2007年7月5日木曜日

家族愛

 仕事をしていると、時々得体の知れない怒りがこみあげてくる。どうして、自分の子どもをほったらかしにできるんだろう。どうして、自分の子どもが「嫌い」などと面と向かって言えるのだろう。どうして、どうして、どうして、といろんな感情が渦巻いている中で相談業務に就くのは、非常にしんどい。

 「人の家族だから」で済まして、「仕事するのは難しい」「現状では支援できません」と結論付けてしまえば、やっぱり楽なんだろうと思う。そこに、私の感情が入り込むから面倒になる。「どうやったら、働けるか?」を必死で考えて提案する。おそらく、本人は納得しないことだと思っていても(納得する段階じゃなく、もっと時間が必要な場合という意味で)、必死で考えてしまう。結果、私の残業が増える。

 複雑な家族構成を紐解いていくのは、ちょっとした謎解きみたいで好奇心がないといったら嘘になる。それでも、兄弟の親御さんがみんな別人とか言う話を聞くと、冒頭のようないろんな感情が頭の中を同時に駆け巡って、私を疲れさせる。

 もっとドライになれたらいいな、と思いつつも、きっと頭のどこかで「おせっかいIyokiyeha」が走り回っていて、普段眠っている細胞を起こして回っているのだろう。なんだか、最近そんな気がしてきた。バランスをとらないと、いけませんね。