなサイトもあるので(甲府は一件しかヒットせず・悲)、またショットバーも探してみようと思う。

連休最終日。
愛車にスタッドレスタイヤを履かせ、ヨーカドーでジャージとウォームビズ用のカーディガンを購入。

平和な連休でした。

デボラ・R・ベッカー、ロバート・E・ドレイク著、堀宏隆、他訳、大島巌、他監訳『精神障害をもつ人たちの ワーキングライフ』金剛出版、2004年。(7)-3、102ページまで。

○スタッフの役割(続き)
<就労支援スペシャリスト>
・クライアントの技能と興味に合致した仕事をできる限り早く見つける手助けをし、必要に応じて継続して支援を提供する
(注:クライアントが働くべきであるか否か、働くことができるか否かを決めることではない)

1)目標
・就労時間の少なくとも65%は地域(事務所外)で過ごす
・採用後の一年間に、担当ケースの40%以上が少しの時間でも就労する(3~4ヶ月で)
2)資質
・精神疾患および物質使用障害について知識(精神疾患の症状、処方と副作用、対応方法など)を持っていなければならない
(1)統合失調症、分裂感情障害といった精神障害
(2)再発性大うつ病および双極性障害といった気分障害
(3)境界性人格障害などの重い人格障害
(4)強迫神経症やPTSD(外傷後ストレス障害)といった不安障害
(5)アルコール依存・物質乱用に関わる障害
※重い精神障害を持つ人たちにとって、働くことは病の症状に対処する戦略である
・望まれる資格・資質
(1)職場開拓、求職活動、職場の確保に総合的な知識と成功体験を持っていること
(2)地域の事業所と良好な関係を築ける能力を示せること
(3)広範囲にわたる職業に関する知識を活用できること
(4)クライアントの興味、ストレングス、技能、能力、対処法、本人固有のチャレンジ課題を認識し、それらを仕事と合致させる能力を有すること
(5)クライアントが仕事を維持できるよう支援するための長期にわたるサポート体制と就労環境を認識し、手配する能力を有していること
(6)診断、治療、処方および職務遂行に与える影響などの、重い精神疾患に関する知識を有していること
(7)障害者給付など社会保障に関する知識を有していること
(8)他のチームメンバー、事業主、家族に対しクライアントを効果的に支持・代弁する能力を有していること
※成熟しており、活発で、物事を前向きに考え、情熱的で、状況のよい面を見て目的を貫こうとする人、すなわち他の人が問題と考えることをチャレンジと受け止める人と言える

3)仕事の内容
・就労支援サービス「のみ」を提供する。
・ケースマネジメントのニーズが増大すると、就労に重点を置くことが難しくなる
・就労過程のあらゆる面に関与するジェネラリスト
(1)職業カウンセリング
(2)求職活動
(3)継続・同行支援 他
 全ての過程を、一人のスペシャリストが担当する
※段階的な手法に関する経験を有する場合、IPSの迅速な求職活動には馴染みにくい

○記録管理と成果の評価
・就労の成果を追跡し、スーパービジョンに使用することで、クライアントが一般就労を手に入れる手助けに集中できる
<一般雇用の定義>
(1)最低限、最低賃金を得ること
(2)就労現場には障害者ではない同僚が含まれること
(3)その職位は誰でもが保持できる職位であること、すなわち、その仕事は必ずしも障害者がその職位に就く必要がないものであること
(4)事業主の監督を受けること
・記録の内容は、最低限以下のものが含まれる
 -就労初日の日付
 -毎週の就労時間
 -終了日
 これらに加え
 -毎週の賃金に関する記録
 など、エクセルのワークシートを利用するのが集計しやすい
 この他、
 -クライアントの職業上の目的・目標を達成するための取り組み
 -過去の就労データをケース記録に毎月記載する
  (仕事を得た経緯、就労場所の名称、職種と職務内容、退職理由、
職業上のその人の長所、直面した困難など)

佐藤可士和『佐藤可士和の超整理術』日本経済新聞出版社、2007年。

気鋭のアートディレクターが、自らの仕事を振り返りながら、その根底にある「整理術」について論じる。「空間」「情報」「思考」という三つのレベルの整理を通して、仕事の効率化にとどまらない爽快感が得られるという。

