2008年4月12日土曜日

「たのしい」という言葉

言葉の持つイメージというのは面白いもの。
例えば「楽しい」とか「怒り」を、平仮名で書いてみると、それぞれ「たのしい」「いかり」となる。
他にも「つかれ」「かなしみ」「ふあん」など、感情を表す言葉は、それを表す文字にもそのイメージがついて回るように思う。

私が、職場で仕事が片付かない時につい言ってしまう言葉、「あー、しんどい」。
言っても、言わなくても状況は全く変わらないのに、何となく言ってしまう。
言った後に「あー、また言っちゃった」と思うのに、懲りずにまた言ってしまう。

もし、この「あー、しんどい」を「あー、たのしい」とか言ってみたら気分は変わってくるのだろうか、と安易な仮説を立ててみる。
普段、「自動思考が気分に影響を与える」だの、「身体の心は密接に関係しています」なんて言っている自分が、行動から精神状態を制御するという大いなる人体実験。
今週、何気に職場でやってみたら、「無理せず『しんどい』って言っちゃった方がいいんじゃない?」と、素で心配されてしまいました。

やり方には、ちょっと工夫が要りそうですね。
自分の「気分」を、客観的に数値化する方法を知らないので、実験という名の遊びみたいなものですが、こんなことで少しでも前向きに物事考えられるようになれば、儲けものです。