2008年5月31日土曜日

人をネタに笑いをとる

複雑ではある。
やっぱり「ルール」なのかもしれない。

バラエティ番組に、お笑い芸人が出ない日がないようになってきたこの頃。
私の生活の回りでも「面白いことを言わなきゃいけない」ような雰囲気があるように思う。
Iyokiyehaも、頭に浮かんだ「面白いこと」や「盛り上がるだろう」ことはとりあえず場に出しておく人間だが、それほどポンポンと出てくるわけではない。
そんなことばかり考えているわけではないので。

それでも、テレビを観ていて、島田紳助さんや明石屋さんまさんなんかが、出演者をいじってネタにして笑いをとっているのを見ると「すごいなぁ」と思ってしまう。
これはこれで芸術かと。
時々観ると、結構ひどいこと言っていたりするのだけれども、それが面白いのが不思議だった。
実際に私が接する人に、同じようなことを言われたら、きっとカチンときてしまうだろうに、「なぜ、面白いのだろう」という疑問は、これまでずっと付きまとっていた。

先日、意識できたのは「ルール」の有無かなと。
テレビの番組という「ルール」、芸人さんの仕事という「ルール」の中でのやりとりだから、そのやりとり自体が面白いのかもしれない。
私の日常生活という「ルール」は、テレビ番組のそれとも、芸人さんのそれとも違う。
だから私は、自分の回りで「人をネタにして笑いをとる」だけのやりとりが苦手なのだろうと。

この整理の仕方だと、Iyokiyehaの「ルール」と他の人の「ルール」も違うわけだから、その辺はもう少し注意しなきゃいけないのかなとも考える。
相手の反応にも注意するし、フォローも必要かもしれない。
それだけ、知っている「人」を対象とするやりとりは、気を遣うのがマナーだろうし、必要以上にしない方がいいと思うに至った。
だって、私の生活はテレビ番組じゃないし、私は芸人でもないですから。