普段、状況や情報を整理して支援計画を立てる仕事をしている私としては、別段特別な内容ではないのだが、それを言語化して読めるというのは、情報整理の次のステップに進む上で有益と思われる。
現に、既に実践した整理術(空間)もあり。
職場の机を掃除してみたが、これまでといろんな「置き場」を変えたので、慣れるのに時間はかかりそう。
でも、いろんなことを考えるときに余計なものが視野に入らないので、その意味では「情報」整理の効率は上がっているかもしれない。

整理術が、アートディレクターとしての佐藤氏の仕事をどう支えているのかということにもふんだんに触れられており、非常に面白い。
個人的には、ユニクロの海外進出と、UTショップ、ファーストリテイリングのくだりが凄く面白かった。

2007年11月22日木曜日

ニーズとは?

すごく単純で、あたりまえのことだが、色眼鏡を一つ外したように思う。
他人が聞いたら「何だ、あたりまえじゃん。バカじゃねぇの?」と言われてしまいそうなことだが、仕事をしていてあることに気づく。

それは、「お金がほしいから、働きたい」と言われたときの、その人のニーズは「働きたい」ではない、ということ。
これは気をつけなければいけない。
この言葉だけ切り取れば、その人は「お金がほしい」のであって、「働きたい」はその手段でしかない。

おぉー、「その人」の本質に迫っている気がしてきた。(自己満足)

ここに「なぜ、お金がほしいのか?」という質問を加える。
その人は「自立したいから」といったら、更に深まる。
ここでは「自立したいこと」が目的であり、「お金がほしい」は「自立する」ことの手段となる。

「自立」という言葉が、含みを持つ言葉なので、本人は結局どうしたいのかということを突き詰めていくことになるのだが、例題はこの辺にしておく。

ここのところ、ニーズが把握しきれない方の相談が増えている。
なんだか「もやもや」が残る相談の時が、「結局何をしたいのさ?」ということで、ニーズ把握ができないことが多い。

とにかく「働きたい」の一点張りの場合は、どちらかといえる。
1)本当に働きたいと思っている(ニーズ=働く)
2)何か目的があって働きたいと思っている(ニーズ≠働く)

この発見は、単純な言葉遊びのように思われるかもしれないが、それを超えて、私の仕事の質が変わる気づきであるように思う。

2007年11月18日日曜日

週末の出来事 11/16-18

金曜日の晩、仕事が終わってから嫁さんと、映画「ボーン・アルティメイタム」を観に行く。
http://www.bourne-ultimatum.jp/
公式サイト

夕食は、春日あべにゅうのアーケードより南側、通りの東側にある「ちゃぶ台」という焼肉屋に入る。
給料日だったし、たまには嫁さんの好きなものを食べさせようと思い、焼肉をチョイス。
ちょっといい焼肉屋。
昭和の雰囲気を強調した店の作り。
ちょっと値が張るけども、その分おいしいものが食べられる。
「ちゃぶ丼」というどんぶりは、結構な量のご飯にホルモン焼きとキムチ、もう一つ漬物(葉もので濃い味付けのもの)がどっさり乗って680円、スープ付き。
満足である。

20:50開演のレイトショー。
男性は1,200円、女性は金曜日がレディースデーとかで1,000円で入場できる。
意外とお得である。
映画は、というと「ボーン・アイデンティティ」「ボーン・スプレマシー」の続編。
正統派アクションで、劇場で観る価値あり。
前作、前々作を観ていなくてもかろうじて楽しめる内容になっていると思うが、やはりこれまでのものも復習しておくと、より楽しめる。

土曜日。
ぐうたらな生活を送る。
やはり、予定のない週末は不必要に寝てしまう。
嫁さんに頼んでおいた美容室の予約が10時なのに、9時55分頃出発。
ここからしてダメダメである。
髪を切ってもらい、本屋へ寄って帰宅。

嫁さんをピックアップし、昼食は20号線沿いフレッシュネス・バーガーへ。
初めてだったが、サンドイッチはマックよりおいしい。
フライドポテトは皮付きポテトの分だけ、こっちの方が好き。
オニオンリングが意外とおいしいことを知る。

そのまま東へ車を走らせ、UNIQLOへ。
今ジョギングで使っているジャージが破れかかっているので、その代わりを買いに行ったのだが、ジャージの上下セットは売っていないようなので、スゥエットと長袖シャツを買って帰る。

