2007年12月16日日曜日

12/14 研修5日目(業務振り返り:関係機関・機構職員として)

「業務ふりかえり」
最終日。
グループ討議形式で、業務振り返りを実施する。
2日目に考えたことをブラッシュアップしていく。
私が司会をしたときに、グループが温まらずに、活発なやりとりにならなかったことだけが心残りであった。
自分で「場の雰囲気」をコントロールできるスキルも合わせて身につけたい。

関係機関とのやりとりについては、1)組織のニーズ、2)担当者の連携ニーズ、3)担当者のクライアントに対する支援ニーズ、をそれぞれ把握する必要がある。
どこまでもクールに、それでいてホットにやりとりをすることによって、対象のニーズを「見えるカタチ」にして共有する。
ワークショップやグループワークの手法と、大きくは変わらないようにも思う。
「情報の可視化」→「ラベリング」→「焦点化(具体例)」→「情報交換」→「目標設定」
こんなところだろうか。

機構職員として、のテーマでは主に所内のリーダーとしての役割について話し合う。
ここで、私がしゃべりながら整理できたことは、以下の通り。
まずは、各ケースについて「理想的な目標」と「達成すべき目標」とが設定され、後者について数週間単位で小目標を立てて、支援内容を具体化していく。
その過程を「可視化」して提示し、現場の担当者と共に検討することにより、こちらの思惑と現場の見立てとがマッチングし、次第に全体の支援プランに沿った支援がされるようになる。
この過程で、伝えたいことも明確になるし、「とりあえずどうするか」の、いわば傾向と対策にとどまらない、その対応が組み立てられる背景についても合わせて伝えられる。
あと、ケース会議で使える手法として、ケースマネジメントでよく使われる表を使った会議の進行について提案する。
ケースの課題・支援方針と内容・担当者、を項目とした表を作り、「案」として会議に提案し、会議の席上で状況を説明しながら表を完成させれば、おのずと役割分担が明確になる。

これらと、研修の内容を併せ、今後の目標を宣言する。
Iyokiyehaは、大きな目標として「真のニーズをアセスメントする」ことをあげる。
下位項目として、大きく二つ。
「説明・情報収集ツールのバッテリを検討すること」と「姿勢を意識すること」。
前者は、1)支援対象者について情報を効率・効果的に収集するためのツールバッテリを整備すること、2)事業所(事業主、担当者)に対し、業務説明が簡潔・明確にできるツール、および情報収集項目の作成とブラッシュアップ、3)関係機関一覧リスト(組織ニーズと状況を随時メモするリスト)の作成、および情報収集項目の作成といったところ。
後者は、1)冷静に話を聞き、ニーズを可視化しようとする姿勢、2)上記ツールの有無に関わらず、必要な情報を聞き出すスキル、を磨くことを設定する。
また、これとは他に、職業リハビリテーション全般の学習とその他の支援プログラムについての学習は続けていく。
当面は、職業リハビリテーションと精神保健福祉全般、およびIPSについて深めていき、職業センターの立場として「どう連携できるか」について実践を積むことにする。