2009年2月25日水曜日

変わり続けられるように、変わっていく(PSW実習8日目)

しばらく、アップはさぼっていましたが、学び多き実習です。
実習で得た気づきを、一度「錨」として記録しておきます。

■変わり続けられるように、変わっていく
本日意識化された、大きな気づき。
私が目指す「成長」の目標となりうる考え方です。

「変わらない」ことが求められているようでいて、実際は「変化」が求められていることは、確実なことである。
環境が変われば、求められることは自ずと変化する。
第44代アメリカ大統領のオバマ氏が、選挙活動中に「Change」と言い続けていたが、まさにこの地点での変化を意味していたのだと思う。

組織でも個人でも、仕事でも具体的な動作であっても、変わらないことは評価されたとしても、変えられないことは評価されるどころか、命取りになることもある。
武道で言えば「居付き」だろうか。
旧体制の組織が、変わることができずに崩壊に至ることは、社会保険庁の解体など日々の報道を見れば明らかである。

Iyokiyehaが目指す成長の一つの目標として、この「変わり続けられるようになる」ことを掲げたい。
ある考え方に固執するのではなく、だからといって芯のない行き当たりばったりでもなく、一つの芯をもちながらも、状況に応じて次々と形や考え方を変えていける、そんな生き方をしたいと思うに至った。

このことは、実習も含め、最近の読書(司馬遼太郎『竜馬がゆく』文春文庫など)の影響もあるのだろう。


■サービスは、タガタメ?
実習先に勤務する、あるワーカーさんから、Iyokiyehaの勤務先に関する手厳しい言葉を頂戴した。
結果として彼は「使えない」と評価をしている。
土地が違えば、事情も違う。
きっと、何らかの理由があって、今の形に至っているのだろう。

上記とも関連するが、しかし、それで本当にいいのだろうか?
法律に「関係機関への助言」が加わったからといって、増員まで確保しているのに、なぜか「それ以前」を意識せざるを得ない機会だった。
全てのニーズに応じることは、人員に制限がある以上、不可能である。
ただ、だからといって利便性を強調した挙句「使えない」となってしまったものを、放置してしまっていいのだろうかと考える。
そのことが、回り回って一番不利益を被るのは一体誰だ?と考えると、しなければいけないことは、自ずと見えてくる。

口では何度も言うが、私は、今の職場に対し「殿様気分でいたら、骨抜きになる」と思っている。
草の根ニーズをいかに汲み取るか。
いかにwin-winの関係を築けるかが、問われているように思う。

話の中で「Iyokiyehaさんはカウンセラーらしくないね」と数度に渡り言われた。
超個人的には、褒め言葉だと思って捉えているが、組織人としてのIyokiyehaは、この言葉に大きな危機感を抱いている。

酒の席ですが、今年度スカウト二件目です(苦笑)。


■支援と言う名の「作業」に関して
興味深い話を聞いた。
ロシアの拷問に、こんなものがあるらしい。
「囚人に、大きな穴を地面に掘らせる。適当な大きさになったら、今度はそれを埋めさせる。何度も何度も繰り返させる」
結構、発狂する人がいたらしい。
拷問の一つとして、こんなことがされていたのですね。

さて、身近なところにこういった「作業」、ありませんか?
私は、昨年あたりから考える感覚が麻痺していたようです。
疑問は持ち続けないと、「居付き」が生じてしまいますね。