夜は、焼酎(一刻者)を飲み、テレビを観て過ごす。
夜中に「ケータイ大喜利」に嫁さんと参加し、眠い頭でネタを考えるも、やはりまだまだレベルが違うことを思い知る。
そのまま就寝。

日曜日。
やはり寝坊する。
ダメダメな休日。

午前中は家事の手伝いもして、嫁さんが出かける準備をしている間に『ホームレス中学生』を読み切る。
昼食は、会社近くのRiz Cargoへ。
気合の入った欧風料理。
上品な味だけども、非常に庶民的な料理がでてきて満足。

そのままデニーズへ。
3時間ほど勉強して帰宅。
石油ストーブを出すために、軽油をタンクに入れるが、玄関でこぼしてエライ目に遭う。
まぁ、ぐうたらな休日の締めくくりはこんなものだろう。

池上彰『そうだったのか!現代史』集英社、2000年。

学部生時代から書棚に並んでいた本。何度か挑戦して、その度に途中で諦めてしまっていたのだが、今回は粘り強く読み切る。あまりの読み応えに、読み切るのに一ヶ月程かかってしまった。

「湾岸戦争」「冷戦」「ドイツ分割」「スターリン批判」「中国と台湾」「朝鮮戦争」「イスラエル誕生」「キューバ危機」「文化大革命」「ベトナム戦争」「ポル・ポト」「ソ連」「ベルリンの壁崩壊」「天安門広場」「石油危機」「EU」「旧ユーゴ紛争」。目次から各章の話題のみ取り上げてみましたが、これらについての基礎的な知識がまとめて読める良書。

恥ずかしいことではあるが、私は新聞が「読めている」人ではないと自覚している。それは、おそらく学校教育を通じて学ぶべき世界と日本の歴史について、中途半端な理解しかせずにテストや受験を切り抜けてきたことが原因だろう。結局、今でも紛争の原因などを遡って考えることはできていない。
これを、私が受けてきた教育のせいにしてしまうのは簡単だが、そんなことをしても何もならないことをわかっているから、こういうものを読む。池上氏の説明は、「こどもニュース」と同様とてもわかりやすい。まだまだ上記のことについて、胸を張って説明できるわけではないけれども、それでも現代のニュースが中世の歴史から上記の話題を経て今に至っているという大きな流れは感じられるようになってきた気もする。私のような、「イマドキの社会人」にはおすすめの一冊。

田村裕『ホームレス中学生』ワニブックス、2007年。

お笑い芸人「麒麟」の左側、田村氏の自伝。詳細は最近のテレビ番組や雑誌の記事でされているし、絶賛は著名人から一般の人までが様々な機会を通じてしているので、私自身の率直な感想のみ。
自身の壮絶な経験を飾らずに書ききっていることに、すごく好感を持ちました。「麒麟」の見え方が変わってしまうほどのインパクトがある読み物でした。素直に、「麒麟」が売れ続ける芸人でいてほしいなと思います。

2007年11月16日金曜日

デボラ・R・ベッカー、ロバート・E・ドレイク著、堀宏隆、他訳、大島巌、他監訳『精神障害をもつ人たちの ワーキングライフ』金剛出版、2004年。(7)-2、96ページまで。

■プログラムの実施と準備
○支援の基本的哲学
<働くことがクライアントの「治療の一部」である>
 治療・援助とリハビリテーションの基本的哲学(≒ミッション)として理解する必要がある
 働くことは、重度精神障害をもつ人たちが「患者という弱い立場」という役割から脱し、地域社会で通常の成人の役割を獲得することを可能にする一つの方法であるということを、支援者のミッションとして確認することが重要といえる。

<就労が、援助とリカバリー過程の中心的要素となる>
 導入は慎重に。理由は以下の通り。(「リカバリー」※読書メモ(2)参照)
1)新しい方式を取り入れることは、関係者が正しいと思っていたことを否定する側面もある
2)関係者の働き方や自分の仕事に関する考え方が変化するかもしれない
3)従来からの実践家は、職業訓練など十分な準備が必要であると信じているかもしれない。そうなると、迅速な求職活動の強調は信じがたいことになりかねない
4)ケースマネージャーによっては、クライアントの生活全般に安定感を築く手助けをする仕事、社会保障給付金を得ることやデイケアプログラムの作成まで、に力を注いでいた可能性がある
5)クライアントの生活を「変化」させる働きかけや、生活の複雑さを増すようなプログラムに不安を覚えるかもしれない

