2008年8月31日日曜日

自己変化の度合いに関する仮説

職業リハビリテーションに携わる者として、日々業務に携わり、考えていたことがある。
それは、対象となる人の目標到達(達成)は、何が支えるのだろうということ。
言い換えれば、目標達成は、何によって成立するのだろうか。

昨晩、寝る前に『部長 島耕作』のバイリンガル版を読んでいる時に、ふと頭に浮かんで書き留めたことは、こうだ。


 課題改善=モチベーション×行動の事実


この「課題改善」を「成長」とでも置き換えれば、万人に通用する公式になるような気もする。
意味するところは、何らかの行動改善や思考方法の改善を試みる時(そもそも「改善」とは何だ?という疑問はあるが、それは別の機会に考察する)、その「改善」が本人(自分を含む)の必要と思っていることと一致していることが必要である。
つまり「やらなきゃ」と思う気持ち(≒モチベーション)である。

極端に言えば、自分が必要だと思っていないことは、いくらやっても無駄である。

もう一つ。
「やらなきゃ」と思っているだけではだめで、改善に関して何らかの行動を伴う必要がある。
この「行動」というのは面白いもので、モチベーションがあれば、たとえ失敗と見える結果であっても、それは「経験」として読み替えられ積み重ねられる。
モチベーションがないと、この失敗が「失敗」として刻み込まれることとなり、学びがなく、課題改善の足しにならない。

「やらなきゃ」いかんことは、「やれ」ということだ。

そのまま、Iyokiyehaの生活にも当てはまるなと思う。
そして、Iyokiyehaの仕事にも、PSWとしての姿勢にも、全くこの通り当てはまってしまうように思う。

何であれ、「支援者」としての立場となったときには、対象となる方から「モチベーション」を引き出し、ターゲットとなる目標と行動を適切に設定することが求められる。
まさに、こういうこと(下図)だと思う。