2008年5月31日土曜日

奥野宣之『情報は1冊のノートにまとめなさい』Nanaブックス、2008年。

情報整理の一つの方法について説明している。
徹底した一元化(100円ノート)と、その検索を可能にする「索引簿」の作成(テキストファイル)が肝となる情報整理術。
これまで自分がやってきたいろいろなことを、この肝によって一つの方法として確立できた。
やってみると非常に快適である。

私も、情報整理についてはいろいろ試しては、少しずつ進歩してきた。
学生時代は、それほど予定がなかったので、手帳1冊で管理できていたが、その後いろんなものを試してきた。
NPO時代には、B5サイズのファイルとルーズリーフを使って「To Do List」で向こう1ヶ月分の予定管理と、その日のメモを一体化していた。
今の会社の1年目の時には、ルーズリーフの扱いが面倒になって、会社のPCのメーラーを活用したTo Do Listと文庫サイズの手帳(2冊:会社用、プライベート用)とで管理していた。
2年目になって、手帳を色分けして一元化。
3年目は、会社のPCのメーラーが替わったこともあり、テキストファイルでTo Do Listを管理するようになった。
この頃から、会社で大量に発生する裏紙をバインダーで挟んで「とにかく書く」ことが顕著になった。メモも、思考ツールも一緒になってきたが、そのメモは何らかの形として転記(業務報告や、書面に)して廃棄するようになった。また、保存「したほうがいい」書類もデジカメで写真データとしてPCで管理するようになった。机周りがスッキリしてきたのはこの頃からだろうか。紙ファイルは劇的に減少した。
そこで、この本を読んで、メモを工夫するに至る。
100円ノート(数冊買うと、88円くらいで買える)にして、索引簿を作り始めると、これがなかなか快適である。
個人情報だけ気をつけて、略語の扱いもうまくなったように思う。

ノウハウ本なので、誰もにおすすめする本ではないけれども、もっと効率よく情報管理をしたいと思っている人は、手にとってみるのもいいかもしれません。

おすすめ度:★★★★☆