2010年2月28日日曜日

JC-NET会議行きます!

職リハに関わるみなさま他、障がい者支援の取り組みをされている方へ。

毎年参加している、ジョブコーチネットワーク主催のJC-NET会議ですが、今年は参加します。
宿をとるのが遅れてしまった都合で、宿は橋本(神奈川県)になりますが、参加される方おられたら、ぜひ連絡ください。
多摩センターあたりで時間外会議をしましょう(笑)。

http://www.jc-net.jp/jc-kaigi10.html
(Web:JC-NET会議2010)

2010年2月27日土曜日

雑記100227

2/25
わかりやすく、物語性をもって、必要な変化を促す。必要なことを、必要なタイミングで提供することが、即ち、相手に「良い」と思わせるきっかけをつくる。
評価の尺度は客観的データだけでなく、クライアントそれぞれが抱く「良かった」感にも左右される。現場にいる以上、このことを忘れてはいけないと感じた。

機能障害には、必ず心理的な影響があることを、障害受容と絡めて説明するスキルは、正しい知識の正確な理解と、簡潔に説明する整理、そして現状を束ねて把握した上で、クライアントそれぞれの感情面に寄り添っていくことが、それぞれに関連して初めて成立するものだと思った。自分にはそれぞれが少しずつ足りないな。
障害をアピールする発想は、今の自分にはない視点だった。


2/24
仕事の捉え方って難しいよね。
目の前のことで一杯になりがちなIyokiyehaですが、それでも目一杯仕事しているのに、「帰りが遅い」と言われるのはキツい。

2/23
東京での働き方について考える。
人が多く、全国から人が集まる土地だからなのか、本当にいろんな人がいる。
萎縮するつもりも遠慮するつもりも全くない。
ただ、まわりに「できる」人が多いのは、いいことであるのだけれど、緊張する機会も多い。
おそらく、職場内外を通じて、求められている力量は違うのだろう。

ケースだけじゃなくて、仕事一つ一つ切り取ってみても、求められることが違ったり、これまでにない意味が賦与されたり。
東京ならでは、もあるなぁ。

時間制限はあれど、丁寧に仕事したいものです。


2/22
反省に反省を重ねた一日。
ワーカーさんの思いは汲まなきゃいかんと思いつつ、当事者の歴史はきちんと計画に反映させなきゃいかんと思ってはいるのだけれども、全くダメダメで全然できてなかったことを指摘され、反省。猛反省。
「見えにくい障害」で「勘違いされやすい障害」なんだけれども、その見えにくさに完全にとらわれていたことに気づかされた。

先日から、勉強不足によって反省することが多過ぎる。
この反省は、次にどう活かすか。。
ここが踏ん張りどころのようにも思う。
何やったらいいかもよくわからんけど、踏み止まってできることをやってみよう。

ただ、冷静に一つずつ振り返ってみると、反省すべき点は確かにこちらに非があるものの、明らかにスタンスの違いからくる意見の相違はあったなぁとも思う。
雑さは素直に認めつつ、しかし立場の違う人の困った感や、率直な意見を聞き出したのが自分だということもまた事実。「事業所寄り」と言われた時には、バランスの悪さがあったことは否定できないけれども、こっちだってガキのお使いじゃない。

この件は忘れないようにしよう。
そして、人と関わることで、相手をディスパワーする可能性があることも確認した上で、擦り合わせる必要がある。

2010年2月21日日曜日

竹中ナミ『ラッキーウーマン』飛鳥新社、2003年。

社会福祉法人プロップステーション理事長による著書。
「ナミねぇ」こと竹中ナミ氏の半生を語りつつ、現在の活動に至るターニング・ポイントを様々なエピソードから記した一冊。
重度脳障害の娘を持つ当事者としての立場と、社会活動家としての立場とが共存しているナミねぇの、身体の内側からほどばしるエネルギーが伝わってくる一冊です。
ユニバーサルデザイン基本法を巡る、議員や研究者とのやりとり、果ては渡米してしまう行動力には、脱帽の一言です。
(Web:社会福祉法人プロップステーション)
 
