2007年10月12日金曜日

重心の位置と移動

合気道をやりながら、気づいたこと。

素早い動作を可能にするためには、重心を両足の間に置いておく必要がある。
先日のBlogにも書いたが、私の歩行動作、走行動作は「後ろ足で地面を蹴って推進力を作り、前に振り上げた足でブレーキをかける」ことでバランスをとっている。
これがなぜ起こるのかというと、後ろ足で蹴って生まれた推進力によって、前足のすぐ後ろに重心が移ることになり、前足の着地時には重心が前足に乗っている状態となるからだと仮定した。

私が合気道を教わっているときの動作も、普段とは多少の違いがあると思われるものの、基本的には身体のバランスをとるためにブレーキをかけながら移動しているため、短い時間の「居付き」が生じている。
師匠の動作が、スススーっと流れるように静かに動くように見えるのは、重心の動きを身体全体でコントロールし、足だけで身体のバランスをとる必要がないような足の運び方、姿勢をしているからだと思う。重心の移動距離と、身体の移動距離が大体同じで、バランスがとれているため初速が速くても転ばないし、腕に移動力を伝えることができている。

理屈は何となくわかっていても、実際に動作してみるとやはりブレーキがかかっている感じがする。少しずつ、「いい動作」が自動化できるよう反復練習をしていこう。