2009年7月30日木曜日

手話を学んで二年半。

手話を学んで二年半。
とっさの時でも、日常生活程度のやりとりはなんとか。緊張していたりす
ると、いまいち。
今日は、聴覚障害を持つ方が勤務している事業所の学習会に参加。

つくづく、手話は言語だと思う。
つい、日本語が基になって手話ができていると思ってしまいがちだが、そ
の実は、手話に日本語がくっ付いているだけである。

だから、手話が母語となっている人に、「メールに助詞がない。おかし
い」と言ってしまうのは少し筋違いで、その人にとってはいわば第二言語
で作文しているようなもの。英語のaとtheの使い分けできま
すか?独語の格変化を間違いなく使いこなせますか?

今日の研修会は、ろう者と健聴者のお互いの主張が、いい意味でぶつかり
あって深まっていった、良質の集まりだった。

2009年7月28日火曜日

支援者のバランスとスキル

バランスの悪い人、過去ばかりに責任を転嫁してグチグチ言う人、自分の
ことを客観的に振り返られない人、今が見えない人。
対人業務には向かないんだろうと思う。久々に不毛なやりとりをしてつく
づくそう感じる。

そうならないよう、意識してフィードバックを大切にしなきゃいけないと
思う。伝えるスキルも磨かないとね。

しかし、内側に疲れるのは、何よりも腹立たしい。要らん感情と、労力
と、時間だなあ。

2009年7月20日月曜日

結論は急ぐ必要なし

違和感がある、ということについて。

違和感があったとしても、何らかの結論を出して先へ進む必要というのは、仕事をしていると自然と存在する状況であることはわかる。

「違和感」というのは、論理的には説明できなくても、なんとなく、こう、第六感が働くような「?」といった感覚である。

その感覚がある中で出した結論というのは、具体的な事実や論理的な説明によって根拠づけられるものではなく、違和感が違和感でなくなる、または大きな違和感が小さくなっていく過程において、その結論に至る前提が崩れていくことを意味する。

朝令暮改。

東京での仕事もそうだし、これまでは他ならぬ自分自身が捕らわれていたことであるけれども、「朝令暮改」=「優柔不断」と捉える風潮はあるように思う。

刻一刻と変化する状況に対応するためには、朝言ったことだって、変化を掴めば夕方にそれを変えることは、優柔不断なんかではなく、よりよい方針を打ち立てるために、必要なことであると考えられる。

その意味では「とりあえずの結論」によって、新たな情報を手に入れ、状況の変化を見つつ変更を加えたり、抜本的な見直しを図ったりと、そういったいわば自分自身とのやりとりが不可欠になるのだと思う。

そもそも、こんなことを考えたのは、先日後輩君と飲んだときに「実は・・・」的な話をいくつも聞いて、Iyokiyeha自身が改めて自らの立ち居振る舞いを考えないといけないのかなと、経験を振り返って思い至ったことによる。

「かくあるべし」は、とりあえず。

違和感、は真実をつかむ鍵。

どちらも肝に銘じておきたいと思った。

日本酒専門店 天に月、地に山

豊橋で後輩にのみに連れて行ってもらった際「おすすめです」と言われて連れていってもらったお店。

雰囲気のいい店内には、料理の邪魔にならない素敵な音楽が流れ、お酒も料理も文句なしにおいしい。

お酒は、主に日本酒。誰もが知っている銘柄ではなく、(おそらく)マスターが自分の足と舌で探したものと思われる、いわゆる「渋いお酒」を次々と出してくれる。

どれも飲みやすく、どれも個性的なお酒だった(Iyokiyehaは、「おすすめ」をチョイスした時に、滅多にその銘柄を覚えません)。

料理は、そのお酒に合うものを、マスターが一手間かけてつくってくれるもの。

これらも、そのどれもが「お酒に合う」。

ベストマリアージュ、なんて表現をするらしいけれども、そのお酒に本当に合う肴が用意されている。

その手間もあってか、お値段は少しだけ張りますが、それを補って余りある満足が得られました。

Iyokiyehaは、浜松から豊橋へ行ったわけですが、片道650円が惜しくないと思えるお店でした。

白樺君、ありがとう。

DATA

440-0044

愛知県豊橋市宮下町14

TEL: 0532-64-3231

URL: http://homepage2.nifty.com/nseki/

営業時間 18:0023:00(LO)

定休日  月・水曜日

BLOG: http://backalley.way-nifty.com/sake/

勝間和代『断る力』文春新書、2009年。

おなじみ、勝間氏の処世術シリーズ。

「断る」や「Noという」といったキーワードを核に、よりよい生き方を模索するための人付き合いのスキルを説明している。

勝間氏も、以前は「断る」ことが難しかったとのこと。

程度の差こそあれ、会社勤めをしている我々にとっては、人付き合いの中で「個人的な考え方」と「組織の論理」との間で考えることも多いかと。

「断る」と言うと、少しトーンの強い、相手の言うことを「拒否する」ことを連想してしまいがちだが、この本を読めば、「断る」ことは、すなわち「アサーティブな対応」に他ならず、相手だけでなく、自分も要求を通す「Win-Win」の関係を構築するための大切なスキルであることがわかる。

この本がベストセラーになるということが、現代を生きる社会人の人付き合いの傾向を大雑把に表しているように思う。

個人的には、「すごくためになった」とか「目からウロコが落ちた」といったほどの衝撃はなかったのだが、あたりまえのことをシンプルに、そしてひとつのスキルとして、その実践にまで踏み込んで解説している、ということに新鮮味があり、世に出回っている「人付き合いハウツー本」と一線を画している点は、ここにあると思われる。

平素、結構「断る」ことができていると自負していたけれども、本当に大切なことに取り組むために、もう少し断ってもいいかもしれない、と考えるきっかけになった一冊だった。


おすすめ度:★★★★☆

2009年7月15日水曜日

上天気

梅雨が開けたようです。
眠い朝はごきげんな音楽をバックにお散歩です。