実は、Iyokiyehaが岡山勤務をしている頃、一度ナミねぇとメールのやりとりをしたことがありました。
電話で在宅勤務の問い合わせを受け、紹介先の一つとして兵庫県で活動を展開していたプロップさんはどうかということで、問い合わせをしたところ、理事長自らお返事してくれたという思い出がありました。
そんなこともあり、この本を買って、しばらく書棚で眠っていたのですが、この機会に読破。
福祉は突き抜けるとここまで行く、という事例は全国にいくつもありますが、ナミねぇの活動もその一つのように思われます。
 
転勤の都合で、本拠地とは距離が離れてしまったのですが、東京にも事務所があるとのこと。
何かの折に寄ってみたいですね。
活動には注目、です。
 
 
おすすめ度:★★★★☆(障がい者(チャレンジド)と関わる仕事をしている人に特におすすめ)

事実は小説より奇なり

業務で主催した講習会での一幕。
特に障がい者雇用に熱心というわけではなく、たまたま従業員さんの復職支援に取り組んだ企業の担当者の方のお話を伺う機会があった。
Iyokiyehaは、業務としてその復職支援の中でも復職現場の支援を担当した経緯がある。
その現場でも様々なドラマがあったのだけれども・・・

今回、事業所の立場で復職現場に立ち会った方の話を聞くことができ、感動してしまった。
当該復職者の、会社での立場、会社の雰囲気、という正の要因がある一方で、雇用管理の立場や、判然配慮義務などとの兼ね合いといった負の要因もあり、そこに同期入社の方のジレンマなどが上乗せされ、人事担当者としては常に板ばさみという状態だったとのこと。
もちろん、支援者として事業所に立ち入る私は、そこまで知る由はなく、今回話題提供をお願いして初めて聞く話ばかり。

こういうツールを使ったらうまくいきました。
支援者の方からアドバイスをもらってよかったです。

確かに、こういう意見や、感想、事例報告があることも大切だと思う。
しかし、それだけではない。
当事者、支援者の立場をはっきりさせることも大切なのだけれども、そこには当事者と毎日顔を合わせる事業所の従業員さんがいて、その人たちも同じように困り、悩んでいるのである。
そして、現場の最前線には全てを記述すれば、そのまま小説として読めるような様々な出来事が日々起こっている。

壇上で男泣きをしつつ語る人事担当者の方のお話は、障がい者に理解を示すという立場でも、支援者との連携を整理するわけでもなく、一人の大人が一人の大人を巡って同僚とやりとりをした軌跡を語るものでしかない。
しかし、担当者の苦悩や決断のポイントが語られた時に、Iyokiyehaは話に感動するだけでなく、こうした担当者の苦労や悩み、わからないことに寄り添っていくことが事業主支援の肝なのではないかと考えるに至った。

「こうすればうまくいく」方法なんてないと思う。
その場その場で、新しい形を共に創り上げていく姿勢が何よりも大切だと感じた件でした。

働く上での「配慮」って何だろう?

泥沼化しつつある業務でのケースや、先日挑戦した精神保健福祉士のスーパーバイズの席上で考えたこと。
就労支援をする立場では、障害の影響で易疲労性のある方に対し、労働時間の短縮や出勤時間の調整を申し入れることがある。
ふと考えるのが、よく事業所の担当者から言われる「どこからが障害で、どこまでがその人の性格なんですかねぇ」という言葉の真意との兼ね合いである。

就職する前の打ち合わせで、「体力に自信がないです」と申し入れ、「時間の調整はいくらでもできますよ」というお返事をいただく。
一見すると、自分の能力を自分なりに把握して「配慮」を申し入れており、その申し入れに対して「理解のある」事業所、と評価しがちである。