<実践ガイドライン>
1)精神保健援助と就労支援サービスの統合
2)クライアントが地域において、できるだけ早く、最低限、最低賃金を得られる、自分の好みと技能にあった職業を探すことができるよう支援する
3)長期的なサポートを提供すること
これらの基本的な概念的枠組みに対する、共通の理解をもたなければ、クライアントの利益に影響を及ぼすことになる
(精神保健援助チームの事務所と、就労支援スペシャリストの事務所は近いほうがいい)

○他のプログラムへの影響
・IPSプログラムに参加したクライアントの大部分は一般就労し、除々に就労時間を長くし、精神保健機関で過ごす時間が少なくなる
 従来のデイケアプログラムの利用は徐々に減少する。場合によっては、日中プログラムではなく、勤務時間後の夜間プログラムが必要になるかもしれない。

(○スタッフの研修)
・精神保健機関の訪問は、2~3日の期間で。内容は以下のものが望ましい
1)IPS就労支援スペシャリストの定例グループスーパービジョン・ミーティングへの参加
2)援助付き雇用に関与している精神科医に会い、援助プロセスにおける精神科医の役割についての説明を受けること
3)1~2人のケースマネージャーに会い、その役割について話を聞くこと
4)クライアントに会う、求職活動を行う、事業主に連絡を取るなど、地域で活動する就労支援スペシャリストに同行する

○スタッフの役割
<IPSコーディネーター>
就労支援スペシャリストの業務をスーパーバイズし、クライアントの紹介を扱う
・ミーティングの開催(2回/週)
-クライアントについて話し合い、SEをスーパーバイズするもの
1)嬉しいこと報告
 小さくても、達成感をスペシャリストに抱かせる
2)クライアントに関して直面している課題
 最新支援プランを説明、問題解決の戦略を立てる、次回検討
3)クライアントの紹介
 収集した情報を提示し、担当を決める
-職場開拓について話し合われるもの
1)就労の手がかりについて情報共有する
2)データーベースをチェックし、事業主ネットワークリストを作成
 ネットワークの構築は、クライアントの雇用機会を創り出す効果的な方法といえる

・スーパービジョン、研修
-IPSコーディネーターは以下の点に留意し、スペシャリストを観察する
1)事業主に対しプロ意識をもって対応しているか
2)可能性のある労働者としてクライアントを自信をもって紹介しているか
3)事業主のニーズを見極めているか
4)精神保健援助チームの他のメンバーとどのように連携しているか

こうした業務を遂行するために、IPSの運営と全体目標を完全に理解していることが大切である。重要なのは、IPSコーディネーターが、援助付き雇用は一般就労するクライアントを支援するための最善の方法であると確信していること。

デボラ・R・ベッカー、ロバート・E・ドレイク著、堀宏隆、他訳、大島巌、他監訳『精神障害をもつ人たちの ワーキングライフ』金剛出版、2004年。(7)-1、83ページまで。

■地域精神保健機関におけるIPSの構造(チーム形成から、役割分担など)
IPS立ち上げ時に必要な事項を具体的に取り上げている。プログラムの導入方法やチム形成(、予算)他(今回は、1,2節の部分)。一つ一つは「チームアプローチ」「リカバリー」「ストレングスに基づく支援」といった援助哲学に裏打ちされている。

○実施方法(IPSプログラムの追加か変更か)
クライアントに対して
1)現在提供されている支援サービスメニューにIPSを加える
・就労支援スペシャリストは、他職種チームに参加し、援助付き雇用と精神保健治療・援助を統合させる
・(全体の予算は増加する)
2)IPSを(通リハなど)他のサービスと置きかえる
・(資源(予算?)は、従来のものから新たなプログラムに支払われるようになり、)デイケアのカウンセラーは就労支援スペシャリストとしての任務にあたる
・(費用の増加はほとんどない)
・人員配置に工夫が必要(カウンセラーが有能な就労支援スペシャリストになるとは限らない)

