2011年4月8日金曜日

最低限ではなく、最大限を目指して

英語で挑戦してみましたが、どうもいつもに増して文章が構成できないので、諦めて日本語で書きます。

震災の影響で、いろんなイベントが中止となって、世の中全体が自粛ムードになっているように感じます。加えて、「何かしなきゃ」ムードも起こっていて、私の身近な方も物資輸送、義援金、現地ボランティアと様々な取り組みをしている、またはしようとしています。
そんな中で自分に何ができるのかと考えます。

震災当日、たまたま帰省していたということはこのノートにも個人ブログにも書きましたが、帰ってきて散らかった宿舎を見た時のちょっとしたショック、そして原発に関する情報が飛び交い、スーパーからは物が消える。「週末ならば、朝スーパーに行けるね」と思い、最寄りのスーパーへいったら長蛇の列ができており、気持ちが萎えてそのまま帰って二度寝しました。

そんな中で、とりあえずと義援金を送ったけれども、現地ではその分配で調整が難航しているとのこと。安易に行政批判はしないけれども、今すぐに現金が必要な人に必要なだけ分配するには足りず、かといってプールしたままにするわけにもいかず、にっちもさっちもいかなくなっている様子が伝わってしまいます。

電車が止まって、出勤できなかったときに考えたのだけれども、こんな状況だから働かなくていいのか、というとそんなことはなく、経済復興の一旦を担う産業界は、できることをできるところから再開する責任があるのだろうし、経済活動の大切な部分としての「消費」は、切り詰めてもいけないわけで。
私の仕事は、何かを作って世の中の循環を作るものではありません。ただ、そういった職に就く方が自らの力を発揮できるように本人と会社の双方をサポートするので、間接的に経済活動には関わっているといえます。
既に多くの論客が論じていますが、職業人としてのプライドから出発すれば、「いつもと同じ(ような)生活をすること。消費をすること」が日本経済の復興を後押しすることはまぎれもない事実と思われます。

「夜中に暖房を切って、家族で一室に集まって寝ました。節電します。」という投稿を見て、前半は美談だと思った一方、後半にはつながらないと思いました。総量は減るかもしれないけれども、電力はプールできないしくみですから、夜中の電力は電力供給全体の圧縮にはなれど、現在の被災地へ直接(いい)影響を与えるかというと、実はそうでもないのではないかと。
夏場に節電義務が具体化したときに、こういったことができるのかが、今後問われてくるのだと思います。

今、自分にできること。
原点に返って仕事をすること。そして、家族を守ること。生活を安定させること。そして、各種報道や情報を継続して収集し、現実を風化させないこと。継続してできること(義援金。必要な物資輸送。近隣に避難者がいれば声をかける、など)をし「続ける」ことのように思います。

私が応援するGreenDropのイナさんのブログ投稿を読んで、援護射撃したくなりました。
http://greendrop.sblo.jp/article/44127248.html