しかし、そこで落ち着かせていいのか。

実はここに、「自分の自信のなさを守ろうとしている労働者」と、「労働者のわがままにふりまわされる余地をきちんと『確保』している事業所」の双方が見え隠れする。
「自分のハンデを自分で伝えられる」ところには、事業所のニーズを満たすより先に、自分の要求を通したい、または離職する意志を隠したい等の「真意」が含まれることがある。
そして「その人に応じて、勤務条件を変えられることの表明」には、事業所の要求水準ではなくその人の要求を受け入れる余地がどの程度なのかわからなくなる、という側面がある。
このことに気づかないと、いつまでもズルズルと条件切り下げ交渉の狭間に立つことになる。
対象となる方は、仕事よりも先に周りの反応が気になり始め、次の要求を誰にどう言って貰うかということを考え始めるし、事業所の担当者はふと考えた時に「もっと仕事してほしい」と考えてしまうことになる。
「暗黙の理解」には、「暗黙の基準」がある。
そこを、どう把握して予想しつつ、職業指導(適応指導)に結び付けていくかということを、常に考えるのが専門家としてのスタンスかと思われる。

個人的には、時間短縮の交渉は一度まで。それも期限付きで延長(または順次元に戻す)することが条件となっている、形でないとズルズルと欠勤するようになってしまうことが多いように思われる。

雑記100221

2/18
職場主催の講習会の司会を務める。
今回は、高次脳機能障害の復職に関するもの。
私が東京に着任した翌日から取り組んだ事例の事業所の担当者から話題提供していただく。

詳細はこちらへ。
http://iyokiyeha.blogspot.com/2010/02/blog-post_9532.html
(2/21投稿分)


2/17
発達障害者の相談対応、ジョブコーチさんの対応が勉強になった。
勉強不足を痛感。
よかれと思って、話を聴き過ぎることで、逆に要らんルールを植え付けてしまうこともある。
職場適応援助として、一般的な事業所との調整が、甘えの構造を作ってしまうこともある。
障害の特性に対応することとは、その人の職場適応に資することをするのであって、その人のわがままや「伝えたいのに適切な言葉にならないこと」にいちいち対応することではない。
いつのまにか踊ってしまう可能性を、常に意識することが大切かと思う。


2/16
こちらの調整ミスで、ある会社に謝罪する。
「困るんだよねぇ」と軽い嫌味あり。
落ち度がこちらにあるから、ごもっともな事だけど、もう少し言い方があるよなぁ、とも思えてしまう。
小さな事に、いちいち気分を害することなく仕事したいけれども、なかなか難しい。
素直な反省も、きちんとした振り返りもしつつ、よっしゃと次へ切り替える強さも欲しい。


2/14
4連休最終日。
特に何をするというわけではない連休だったが、妻と娘と一緒に過ごす時間が多く、のんびりしつつも穏やかで充実した休みでした。
普段、家族が起きる前に出勤して、帰宅後は寝るだけの生活が続いているため、こんな休みも必要かなと。
個人的な成果は、腹筋トレ動作の確認ができたことと、読書のリズムができたこと、そしてようやく英語の勉強を始めたこと。

宿舎の工事が始まる。
山梨の一年目にも、宿舎の工事があったっけ。
その時には、工事の足場に登ってみたけれども、今度は三階建てだからやめておこう。

2010年2月14日日曜日

「西川里美は日経1年生」編集部著『西川里美の日経1年生 腑におちるまでとことん経済を学ぼう』祥伝社、2009年。

PODCASTの人気番組「西川里美は日経1年生」の書籍版。
http://www.radionikkei.jp/satomi/
日経新聞社が無料で公開している経済番組で、一度放送した内容を文章化し、書籍として出版したもの。
毎週放送を聴いている人にとっては復習に、初めて手に取る方にも(おそらく)わかりやすい内容かと思われます。

ちょうど一年くらい前に、ブログで前著を紹介していました。
http://iyokiyeha.blogspot.com/2009/02/2008_16.html
(2009年2月16日投稿)
当時は、長谷部瞳さんが番組パーソナリティを務めていたのですが、2009年4月からは西川里美さんとなっています。
この変更で、一度ぐーんと初心者向きの番組になったなぁと思ったこともありましたが、コンセプトが変わらなかったからか、第10回放送を超えたあたりから、昨年度までの雰囲気が復活したように思います。
「腑におちるまでとことん聴こう」ですね。
この番組だけでなく、普段Iyokiyehaも心がけていることと合致します。

