2008年1月29日火曜日

泥の中にいる感覚

不思議な感覚に見舞われる。
疲れもあったのかもしれない。

仕事が多すぎて、やり終えることができない感覚だけではない。
何が課題になっているのか、それをどのように対応すべきかという、「計画」を立てている感覚がない。
状況が想定範囲内にあるものと、想定範囲外にあるものとが混在し、基準をどこに立てたらいいかわからない。
一体、どんな支援が必要なのか。
必要が特定できなくとも、有効なのか、というイメージが全くわかない。

私が担当し始めてからの成長は私も認識している。
時期だったのか、プログラムがフィットしたのかはわからないが、以前よりもずっと強く、自分の足で人生を歩いているような様子が見え隠れしている。
だから「成長して、もっと強くなれ!」とハッパをかけたくもあり、実際にやりとりの中でハッパをかけているのだろうが、私から出るその「触手」は、その人に入り込みながらも、その人からのレスポンスが感じられない状況にあるようだ。

不思議だ。

合気道をやっていて、一度にいろんな方向から力がかかってきて、何が何だかわからないままに技が決まってしまうものがある。
仕事の中身で、そんな「力」が自分にかかってきていて、どうやって対処したらいいか、全く予測がつかないように感じる。

泥の中で、もがいているのだけども、どこを向いているのかわからない。
どこへ向かえばいいかわからない。
向かっている方向があっているのかわからない。

そんな不思議な感覚だ。


さて、どう向かっていこうか。
合気道で身体のバランスがとれたので、思考のバランスをとりながら、ゆっくり考えてみようと思う。