2008年2月3日日曜日

やばい一週間

エネルギー枯渇を肌で感じる一週間だった。
毎日、午前午後に予定が入っていて、忙しくなることは予測していたところだが、それに加えてイレギュラーな細かい動きが次々と起こり、追い詰められていくのが実感できた。

心拍数が上がって、元に戻らない時は、どうなるかとも思った。
でも、そんな自分をモニタリングできていたので、最悪なことにはならないだろうと思っていた。
結果は間違いではなかったが、金曜から土曜にかけて11時間、一度も目覚めず眠ってしまったことが、エネルギーの枯渇を表していたのだと思う。

私は、ほどよいプレッシャーがかかると「燃える」タイプの人間だが、それが回避できない形で次から次へと畳み掛けられ、その上で「予定通りに物事が進められない」状況に陥ると、焦る。
焦ると、まず仕事のパフォーマンスが落ちる。
とにかく、仕事が遅くなる。
段取りもつけられなくなるし、そもそも仕事一つ一つの進みが遅い。
集中力が欠けるから、次から次へと気になることが頭に浮かぶのに、それらの優先順位がつけられないから、ちょっとやっては止まり、ちょっとやっては止まる。
決断に自信がなくなる。
自信がなくなるから、人の言うことが全て正しく聞こえるようになる。
自分が何を意図してプランを立てたのか、わからなくなる。

そして極めつけは、こんな風に一日過ごしてしまったことで、全然仕事が進んでないことに気づき、ひどく落ち込んでしまうこと。
「ここまでやった」という普段の小さな達成感ではなく、「これしかできなかった」という敗北感が残って帰宅する。
結果、家でも仕事のことを考えてしまう。

Iyokihehaはあまり怒りっぽくない性格(と思っている)なので、たまりにたまったストレスが外向きに発せられることなく、鬱々としてしまうわけで。
身体症状としては、心拍数の増加と、手の震え。
木曜日は寝つきも悪く、最悪だった。

こういう状況って、岡山時代に一度だけ味わったけれども、まさか山梨に来てこうなってしまうとは思ってもいなかった。
結果として、人に振れる仕事は次々と人に振ってしまった。
このとばっちりを受けた人には、申し訳ないですとしか言いようがない。
そもそも、同じ「場」にいるだけで、雰囲気が悪くなるのだから、仕事を振る振らないに限らず、ここ数日で私と関わった人には、まず申し訳ないです。

今回は出口が見えていたので、自分をモニタリングすることにして、あえて追い詰めてみたが、こんな状態は「異常」の二文字で片付けるべきで、他人はもちろん、私自身ももう二度と味わうべきではないと思う。
そして、一つわかったことは、この状態が続くと人間の脳の一部が異常な反応を起こすようになるのだろうなということ。
自分がその「異常」に気づけるかどうか、周囲の人がその人の「異変」に気づけるかどうか、そして、平素から自然な援助関係がそこに存在するかどうか。
こういったことができる「場」が、人間の力を充分に発揮させることができる場なんだろうなと、漠然と感じるに至った。