○チームで取り組むこと
個々の実践家で実施しようとしたときにぶつかる困難
1)情報共有
・IPSはチームで取り組むことが「基本」。チーム内メンバーは、支援サービスの調整・計画・統合を行うためにクライアントに関する情報を共有する
・クライアントは、チームの構造、支援サービス改善のためにどのように情報を共有するか説明をうける
2)サービス対価が受け取れない(略)
3)個々の実践家が、ケースマネジメントサービスを「提供しない」
・IPSでは、ケースマネージャーや他のチームメンバーが提供する支援サービスは、就労支援スペシャリストが就労へ取り組めるようにするために不可欠なことである

○援助チーム
クライアントに対して、援助やリハビリテーションを提供したり調整し、支援する人たちの中核となるグループを意味する。
(例:()内は略称)VR(職業リハビリテーション)カウンセラー、就労支援スペシャリスト(ES)、IPSコーディネーター(ICo)、ケースマネージャー(CM)、援助チームリーダー(リーダー)、援助チーム精神科医(MD)、援助チーム看護師(Ns)など。
<ミーティング>
・就労支援スペシャリストは全てのミーティングに参加し、意思決定に参加する
・コミュニケーションがチーム全体の目標
・週一、二度程度のミーティングを開催。そのほかにも、時宜にかなった情報共有をする(メモ、電話、留守番電話、非公式な会合など)
・クライアントの状況が変化し、何らかのサポートが実施された場合、チームは「どんなサポートが試みられたかを『話し合う』」。その上で、クライアントとチームは協力してプランを立てる
<チーム形成と役割分担>
・援助チームを指名するだけでなく、各々の役割を確認し、クライアントの自立度を高め、一般雇用を継続し、さらによい状況になるのを見るにしたがい、スタッフの支援は改善され、理解はさらに深まるようになる
・就労支援スペシャリストはケースマネジメントの責務を果たさなければならないプログラムの場合、時間の経過とともに職業に関わるサービスや作業に集中して取り組めなくなることが明らかになる
・上記のように、各専門家がチームアプローチできるように、また就労支援スペシャリストが就労支援に専念できるように、スーパーバイザーが調整する
・(情報を提供した上で、クライアントが就労を目標としない場合、「チームの失敗」ではなく、「クライアントが働かないということを選択した」のだと理解しなくてはならない)
・就労支援スペシャリストが関与するのは、多くても二つのチーム
・クライアントで、ある状況について両価感情を持つ人たちは、時として別のチームメンバーに違う側面の話をすることがある。したがって、メンバー間の十分なコミュニケーションがクライアントの現状をよく理解するために必要となる。就労支援スペシャリストは、最初の段階から、就労支援スペシャリストがチームの一員であり、より適切な援助とリハビリテーションを提供するために、チームメンバーと情報共有することを説明する
・援助チームのメンバー間で意見が食い違う場合、お互いに話し合い、プランに合意する必要がある。

2007年11月15日木曜日

正中線上で正対する

13日、合気道の日。

稽古前に師匠と愚痴を言い合い、夢を語る。
愚痴は、まぁいろいろ。
夢は、実現不可能なものではなく、知り合いの知り合いくらいに私と師匠とがいることがだんだんわかってくる。
近いうちに、志のある人たちでアフターファイブを大いに楽しみ、この分野の「空気」が変わるような発展を生み出せたら最高ですね。

稽古。

「間合い」を体感する。
間合い。
普段でも使わない言葉ではないし、普段何気なく対人距離というものを気にする仕事をしていますから、目新しい概念ではないのだが、これを体感するとなるとまた不思議な感覚である。
お互いに手刀を出し、正対する。
この距離が「一足一刀」。
自分が飛び込めば相手に届く距離。
この距離感を体感する、手刀合わせ。
常に相手と正対し、自分の正中線と相手の正中線の間に手刀があるようにする。
手刀は相手に押し付けず、常に自分の正中線上に。

正中線に手刀があると、自分の移動力が手刀を通じてフルに相手に通じるだけでなく、相手に技をかけられそうになったときに、相手が自分の正中線の正面に「ある」ように移動することによって、技の勢いを削ぐことができる。
これは例えば、自分が前に出た力を利用されて関節技をかけられそうになったとき、相手が技をかける勢いに合わせて移動すると、うまく極まらない。
極まらないどころか、相手の正中線上に自分がいることになり、場合によっては自分が不利になる。

こういう動作は面白い。

例えばこれを応用して、相手の正中線を外したところから正面当てで飛び込み、極まればよし。
自分の裏側に避けられる、または関節技をかけられそうになったら、姿勢を保ったまま、手刀の軌跡を変えて逆構え当てにいくというのは、理屈ではかかりそうな気もする。
今度やってみよう。


