2007年7月29日日曜日

中川人司『宇宙授業』サンクチュアリ出版、2006年。

宇宙にまつわる、身近で素朴な疑問に対し、元JAXA職員で現高校教諭の中川氏がわかりやすく、そして広がりのある説明をする内容となっている。宇宙には漠然と興味があるけれども、何となく難しそうでとっつきにくい、と思ってしまう人におすすめの内容。
「宇宙人はいますか?」や「宇宙の寿命」といった、宇宙そのものへの質問や、「宇宙の意味」を問うものもあれば「空が青いのはなぜ?」といったことまで、中学校理科程度の内容で理解できる形にまとまっている。
地球上にもたくさんの謎があるわけだが、宇宙はわからないことにあふれている。その「わからなさ」と向き合うことで、刺激される好奇心もおそらくあるのだろう。非常に面白く読ませていただいた。