しかし、この番組、書籍初め、経済に関する本はこれまでにも触れているのに、何でこんなにわからないことがあるかなぁと思うところがあります。
経済用語が専門的過ぎるのか、それとも変化についていけていないのか、それとも学んでいるつもりがあまり学べていないのか・・・
おそらく、これまで学んできた内容は基礎的なところで、次々と新しいものや数式が現れる経済用語についていけていない(ついていく気がない)というのが率直なところかなとも思います。
そして、次々と起こる世の中の変化や、経済界のビックニュースが、より大きな変化を生み出しているのではないでしょうか。
実際、新聞の内容は少しずつわかるようになってきて、そうした動きにもある程度着いていけている実感はあります。
こういった小さな積み重ねと、新聞を読まないIyokiyehaにとっても新聞の情報をいかに入手するかということによって、経済の勉強は進んでいくのだろうと思います。

ともあれ、世の中をわかりやすく理解するためには大きな助けになる一冊です。


おすすめ度:★★★★☆(社会人、学生さんともに、視野を広げたい方におすすめ)

2010年2月13日土曜日

佐藤真海『夢を跳ぶ パラリンピック・アスリートの挑戦』岩波書店(岩波ジュニア新書604)、2008年。

北京パラリンピック陸上競技・走り幅跳び日本代表選手による手記。
大学在学中の19歳の時に、骨肉腫を発症し、右下膝下を切断することとなった著者が、闘病生活を経てアスリートとして活躍するに至る様々な困難や、その時々の想いが綴られています。

Iyokiyehaは、今の仕事に就いてから、特に「障害」というものに接する機会が多くなりました。
職場定着に関する、一般的なノウハウに関しては、これまでにも学んできましたし、そもそも今の仕事はその専門家であるために、必要最低限のことは身に付いているつもりです。
今回、この本を手にしたきっかけは、会社の健保組合か何かの冊子の裏表紙に著者のインタビューが掲載されていたことなのですが、思うところもあり、読書にこうした障害当事者の手記を積極的に入れていこうと思った次第です。

特にその内容が仕事のスキルに直結するかどうかというのは別として、会社の内側からは「中堅」と、外側からは「専門家」として見られることを意識した時に、「当事者に寄り添う」ことが、仕事の質をよくする上でも大切なことなのではないかと考えるに至りました。
以前は「まだまだ知らないことがあるから勉強しなきゃ」と思ったわけですが、それも含めつつ、もっと大切なことは当事者間のブラックボックスを可能な限り開いて、お互いが可能な範囲で相手を気遣う場を作り出すことが私の仕事の本質的なスキルじゃないかと思ったわけです。

いわゆる「調整力」とでもいいますか。

「こういうハンデには、こう対応する」という一対一対応の考え方では限界があったり、対応に角がついてしまったり、何より当事者に「共感」してもらえるかどうか。
これを埋めるためのスキルが問われることになります。
そのスキルとは、専門的な知識をいくつ知っているかということではなく、当事者の悩みに寄り添い、引き出し、調整する、という、あたりまえのことをどのくらいの深さでできるかということになってくるのではないかと考えます。

「障害がある」ことは、一体どういう思いが伴うのか。自分に対して、どう思うのか。
そんなことを考え、想いを馳せる一冊になりました。
私なりに、学び続けていこうと思います。

津田大介『Twitter社会論 新たなリアルタイム・ウェブの潮流』洋泉社、2009年。

話題沸騰中のTwitter。
書店へ行くと、その使い方や活用方法に関する書籍や雑誌が目に付きます。
本著は、その中にあって、単なる使い方や活用方法にとどまらない内容となっています。
Twitterの特徴を、6点から分析し(リアルタイム性や伝播力、属人製の強さ、など)、著者である津田氏の活用法(「tsudaる」意味やノウハウを含む)、そして2006年にサービスが始まって以降、Twitterが社会にインパクトを与えてきた事例を紹介しています。