続きはまた後日。

2007年11月11日日曜日

後輩が遊びに来る

Iyokiyehaの大学時代の後輩Bと、その彼女で私の嫁さんの妹分のMが遊びに来る。
意図していないとは思うが、彼らは春・夏と遊びに来ており、今回は秋の陣。
春の陣は、引っ越しして2週間ほどで片付けが完全に終わっていないところに遊びにきた猛者達。
彼らが来ると、家が一気ににぎやかになる。
うるさいが、楽しい。
率直な感想です。

Bは静岡の某商社で働く営業マン。
私が学生時代に在籍していたNPOで一緒に働いていたときからの関係。
後輩だけども、仕事はやるし、できるし、人間関係の距離感が非常に自然なので、気が合う。

Mは、嫁さんの前の職場で一緒の事業を担当していて、今は某市の役所で仕事をしている。
ブラジル料理のお店で、通じるポルトガル語をしゃべることができる。
わが家に二人がきて「うるさい」のの、半分以上はこの娘の声である。


土曜日の午後に二人が来て、昇仙峡へ紅葉を見に行く。
昇仙峡は、どこが見所なのかよくわからないまま出発し、天気もあまりよくない中を散策。
「ワイン王国」を楽しみ、ロープウェイを素通りし、滝を見て、ぶどうジュースを買って帰る。

夜はブラジル料理オチオへ。
4人でシュハスコをたらふく食べる。
その後、みはらしの湯へ。
Bと露天風呂に1時間ほど浸かり、Iyokiyehaは完全にのぼせてしまう。
立っていられず、貧血みたいな状態となりぐったりするアクシデントに見舞われたが、無事帰宅。

本日は、舞鶴公園→小瀬スポーツ公園(入れず)→ケパサカフェ(入れず)→CANTU、コース。
舞鶴公園は、甲府に来て初めて行ってみた。
思っていたよりも歩けるところだなぁと実感。
石垣は迫力ありますね。

小瀬スポーツ公園は、県民の日のイベントでオスマン・サンコンさんのサンコンバンドを見に行こうと、足を運んだが、満車で入れず。
しかたなく、そのままケパサカフェに行ってみるも、貸切で入れず。
CANTUに流れる。
パーティーなどで混んでいるが、入れてもらえそう。
イトーヨーカドーで時間をつぶす。
Bに「兵庫・豊岡のバック」なるものを教えてもらう。

CANTUで満足のいく食事をとる。
4人が違うパスタを注文するが、どれもおいしい。
ここは嫁さんとよく行く店なのだが、本当に「ハズレ」がない。
チャレンジしても裏切られない店です。
気合の入ったイタリアン。

BとMを見送り、再度買い物へ。
加湿器を購入し、テレビを品定めする。
20インチのテレビを購入予定。

夕食前に、嫁さんとYOGAをやり、サルサの復習をする。


備忘録なみのメモで申し訳ありません。。

ブラジル料理 オチオ

ブラジルの家庭料理とシュハスコ(串刺しブロック肉を塩コショウをまぶして焼いたものを切り分けて食べる)が楽しめる食堂。
2,000円で、好きなだけ肉が食べられる。
ご飯とフェイジョアーダ(豆を煮たもの)、トウモロコシの粉(ご飯にかけて食べる)、サラダ(玉葱とトマトなどをドレッシングで和えたもの)、パルミート(ヤシの芽の漬物)も肉と同じく食べ放題。
飲み物はジュース(ガラナなど)と生ビール(アサヒと思われる)が置いてあって、別料金。

Iyokiyeha夫婦は、静岡県浜松市出身なのでシュハスコやフェイジョアーダには特に抵抗なく、むしろ「時々食べたい」ものであったりする。
山梨に来て、嫁さんがポルトガル語を習い始めて、そこでできた仲間と行ったのがきっかけで、今回久々にシュハスコを楽しむ。
Iyokiyehaは肉があまり得意でないのだが、フェイジョアーダとトウモロコシの粉をご飯に混ぜて食べるのが好きで、シュハスコも串がくれば一通りは試す。

浜松で行ったことのある店よりも、万人うけする味かと。
基本的に、しょっぱい、脂っこい食事ではあるのだが、ご飯に油がからまっていないのと、シュハスコの味もややマイルドなので、結構おいしい。



