2007年3月7日水曜日

串刺しにされた気分

 私がやっている仕事は、確かに「あらさがし」なのかもしれない。昨日はそうだと決めつけられて、クレームに近い指摘をされた。曰く「行政の仕事は、その人のことを全く考えずに、その人の悪いところばかりを探して指摘してくる。今日は(息子が働けないという)引導を渡された気分です。」と言われ、正直、凹んだ。
 確かに書類の作り方が、課題ばかりを書き連ねたものとなっていて、身内の悪口に聞こえたのかもしれない。そこは自分の力量が足りなかったことで素直に反省している。やっぱり、本人の「いいところ」を持ち上げて、課題を「ここを直せば、もっとよくなる」といった感じで持ち上げる、そして「こんなことができますよ」と支援メニューを提示する。言葉にしてみれば簡単なこと。でも、その簡単なことをするのには、対象者をきちんと見て、見極めることができた上で、その人の課題を1)的確に、2)望みがある、3)わかりやすく、説明しなければならない。今日の場合は、相手がやや批判的な方であったことも手伝ったのだが、2)の望みに関して、配慮が欠けていたのだと思う。