2008年4月12日土曜日

キャサリン・ライアン・ハイド著、法村里絵訳『PAY IT FORWARD ペイ・フォワード[可能の王国]』角川書店、2000年。

ハーレイ・ジョエル・オスメント主演の映画『ペイ・フォワード』の原作。
中学生トレヴァーが、学校で出された「世界を変える方法を考え、それを実行しよう」という宿題に取り組んでいく。
トレヴァーのアイデアは「ぼくが3人に何かいいことをする。彼らがお返しをしたいと言ったら、それを他の人に返してほしい」というもの。
お返し(pay back)ではなく、それを「他の人に返す」(pay forward)のが、この小説の核となるアイデア。

本当に、いいアイデアだと思う。

私は、学生の頃に原作を読んで泣いて、DVD買って観て泣いた。
恥ずかしい話だが、当時私も「Pay Forward」に取り組もうと思っていたが、近年忘れてしまっていたようだ。
先日、書棚にDVDとともに並んでいるこの本を、何気なく手にとったところ、トレヴァーのアイデアに再度打たれてしまった。
また、今日から「Pay Forward」に取り組もうと思った次第です。

おすすめ度:★★★★★