住所・連絡先がわからず申し訳ありません。
美術館通りを東から西へ進み、名取の交差点近くにあるイタヤマメディコもセブンイレブンも超えて、竜王駅前の信号機の交差点北西の角にブラジル国旗が見えるお店です。
駐車場は店の西隣。
お店の人は、おそらくブラジルの人かと思われますが、日本語でも充分通じます。「オブリガード」って言うと喜んでくれます。

http://map.yahoo.co.jp/pl?lat=35.39.45.659&lon=138.31.15.462&sc=3&mode=map&type=scroll

RISTORANTE CANTU (カントゥ)

Iyokiyeha夫婦お気に入り。
甲府で一番のお気に入りではないだろうか。

気合いの入ったイタリアンを楽しめる。
ディナーは3,000円~、シェフのおまかせが確か5,000円くらいだったかと。
後者はオードブル3皿、スープ、魚料理、肉料理、デザートで、パンが付く。
量も味も満足な内容。

ランチは本当にリーズナブル。
パスタランチBは1,380円で、サラダ、パン、好きなパスタ、デザート、ドリンク。
こちらも満足の内容。
パスタはグランドメニューも豊富だが、黒板に一覧が出る季節(?)のメニューからも選べる。
「パスタ」だけでなく「ニョッキ」やら「タリオリーニ」など、あまり聞かないパスタの種類も多いが、チャレンジしても「ハズレ」はない。

食事で満足したい人におすすめ。



〒409-3866
山梨県中巨摩郡昭和町西条5154 ニューライフビル2F
TEL: 055-275-8160
定休日:火曜

http://www.kofu-town.com/review/kf015642/2

2007年11月8日木曜日

Shall we dance ?

ひょんなことから、Iyokiyehaは嫁さんとダンスを習うことに。
好奇心だけは旺盛なIyokiyeha、今度はダンスに挑戦です。
「サルサ」という南米のダンス。

びっくりです。
何がって、私がダンスなんかやることです。
でも、楽しいです。

まだ、今週初めて参加したので、ベーシック(基本)なステップをひたすら。
8拍子で真似るまねるマネル。
初めてですから、真似するのに頭も使います。
心身ともに疲れました。
しかも、二日後の今日になって筋肉痛が発生する。
私も、歳をとったものだと実感。

先生が踊るのを見せてもらうのですが、これがまたカッコいい!
人間の身体って、動かし方で大きく見えたり、素早く動いたりと、筋力の動きだけでない動作ができるのが、本当に不思議です。
ピッピッと腕が広がり、くるくる回る。
私はよたよたとステップばかりやってますが、これはハマりそうです。

2007年11月5日月曜日

健康診断

健康診断。
昨晩から食事を制限し、今朝は何も食べずに出勤。
そのまま保健センターへ。

私にとって、朝食がいかに大切なものか思い知ることになる。
先週のことを問われても、思い出すのに時間がかかる、説明するのに時間がかかる、挙句の果てに「どうしたんだっけ?」と考える始末。
世のお子さまは、朝食を抜いてはいけません。
前頭葉の働きが違います。

午前中から事務所のデスクでぼーっとして過ごしてしまう。
上司から「Iyokiyehaさんは、午後にぼーっとしているのはよく見るけど、午前中もぼーっとしてるのは珍しいよね」。
申し訳ありません。
でも、事実です。
否定できません。

生まれて初めてバリウムを飲んだことによる胃の異物感と、生活リズムの乱れによるだるさとで、一日仕事にならず。
いつもなら、集中して2時間くらいでできる仕事が、なぜか一日かかってしまう。
あぁ、効率が悪い。

バリウムってまずいですよね。
まずい上に重い。
で、出さなきゃいけない。
朝、下剤なんか飲んだから、何度トイレに座ったことか……
多分、私の身体は下剤も「異物」とみなしてたんだろうな。
胃でバトルしていたのでしょう。
だから、頭に血がまわらず。
ロクなことにならない。

