2008年8月3日日曜日

横面打ち

毎日同じことをやっていても、考えながらやっていると、「ふっ」と気づくことがある。
今日は、木刀を振っていて気づいた「横面打ち」。

今まで、重い木刀(Iyokiyehaは2本の木刀を所持)で横面打ちをすると、手首が痛くなったのだが、軌跡を意識して正しい軌跡と足の動きを調整して振ってみると、これまでにない音で振り切れた。

横面打ちは、中段の構えから、上段に大きく振りかぶり、振りかぶった際、肘を微妙に前後にずらすことによって、軸を捻らずに刀がねじられ、肩から振り下ろす際に肘の軌跡を調整することによって、相手の頭の高さを側面から打つ振り方。
合気道の手刀動作で、片手で相手のこめかみを打つ動作を、木刀を持ったまま合成した時に生まれる振り方である。
振り方だけに注意すれば、手首は痛くないのだが、そうなると木刀を振る速度が落ちることには気づいていた。
今日はそこに、足の運び方を加えてみた。

すると・・・

「ぶぉっ」という鈍い音とともに、これまでにない軽さと速さで振りぬくことができた。
びっくりした。
移動力を手刀を通して相手に伝える合気道の応用によって、木刀の振り方も多少変化しているように思う。

この振り方、向かってくる相手には、移動力は小さくコンパクトに振りぬくことで、軸を外して相手の攻撃を避けるのと同時に相手を打つ方法として使えそうです。
移動力をフルに使う方法では、相手が何らかの形で後方に崩れたり、間合いを取ろうと下がったときに踏み込んで振りぬくことにより、一番効果的に使えそうな技になりそうです。

・・・とはいえ、剣道にはこの打ち方がないし、そもそも木刀をもって人とやり合うことはないので、あくまで想定の中での話ですが。
合気道の乱取りへの応用は、今後検討します。
自分の身体が変化していくのに気づくのが、面白い今日このごろです。