2011年3月24日木曜日

平和な国だと言われるけれど・・・

海外メディアが、今回の地震被害に対する日本人の態度について「暴動が起きない。素晴らしい」みたいな報道をしているそうです。(私は直接そういった記事を読んでいないので、どういうニュアンスなのか、どういう文脈なのか不明ですが・・・)

確かに、東京へ通勤しているけれど、満員で乗れない電車が何本もくるなかで、駅員にわけのわからない文句を言う人はいても、きちんと整列しているし、その人たちが暴徒化するわけではないので、そういった指摘は正しいのかもしれない。

ただ、先週末のガソリンスタンドの行列(数時間)や、スーパー、ドラッグストアから消える保存食、昨日なら水。
「日本人が」なのかどうかわからないけれども、単に「暴徒化しないからすごい」ということではないと思ってしまいます。
被災地では特殊なコミュニティが生まれ、日本各地からボランティアや物資輸送といった援助の手が差しのべられている一方で、セルフィッシュとしか思えない行動も見られる。

災害を一人称としてとらえるか、二人称としてなのか、それとも三人称としてとらえるのか、といったところで随分思考や行動は変わってくるのだと感じるこの頃です。