2008年3月16日日曜日

Positive Thinking + Action = Progress

「マドルスルー muddle through」を整理して、改めて「参考にはなるが、まだ味わっていないだろう」感覚であると自覚できた。
Iyokiyehaを、よく言えば「順調にやってきた」人であるだろうし、悪く言えば「挫折を知らない」人である。
どちらも否定するつもりはない。
家庭環境にも、学習環境にも、社会環境にも、職場環境にも、それなりに恵まれてやってきた。
敢えて言えば、就職活動でつまづいた感はあるが、それにしても長い目で見たら確かな経験となる団体に拾ってもらえて、その後、当時第一希望ではない今の会社に就職したことが間違いとも思わない。
目一杯やっているうちに、仕事に対する「面白さ」まで味わせてもらっている。
「オマエは挫折を知らない、ヒヨっ子だ!」
学生時代、場末の飲み屋で同じカウンターに座った中年男性に言われたことがある。
今、同じことを言われても、私は否定する気にならない。
私がヒヨコかどうかは、私が決めるのではなく、私が仕事の中で接する同僚や上司、クライアントが判断することだ。

とはいえ、Iyokiyehaは自分が「ヒヨコでいい」と開き直るつもりは全くなく、思い通りにならず思い悩むことがあっても、困難からなるべく逃げずにやってきたつもりである。
「前向きでいいよね~」なんて言われることもあるが、私はおそらく人から見られるよりも根はネガティブ思考である。
http://iyokiyeha.blogspot.com/2008/02/blog-post_8958.html
(2008年2月24日投稿分)
このことは、ある人と話をしながらようやく自分自身のことが言語化できたわけで、弱い自分を知識やら経験で恥ずかしくないように「塗り固めて」、弱い自分が「見えない」ように振舞っているだけなのだということに気づくことができた。

仕事でも、プライベートでも、今のところそれなりに上手くできているとは思っている。
「挫折がない」ということが、心の隅で負い目にはなっていそうだが、それをひどい「挫折」と感じていないことも、私の人生スキルなのかもしれない。

私がこれまでに学んだことで、おそらく自然と実践していること。
私の好きな、NHKプロフェッショナルに登場する多くの人がやってきたこと。
毎日、出勤前に聴いているkokuaの「Progress」の詞で歌われていること。
それは、「前向きな思考」(思い込みを含む)と「行動」が結び付いた時、なんらかの「進化」が生まれるということ。
そして、マドルスルーと絡めると、目標(光)がたとえ見えなくても、その状況をむしろ「楽しむ」くらいの気持ちで、目の前にあるものに目一杯取り組むことによって、少なくとも自分には何らかの「進化」が起こる。
自分の「進化」によって、環境に好転の兆し(光)があれば、そこに向かって主体的に取り組むことができる。
この「進化」がブレイクスルーであるだろうし、各人毎のマドルスルーは誰もがどこかで体験しているのかもしれない、と思い至った。

参考:kokua「Progress」
http://www.nhk.or.jp/professional/music/index.html