Iyokiyehaは、まだ面白さやすごさを実感できずに、覗き見&時々つぶやく組にとどまっています。
まだまだ、ブログ派です(本ブログへ通ってくださる方、ありがとうございます)。
本著によって、Twitterの面白い使い方や、社会へインパクトを与えた事例などは、本当に興味深く読ませてもらいました。
例えば、最近法律制定・改正時に見られる「パブリックコメント」のくだり。
本来は、「より民意を反映する」ということで始まった方法ですが、実際にはしれっと官公庁のWebや公報で「パブリックコメント募集します」みたいなお知らせがあるだけで、どんな意見があったのか公開されることなく、意見がどのように反映されたのかも知ることが非常に難しいものになってしまっています。
本来は、「議員がしっかりして」と言いたいところですが、言うは易し。生活に密着する決め事は多種多様な分野にまたがり、意思決定されるため、意見集約には時間がかかることは必至です。
(もちろん、議員さんが議員の仕事をしていることが前提ですが。政治資金うんぬんで進退うんぬんしている人は論外です。)
この「差」を埋めるツールとして機能した、Twitterの事例は本当に面白いと思いました。

よくとりあげられる「即時性」に基づくつぶやきの連鎖や、報道の手前を現地からのつぶやきが情報形成していくといったものもTwitterの特徴であるが、もっと大きないわば「潮流」を生み出す可能性が秘められたツールであることを知る一冊でした。


おすすめ度:★★★★☆(Twitterに興味のある方にはおすすめ)

2010年2月12日金曜日

雑記100212

2/11
休日に、本当に休めるようになった。
これまでは、なんだかんだ言って、PSWの通信課程や国家試験のことが頭をよぎったため、いつも何かに追われている気がしていたが、そのタガが外れたような気分。
娘のしつこさにも、飽きるまで付き合ってやれる(付き合ってもらっている?)のが、たのしい。
今まで、読もうと思っていた本も、バリバリ読めるのが、楽しい。
 
2/10
性に関する個性に対応する。
男・女の選択肢に「その他があったらいいのに」とのこと。
 
仕事でもプライベートでも、「あなたのことは『わからない』」ということはある。
もちろん、障がいのある方と話す機会の多い自分は、その全てを体験することは不可能である。
そんな場面に直面したときに、専門家としてとりうる行動にはいくつかパターンはある。
大きくは二つ。
「とりあえず」を優先するか、「本人に寄り添う」か。
Iyokiyehaは、時間が許す限り、後者でありたいと思うが、職場というクライアントがある仕事である以上、完全に寄り添うことはできない。
 
そんな場面を経験して、思うこと。
それは、「自分に経験がない」ことが、相談(やケースワーク)を進める妨げになることはほとんどなく、実は経験がないことによって「あらかじめ自分に落としどころが作れない」ことへの、専門家として不安(予測がつかないことによる心配)が、自分の発言に自信をもたせない理由になっているのではないかと思う。
つまり、「自分にとって『わからない』」状態にある方を目の前にして、「どうするか」の予測をもって対応できないことによって、その人との間で創られていくものに気づかず、何も生まれないと思い込んでしまうことが、専門家として、組織の看板を背負った身として適切なのか?という、自分自身への問いとなって、自らに自信がなくなってしまう。
 
こういうことなのかもしれないと思った相談場面でした。
一つ一つ、ですね。
 
2/9
立場が違えば、見方も変わる。
私は「いい」と思っても、相手は「そうでもない」と思うこともある。
相手に決定権があれば、世の中は「そうでもない」で動いてしまう。
 
「カウンセラー」という肩書きをもって5年。まだまだだけれど、「人と話をする」ということに対してはこだわってきたつもりだ。
現時点での到達点は、「言葉は、相手の捉え方次第」ということ。
特に取り決めがない限りは、「相手の理解が全て」ということ。

2/8
文章は、無駄を省くと、言葉少なくストレートに伝わる。
無駄の省き方は、
1.主語、述語の明確化
2.言葉に意味を凝縮する
これだけで、随分変わるもの。

2/7
5週間半ぶりの美容院へ。
普段、4週間サイクルの散髪なので、ここまで伸ばすとさすがにひどい。ヘルメットをかぶっているような髪型になってしまった。

実は最近、後頭部に一円玉弱の脱毛を発見。
できものができて、小さなハゲができることはよくあるので、あまり気にしていなかったのだけれども、カミさんに確認してもらうと「いつになくひどい」とのこと。

美容院では自己申告で、「ハゲがあるので、できるだけ目立たなくできます?」と。いつも担当してくれている方も困った顔。とはいえ、さっぱり切ってくれていても、まぁ目ざとく見なければわからないくらいの仕上げにプロの腕前を見た気もする。

