2007年11月22日木曜日

ニーズとは?

すごく単純で、あたりまえのことだが、色眼鏡を一つ外したように思う。
他人が聞いたら「何だ、あたりまえじゃん。バカじゃねぇの?」と言われてしまいそうなことだが、仕事をしていてあることに気づく。

それは、「お金がほしいから、働きたい」と言われたときの、その人のニーズは「働きたい」ではない、ということ。
これは気をつけなければいけない。
この言葉だけ切り取れば、その人は「お金がほしい」のであって、「働きたい」はその手段でしかない。

おぉー、「その人」の本質に迫っている気がしてきた。(自己満足)

ここに「なぜ、お金がほしいのか?」という質問を加える。
その人は「自立したいから」といったら、更に深まる。
ここでは「自立したいこと」が目的であり、「お金がほしい」は「自立する」ことの手段となる。

「自立」という言葉が、含みを持つ言葉なので、本人は結局どうしたいのかということを突き詰めていくことになるのだが、例題はこの辺にしておく。

ここのところ、ニーズが把握しきれない方の相談が増えている。
なんだか「もやもや」が残る相談の時が、「結局何をしたいのさ?」ということで、ニーズ把握ができないことが多い。

とにかく「働きたい」の一点張りの場合は、どちらかといえる。
1)本当に働きたいと思っている(ニーズ=働く)
2)何か目的があって働きたいと思っている(ニーズ≠働く)

この発見は、単純な言葉遊びのように思われるかもしれないが、それを超えて、私の仕事の質が変わる気づきであるように思う。