2023年1月9日月曜日

映画「すずめの戸締り」

  長女が友達と観に行ったのを聞き、次女が「観に行きたい」というので、休日朝から映画を観に行く。新開誠氏監督の「すずめの戸締り」。前々作「君の名は」を地上波で何年か前に観ていた程度の予備情報で、本作に関する情報はほぼなしの状態で観に行く。

 なかなか見応えのある映画だった。評論するものではないが、戸締まりを災いを封じることと、鈴芽(すずめ)の成長と重ねるファンタジー。展開が速くテンポがいいことと、とこよ(常世・黄泉の国)、うつしよ(現世)を分かつ「扉」を巡り、様々な人間模様と出会いが描かれる。一つ一つのエピソードが、深入りすれば人生や成長のメタファーになっているのだろうが、そういうこと抜きにしても見せ場が多く、世界に引き込まれる内容だった。