散髪中の雑談で聞けば「二、三ヶ月前のストレスとかがでてくるらしいですよ」とのこと。、、まぁ、職場でいろいろあった頃ですね。ばっちり。
心身共に健康でありたいもの。朝の生活を、少し整理しようと考えた一日でした。職場は、相変わらずですがボチボチ。

2010年2月7日日曜日

雑記(以前)091206

12/6

新しいパソコンは、結局インストールされているはずのMS-IMEが起動しない(ごく稀に起動)というとんでもない欠陥と思われ、購入後3日目にしてOSを再インストール。

再インストールもエラー続出で半ば呆れながらの作業でしたが、一晩かけて何とか一新。

MS-IMEは起動するようになって、今度はWEB接続が微妙に。

今まで、DELLのパソコン五年くらい使ってきて、ほとんどトラブルがなかったのだけども、今回の件はIyokiyehaのDELL株を急落させています。次の買い替えはよく考えよう。


昨日の模試の結果は散々。

マシだと思った専門も5割弱。共通は3割ちょっと。

今年の正月は返上です。

まぁ、受かりますが。。


帰宅後、再度パソコンの設定にトライ。

Web接続も何とかできた。

と、思ったら、今度はキーボードが日本語認識せず。@を入力するのに、Shift+2という奇妙な操作をする必要があり。

なんともはや。

研修は、旧パソコンで参戦です。


12/4

来週からの研修課題が終わらず、23時過ぎに事務所を出る。

上野駅には満員の電車が入ってくる。

まぁ、人のことは言えないけど、みんなよく働くよね。


最近、作成した書類について、チェックが厳しい。見て欲しいことを見てくれる上司の存在はありがたい。

一文入魂。「死ぬ気で書け」なんて言われたが、そこまで気持ちを入れて書くことなんて、平素ほとんどないから、いい機会になった。誤読少なく、わかりやすく。

技術だけじゃない技術を意識して、こだわって、ようやく自分の文書が読めるようになる。


12/3

チームで仕事するときの、報告って大事。

何も見えなくなる不安は、担当者にもあるんだぞ。


12/2

所沢直行。

聴覚障害者にフィットする音声出力ソフトを導入して、調整して、訓練するよりも、既存のシステムで応用がきくものの定着をはかった上で、作業の一部を委託も含めて、事業所も対象者もハッピーで、支援者の労力も少ない方法となる。

お見事。

事業書への提案は、遠慮と節約よりも、支援やシステム導入の効果が最大化する提案が望まれているのだろう。


HIV研修2日目。

「無知でなんとなくOK、から、正しい知識に基づくOKへ」

今回の研修では、

・他の支援との共通点としての、職リハ応用可能性。

・障害(疾病?)特性の整理

・明確、正確な伝え方

という点に焦点化できた。


マイナスポイントの埋まらない差について。

多くの病気は、マイナスポイントが一致しやすいが、HIVは、他の不治の病よりも、マイナスポイントのギャップが出やすいのだと思う。このことが、不当な差別を産む一因にもなっているのだろう。


12/1

HIV研修。

知らないことだらけの目からウロコ研修。

服薬によって、血中にウイルスが存在しない状態にできるとか、HIVウイルスそのものの感染力はそれほど強くないとか。

「免疫機能障害者の雇用管理ってどうすればいいんですか?」という質問に対して、「特に何も必要ないですよ。どうしても心配なら、机にラテックスでも入れておいてください」という回答が核でいいということになる。


性感染症の一つであることから、何よりも予防が重要となる。

(私はよく知らなかったのですが)同性愛者の病気という偏見も、異性愛のなかでは「避妊=予防」になっているものが、そうでなくなるからリスクが高まる、ということで、論理的に完璧な説明となる。