家族ができたから、はりきって健康診断の検査項目を増やしたけれども、来年はもうちょっと考えよ。


余談だが、視力が0.1と0.2まで落ちていた。
大学3年生のときまで、2.0あったのが、なんてザマだろう。。。

2007年11月4日日曜日

嫁さんのいない週末 3

この週末は、嫁さんの用事にくっついて横浜へ行く予定だったのだが、ここのところの体調不良がたたったのか、疲れの蓄積か、土曜日の朝に喉の痛みを感じたため、私は横浜行きを断念して家に残った。
予期せぬ「嫁さんのいない週末」となる。
先週と違い、「嫁がいないことを想定した準備」のない外出のため、洗濯がとにかく面倒くさい。
体調は悪いのだが、熱はないので適当に洗濯をして過ごす。
本を読もうとも思ったが、義務感にかられるのもよくないと思い、断念。
久々にぐうたらに過ごす。

「脳は余裕があると、何かを考える」
こないだ読んだ、川島隆太『頭をよくする本』にも書いてあったし、NHKプロフェッショナル仕事の流儀の中で茂木健一郎もよく言っていることではあるが、「やらねば」から解放されたときに浮かぶ考え(プライベート、仕事を問わず)は、意外と面白い。
それなりの蓄積があるから、ポカンと思いつくことなのだろうが、この予期せぬ状況下で浮かぶものは、それなりに実行可能なもので、これまでに勉強してきたことがうまく融合されて新しい形となって浮かんでくる。

こういうのを「直観」とか言うのかもしれない。

仕事をしていても、どこかに「あそび」があると、いいアイデアが浮かんできたりするのだが、それと関係もあるのだろうか。
ちょっと状況は違うのかもしれない。
完全に「やらなきゃ」をとっぱらうことによって浮かんでくるのは、私の脳が「勝手に」働いていることだとすれば、なるほど納得できてしまう。

そういえば、この投稿も、書き始める前はもっと別のことを書こうとしていたのだけども、気づいたらこんな風にまとまってしまった。
これも、自動的な脳の働きなのかもしれない。
アウトプットは、癖にすると意外と面白いかもしれない。

デボラ・R・ベッカー他著、堀宏隆、他訳、大島巌、他監訳『精神障害をもつ人たちの ワーキングライフ』金剛出版、2004年。(6)69ページまで。

第6章
「IPSの概要」

IPSプログラムの概要について説明。就労支援に関するさまざまな段階で押さえておくべきポイントとして、アセスメント、必要な情報提供、就職活動ポイント、就職してからの支援など、要点がまとめられている。

○IPS……
1)IPSでは、
 就労=治療的なもの
   =ノーマライゼーションをもたらすこと
    (これらは、他の精神保健サービスと並行して同時に提供される)
   =治療・援助プロセスの不可欠な一部
2)IPSは、
 一般の地域社会で、精神障害のない人と一緒の職場で共に働くことが、
 (1)クライアントの生活の質を高め、
 (2)健康を増進させ
 (3)スティグマ(烙印・汚名・不名誉…、?)を軽減する
 という考え方を基にしている。
3)IPSは、
 「伝統的な評価・査定方法」をプロセスに含まない
  (標準化されたテスト、ワークサンプル、訓練、など)
 その代わり、
 (1)本人との会話の機会
 (2)(本人の許可を得て)家族や前の事業主から情報収集する機会
 (3)IPSチームの他のメンバーと相談する機会
 等、様々な情報源から、情報を得て、クライアントが仕事に就くのを助けるために、最善と思われるプランを作る。
 ※仕事を得るための最適なアセスメントと訓練は、「ともかく仕事に就くこと」
  =地域社会で通常の仕事の経験を積むことに基づいて行われる
   (「経験」から見える情報がある)
4)IPSには、
 失敗という認識がなく「すべての就労経験が肯定的に捉えられる」

○働くことと精神保健とは、相互に影響を与える関係にある
 働くことは、生活の秩序を取り戻すこと
 両分野の改善が、リハ効果を高める

○支援は、クライアントが「働き続けるため」に提供される
-医師は、クライアントが職場で働いている状況を基準に薬剤調整をする
-ケースマネージャーと心理臨床家は、職場での対人関係の難しさに対応するためにクライアントと話し合う
-就労支援スペシャリストは、事業主と連絡をとり、
 (1)通勤の手助け
 (2)仕事の進み具合を見直すために、仕事の後クライアントと会う
-就労支援スペシャリストと他のメンバーは、情報を頻繁に交換更新する

クライアントが就労を継続することにより、スタッフがそれを継続するために必要なものは何か、ということに取り組むようになる。