2007年11月28日水曜日

富士急ハイランド

この忙しい時に、無理やり休みをとって、嫁さんと富士急ハイランドへ行ってきました。
先週までは、どうも水曜日に休みがとれず、それでも12月になると、寒すぎて行きたくなくなるだろうということで、11月の最終週というややバッドチョイス。
朝起きて、天気がよくないが、決行。

富士急ハイランドといえば、今は「ええじゃないか」、そして「FUJIYAMA」「ドドンパ」と絶叫マシーンで売っているテーマパーク。
他にもお化け屋敷系は充実しているらしい。

……Iyokiyehaは、この手のテーマパークは苦手である。
元々、人混みに出るのも嫌いなのに、それに加えて「絶叫」である。


意味がわからない。


正直、怖いんです。
腰が浮いて不安定なところで、落とされる感覚。
普段段出さないような、腹から「お」に濁点を打った音と「ご」が混ざったような声が出るあの感覚。胃が数センチ浮いてくるような感覚。

どれもToo Muchです。

でも、嫁さんが「山梨にいるのに、富士急に行かないのは反則」くらいのことを言うものですから、ちっぽけなプライドをフル稼働してみました。

現地。
FUJIYAMAがやけに大きいのでビビる。
あの落差は凄い。
「ええじゃないか」は論外。
足がつかないので、ぐるぐる回されるのはいかがなものかと。

でも、せっかく来たので何も乗らずに帰るのは反則とも思い、「ドドンパ」をチョイス。
(「ドドンパ」のスタート地点)

待ち時間40分ほど。
コースターにありがちな、ガタガタという音がせず「シューン」と心地よい音が聞こえるのがまた不安を誘う。

順番が来て、乗り込む。
ようやっとガタガタと音がする。
一旦後ろに下がる。
何か怖いですね。
でも、遠くを見ると、「SMILE」の文字。


(ドドンパのスタート地点から正面に見える看板)

このノリは好きです。

刹那、、
息が止まった感じがして、声が出せませんでした。
「あっ、ヤバ・・・」
みたいな感じです。
思考も身体反応もふっとぶほどのスピード。
帰ってからHPを見たら、こんな風に書いてました。

「ドドンパは空気を圧縮した力を使いあのスピードを出しています。
そのスピードはスタートから1.8秒でなんと時速172kmまで加速します。」
(富士急ハイランドHPより)

「シューン」という音も納得です。

さて、乗っていたときですが、Iyokiyehaのすぐ前には女性が乗っていました。
172kmまで加速して、何も考えられなくなったくらいで、前に座っていた女性の髪の毛がブワッと広がったのが目に留まり「あー、おもしれー」と思ったことしか覚えていません。
「SMILE」のLISMOもふっとびます。
そして、コースターが軽い下りに差し掛かると、身体が浮く感じ。
これは怖い。
Iyokiyehaは「お」に濁点をつけたような声をあげています。
隣で嫁さんは悲鳴をあげていました。
そして、右バンク。
「うわー」と思っていると、急上昇。
ここまではいい。
てっぺんで腰が浮いて、「あー、ヤダ」と思うと、垂直に下降。
本日初の落下感覚です。
地面に叩きつけられるような感覚と、内臓が浮き上がるような感覚。
変な声をあげながら、最終コーナーへ。
自然と笑いがこみ上げます。
明るい笑いではなく、諦めの笑いのようでした。

戻ってきて、コースターから降りると何だか平衡感覚が狂っていました。
でも、身体は、ドーパミンとアドレナリンがガバガバ出ているような感覚、何だかハイです。
今なら「FUJIYAMA」はいけるだろうと判断し、一気にFUJIYAMAへ。


(「FUJIYAMA」の入り口)

「FUJIYAMAのようなキャメルバック(ラクダの背)のコースターは高いところから落ちる「勢い」(慣性)で走っています。
なので、モーターやエンジンのような動力はありません。したがって落ちる所の高さが高いほど早くなります」
(富士急ハイランドHPより)

最高速度は130km/h、落差は70mほど。
落差と最高部の高度、速度、どれをとっても世界一とのことで、ギネスの証明とかが貼ってありました。
こちらは待ち時間なし。
勢いで行ったので、準備も不安もなく、ノリで。
それが、コースターに乗って登っていく時に恐怖が襲ってきます。
周囲を見回すと、正面に富士山と青木ヶ原樹海。
天気があまりよくないので、独特の雰囲気です。
コースターの前の方では、写真とってる集団がいて、素直に「コイツらすげー」と思いました。

最高点。
そして、落下。
Gがすごい。

でも、後はよく覚えてないです。
5回くらい落とされたり、登ったと思ったときにすぐに落とされることもあり、地面スレスレを走ることもありましたが、途中から「あー」みたいな。
嫁さん曰く、「途中から声も出ていなかった」とのこと。
放心でしょう。



(駐車場から見える「FUJIYAMA」、最初の落下時)

「ドドンパ」と「FUJIYAMA」でお腹一杯です。
「ええじゃないか」はIyokiyehaと嫁、双方がびびったため、乗れませんでした。


(「ええじゃないか」の最初の落下)

CMは好きなんですが。

その後、嫁さんが「まだモトをとっていない」と言い張り、フリーフォールに乗りました。
Iyokiyehaはフリーフォール初体験。
まっすぐ落とされるのは苦手ですが、放心状態のまま、半ば強制連行です。
思考はほとんど停止していましたが、富士吉田の町がきれいに見えたと思ったら、落とされました。
「う」に濁点打ったような声を出したのは覚えています。

後は、昼食をとり、スケートして、観覧車に乗って帰宅しました。
帰り道は、ややハイになっていて身体は多少の違和感のみですが、これが明日、明後日に筋肉痛になるかと思うと、ちょっとイヤだなぁ。
「また行きたい」とは口が裂けてもいいませんが、いい休日でした。

ただ、ひどい疲れで行った手話講座は散々で、寝てしまいました。あぁ~