2017年2月12日日曜日

鮮度を保つ

「自分の市場価値を高める」
前の職場に在籍していた頃、転職を視野に入れたときによく考えたことである。障害者職業カウンセラーとしての力量はそれなりに付けてきた実感はあるが、他で通用する自分の強みは何だ?という具合である。
当時のメモを振り返ると、核心をついたものから、こじつけのものまで様々な棚卸しの跡が残っている。
縁あって、今の職場の特別職とご一緒する機会があり、刺激的な時間を過ごすことができた。幹部たちは、今の職場に染まりながらも自分の核を大切にしてきた人たちであることを感じ取れた。それは、ただ異を唱えるだけでなく、調和を乱すのではなく、一人で突っ走るのではない。それは、異なる視点を常に持ち、連携によってより大きな力を生みだし、組織の力を増幅していくような、そんなイメージである。
さらに、一つ響いたのは、
「自らの鮮度を保つ」
ことを意識させられたことである。冒頭で「市場価値」という言葉を使ったが、市場を意識するのではなく、あくまで自分にとってどうか、自分の鮮度はどうか、周囲にいい影響を与えられるかという観点で、能力開発をしていくイメージである。
おごらず、それでもプライドをもって仕事したいものである。昔も今も変わらないことではあるが、やはりどこまでも謙虚にどこまでも真っ直ぐありたいものだ。

研修のまとめ(初任者1年目)

170128_補足
組織人としての筋と公務員としての筋は違うということ。
前職と変わることはない。原典に立ち返り、自分の頭できちんと考えるということだ。

170127_研修から感じたこと
以前の職場は全国各地に勤務地があったり、国の外郭団体だったこともあり、集合研修は大変充実していたのだけれども、今の職場もなかなか研修が充実していると思う。
講師が先輩職員であったり、法律の授業はどうしても文字の羅列になってしまいがちではあるのだが、大変よく検討され、準備に時間がかかっているのだろうということはよく伝わってくる。それに加え、講師の「熱」が伝わってくるものも多く、よく聞く「○□△は堅苦しい」という(固まった)イメージをいい意味で壊してくれるものも少なくない。
そういう「熱」に触れると、これまたいい意味で「これじゃいかんぞ」と思う。何に思うか?自分の仕事に対する姿勢であったり、自分の身の回りで起こっていることだったり、様々である。
今回特に感じたことは二つ。一つは、自分の仕事は何を得るものなのか。答え「信頼」であるということ。なぜそんなに頑張れるのかというと、そこに損得があるわけではなく、そこに自慢できる実績があるわけでもなく、ただ、仕事をこなすことについて、プライドがあるかないかによって個人の動機付けは大きく左右する。
もう一つは、自分は「どのように使われているのかわからない」という現状である。総合計画はあるが、課としてグループとしてチームとしての目標は何なのか。私が所属する課は、どんな方向へ業務を方向づけているのか。周囲に聞いても「そんなことは知らない」と嘘か真かわからないような答えが返ってくる。