2008年2月25日月曜日

魔法の言葉

職場で師匠に講座をやってもらったときに、「自分のいいところ探し」というワークに取り組んだことがある。
自分の苦手とすること、できていないとすることや、嫌いなところを列挙した上で、それを眺めながら、それらを「いいところ」として言い換えるというもの。
うまく言い換えることを「魔法を使う」などの表現で柔らかく表現する。
師匠曰く「屁理屈でもいいんです!」とのこと。
コ・リーダーとして参加していたIyokiyehaも、つい「僕も魔法使いですね」と言ってしまう。

これって、天性の性格もあるのだろうけれども、訓練によって鍛えることのできる力だなぁと、つくづく感じる。
こないだの書き込みのようなことを考えているIyokiyeha。
ちょっと苦手なことについても、背伸びして何とかしようと思ったときに使うのはこの魔法。
自分で言い聞かせること。
こんなちょっとしたことでも、前向きになれることがあるから不思議です。

このことを言語化できたのは、師匠のワークのお陰なのですが、うっすらと感じ始めたのは今年度になってから。
今まで、「屁理屈は屁理屈」と思っていたけれども、Iyokiyehaが相談を担当するような人には、意外と効果があったりする。

どの屁理屈が響くか?

相手の話の腰を折らぬよう、そしてあくまで「本人」にフィードバックのある内容を放って、放って、放って、放って、そして一つでも響けば儲けもの、くらいです。
難しいのは「私は○○と思う」は、使いどころだということ。
本音で○○と思っていなければ通じません。
乱用すると「そんなのあなたの思い込み」と、逆に突き返される。
事実を淡々と伝え、できるだけ本人が「気づく」ように水路付けする。
自分が「ここだ!」と思ったところで、何も響かず、何気ない屁理屈が「ずきゅーん」と響いたりするから不思議です。

今や、大概の人との相談は五分五分には持っていけるくらいの「屁理屈」が繰り出せるようになったように思います。
その時間がとれないのが難点ですが。
もっと「狙って」、いい屁理屈が繰り出せるようになりたいものです。