2007年9月24日月曜日

山田ズーニー『話すチカラをつくる本』三笠書房、2007年。

興味あるテーマで、字の大きな文庫だったので、書店で手に取った本。「NHK教育テレビで伝授したメソッドを完全収録」と帯に書かれていたので、そのままレジに持っていった本でした。

このきっかけそのものが、本の中で説明されている「メディア力」であるわけだが、それを始めとしたコミュニケーション(伝える技術)の基礎基本がわかりやすく説明されている。「問い→論拠→意見」という話の組み立ては、理屈ではわかっていても、いつもそれで話せているかというと、意外とそうでもない。さらに言えば、目の前のことに没頭しているときには、「あれもこれも」になってしまい、説明の羅列になってしまいがちである。

読んだのが、講演を直後に控えた時期だったので、講演に使うスライドを構成しなおすきっかけとなってしまった本だった。時々、読み返すとプレゼン等、「人に伝える」スキルアップにつながるかもしれない。