2009年12月19日土曜日

研修を終えて

中堅職員研修と専門第二期研修を終えて、幕張から富士見に帰ってきました。
この週末は、実家へ帰る予定だったのですが、同期に新型インフルエンザ感染者がいたため、大事をとって埼玉の自宅へ。

ふりかえってみると、いろいろな刺激が詰まった二週間でした。
同期のみなさんの中でも、それぞれ強みに個性が出てきて、各地域で奮闘している様子を、時間内外問わず、たくさん仕入れられたのは、Iyokiyehaにとって何よりの収穫だったと思います。

今回問わず、集合研修の時に意識しているのが、自らをなるべくvalnerableにしておくこと。

(参考:Excite辞典より)
vul・ner・a・ble /vln()rbl/

1a 〈要塞(ようさい)など〉攻撃されやすい.
b 〔…に対して〕すきだらけで,弱くて 〔to〕.
2a 傷つきやすい,感じやすい; 弱み[弱点]のある.
b 〔非難などを〕受けやすくて 〔to〕.
vl・ner・a・bly /‐bli/
ラテン語「傷つきやすい」の意
(ここまで)

「嘘こけ」と言われようが、Iyokiyehaの研修受講スタンスはこんな感じです。
いろいろと、あまり狙わず自然体で。
「やれ」と言われたことは、とりあえず「やってみる」くらいです。
その様子が、やや奇異に映るようですが、本人は全く気にしていないのであしからず。

以前読んだ本(『ボランティア』(岩波新書)だったかと・・・)に、valnerableという言葉を使いながら説明している箇所があって、10年くらい前に読んだ本ですが、いまだにそのことを覚えている次第です。
業務とは違う「活動」なわけで、第一義は「自らが学べる」ことなので、矢面に立てるのならば、積極的に矢面に立ってみようというくらいでした。

おかげで、普段の自分との対比もできて、いろいろと見てくるものもありました。
細かなことでは、気分障害の勉強をもっとしなきゃいかん、とか、発達障害を持つ方の相談において言語表現にこだわりがちなスタンスが見えたり、そもそも復職支援の考え方そのもので気づきがありました(というか、復職についてこれまでほとんど勉強していなかったということに気づきました)。
それだけでなく、周囲から5年目の職員は、どう見られているのか、という視点が加わったことで、所内の位置づけというか、業務スタンスも少し調整する必要があると感じたし、そもそもIyokiyehaが発する雰囲気にはもっと気を使って、業務中もvalnerableであることを意識すべきだということを思ったところです。ある事象に対しては、常に3つくらいのアウトプットをするくらい視野を広げて、指摘は素直に受けるけれども、働きかけはいつもプラスのストロークを心がけるくらいで。
Iyokiyeha自身の仕事は、いちいち説明しなくても「見える」ようになることを意識して、言葉も選ばないと、などなど。
基本的なスタンスに間違いはないけれども、修正しないともっとよくならないなと感じ続けた二週間でした。

明日からやることもあるので、二週間を活かしてまた変わっていこうと思います。


研修中のアフター5は、1日を除いて、毎日誰かとご一緒させていただいたわけですが、接点あった方々、本当にありがとうございました。
財布はスカピンですが、Iyokiyeha自身に残ったものはまさにPricelessなものばかりです(もちろん、12月11日の宴も、です・笑)。

Iyokiyehaは家族ができたことも手伝って、職業リハビリテーションで食えるところまで食い続けることを決心しております。
機構に残る方は、一緒にやりましょう。
機構を去る方も、コラボレーションしましょう。

9年次と言わず、近いうちにみなさんとお会いできる日がくることを楽しみにしています。
まずは略式ですが御礼まで。