2007年11月15日木曜日

正中線上で正対する

13日、合気道の日。

稽古前に師匠と愚痴を言い合い、夢を語る。
愚痴は、まぁいろいろ。
夢は、実現不可能なものではなく、知り合いの知り合いくらいに私と師匠とがいることがだんだんわかってくる。
近いうちに、志のある人たちでアフターファイブを大いに楽しみ、この分野の「空気」が変わるような発展を生み出せたら最高ですね。

稽古。

「間合い」を体感する。
間合い。
普段でも使わない言葉ではないし、普段何気なく対人距離というものを気にする仕事をしていますから、目新しい概念ではないのだが、これを体感するとなるとまた不思議な感覚である。
お互いに手刀を出し、正対する。
この距離が「一足一刀」。
自分が飛び込めば相手に届く距離。
この距離感を体感する、手刀合わせ。
常に相手と正対し、自分の正中線と相手の正中線の間に手刀があるようにする。
手刀は相手に押し付けず、常に自分の正中線上に。

正中線に手刀があると、自分の移動力が手刀を通じてフルに相手に通じるだけでなく、相手に技をかけられそうになったときに、相手が自分の正中線の正面に「ある」ように移動することによって、技の勢いを削ぐことができる。
これは例えば、自分が前に出た力を利用されて関節技をかけられそうになったとき、相手が技をかける勢いに合わせて移動すると、うまく極まらない。
極まらないどころか、相手の正中線上に自分がいることになり、場合によっては自分が不利になる。

こういう動作は面白い。

例えばこれを応用して、相手の正中線を外したところから正面当てで飛び込み、極まればよし。
自分の裏側に避けられる、または関節技をかけられそうになったら、姿勢を保ったまま、手刀の軌跡を変えて逆構え当てにいくというのは、理屈ではかかりそうな気もする。
今度やってみよう。


続きはまた後日。