2007年11月25日日曜日

佐藤可士和『佐藤可士和の超整理術』日本経済新聞出版社、2007年。

気鋭のアートディレクターが、自らの仕事を振り返りながら、その根底にある「整理術」について論じる。「空間」「情報」「思考」という三つのレベルの整理を通して、仕事の効率化にとどまらない爽快感が得られるという。

普段、状況や情報を整理して支援計画を立てる仕事をしている私としては、別段特別な内容ではないのだが、それを言語化して読めるというのは、情報整理の次のステップに進む上で有益と思われる。
現に、既に実践した整理術(空間)もあり。
職場の机を掃除してみたが、これまでといろんな「置き場」を変えたので、慣れるのに時間はかかりそう。
でも、いろんなことを考えるときに余計なものが視野に入らないので、その意味では「情報」整理の効率は上がっているかもしれない。

整理術が、アートディレクターとしての佐藤氏の仕事をどう支えているのかということにもふんだんに触れられており、非常に面白い。
個人的には、ユニクロの海外進出と、UTショップ、ファーストリテイリングのくだりが凄く面白かった。