2008年4月15日火曜日

他者理解=「その人」の可視化とその共有

他者の事って、興味がないと理解は深まらないと思う。
その理由はどうあれ。
私は仕事の場では、割り切りながらお客さんに興味を持つ。

「自分を一番よく知っているのは自分」とはよく言われる。
一面では真だが、他の視点からすれば偽でもある。
詳しく説明するのに、以前別の話題で紹介した「ジョハリの窓」がある。
http://iyokiyeha.blogspot.com/2008/03/blog-post_9692.html
(2008年3月15日 人間関係の一過性)

自分と他者が双方分かっていることを「開放領域」という。
これは認識を共にしているということ。
私をより詳しく、より深く理解するには、他者からいかに「盲点領域」を引き出すかが課題となる。
一方で、他者をより深く理解するには、他者からいかに「秘密領域」を引き出すかが課題となる。
それらを共有することによって、新たな発想により「秘密領域」が明らかになっていく。

イメージとしては、ある人のことについて、その人とその人をよく見ている人とが白いキャンバスに「その人」のことを一緒に書いていく作業である。
私は、自分のことこんな風に思っているよ。
私は、あなたのことこんな風に思っているよ。
そうして描かれた「その人」は、より「その人」らしいものであると考えられる。