不特定多数の人との性交渉は、それ自体が危険なのではなく、単純に相手が増えることでHIVキャリアに出会う確率が高くなる、というだけ。

あと、救急隊員は感染症ありきで対応するし、万が一血液に触れることがあっても、そもそもウイルスがいないのだから、感染はありえない。

社内恋愛を心配する人事担当者もいるが、論外である。


公開されている情報ではあるけれど、仕組みをわかった上で話をするのと、曖昧な情報で話をするのとでは、全く進み方が違う。


正しい知識へのアクセス確保は、専門家の責務だと改めて思い知らされた。


ちなみに、HIV/AIDSの情報は、

http://www.ptokyo.com/

NPO法人ぷれいす東京

で公開されています。

>同業者の皆様

支援に関するわかりやすい冊子とか公開されています。参考まで。


11/30

毎日こんなに業務がスムーズならいいのになと思う。

それぞれがすべきことをした結果、敢えてペーパーなんか作る必要はなく、口頭で滞りなくやりとりは深まり、結論もクリアになった。

これでいいんだよなぁ。

余計なことはしない、業務は分担する。

みんながやるべきことをやるだけで、仕事はもっと円滑になる。


11/29

仕事は休日と言えど、子育てに休みなし。

一人で風呂に入れて着替えまでやってみたり、寝かしつけてみたり。

いろいろやってみると「手伝い」じゃない子育てが見えて、必死ながらもおもしろい。

一時間かけても寝ない我が娘が、最後の力を振り絞って「ばばぁ~」と宿舎中に響くくらいの声で泣いて、こてんと寝てしまうのをみると、思わず「勝った」と思えてしまう。

PSWの勉強も、読書も忘れて、娘に必死になる父上。そんな父上像を演じているわけでは全くないのだけれども、そんな父上を「カッコいい」と評せることがあってもいいと思う。


世のお父さん方、みんなでカッコいいお父さんになりましょう。

雑記100207

2/6
半日ほど、カミさん外出してもらい、娘と過ごす。
試験前には、ちょっとありえなかった時間、とても贅沢だ。
子どもは、大人の思い通りになんか絶対ならないし、知恵も体力もついてきたから、物理的にも重い。
すっかり筋肉痛だ。


子ども連れのパパをやっていて面白いのは、近所の初対面のおばさま方がみんなやさしくなるということ。
通勤時には、すれ違っても会釈するくらいなのに(してくれないことも少なくない)、声をかけてくれたり、手を振ってくれたり。
スーパーのレジのおばちゃんも、気さくに声をかけてくれる。
面白いものです。


地縁はなくなった、という論調はあるけれども、実は「なくなった」んじゃなくて、あるものを見ようとしていない、一人ひとりの意識が閉ざされているだけなんじゃないか、とも思える実感。




2/5
一つできるようになると、一つ自信になる。次の目標ができる。

「看板を背負って仕事する」ことを、馬鹿馬鹿しいと考えることはたやすい。しかし、看板を背負わずに、それくらいの責任感を保つことができるか?というと、結構高いハードルだと思う。

理屈の構成と原則、実績と見せ方。
地道な積み重ねとここ一番のスタンドプレー、雰囲気で見せることと、数字の使い方。どれ一つ欠けても「最大」にはならない。

障害を学ぶ意味。相手をより深く理解するため。相手に共感するため。知らない人にわかりやすく説明するため。

2/4
企画は、クライアントのwantをいかに理解し、思いや遊び心を如何に形にするか、が鍵。
面接同行は、クライアントが言いにくいことを、如何にフォローするか。事業所の邪魔をしない。
事業主支援は、どれだけ事業所担当者の悩みを受けとめられるか。専門家としてどう対応できるか、ということが求められる。ただし、時間はない。

2/3
饒舌には誰でもなれる。本当にできる奴は、簡潔に言いたいことを伝えきる。

再起動しました。

私事ですが、精神保健福祉士の国家試験、無事に日程を終了しました。
率直に「思ったより、できなかったなぁ」という感想はあるのですが、今の自分でできることはやって臨んだテストだったので、一つ開放された感じです。
結果は3月にでるので、おとなしく待つとします。
どこぞの情報によれば、解答速報があるとのことですが、時間の無駄になるので、おとなしく結果を待ちます。
この期間中は、絶対この勉強はしないぞ。

というわけで、お年賀の返信もまた再開します(今更かよ、と思ってください)。
まだ、返信もらってないよーって方、大変失礼しています。
必ずお返事しますので、首をながーくしてお待ちください。