2021年5月3日月曜日

車いすの不便さを体感 毎日小学生新聞 210305

 毎日小学生新聞 2021年3月5日付1面

「車いすの不便さを体感」(五十嵐朋子)

東京都内で、車いす利用者の生活体験を目的としたレストランが企画されました。
天井が低い、いすがない。「介助なしで来るなんてすごい!」と褒められる。
この店は、「車いす非ユーザー」=「二足歩行障害の人」として少数派(マイノリティ)とみなし、「バリアフルレストラン」としています。車いす利用者の「あるある」を逆転させて作ったとのことです。
二足歩行者が、このレストランで不便だった理由は?二足歩行だからか?天井が低いからか? A天井が低い、でしょう。
障害は周りの環境が作っている、ということを実感できる企画でした。今後もイベントなどで出店されるそうです。

https://mainichi.jp/maisho/articles/20210305/kei/00s/00s/016000c

この記事は、読ませる内容なのだけれども、企画が秀逸だと思う。
近所でこのイベントがあったら、行ってみたい。
世の中は、いわゆる「健康な人」を想定して作られている、とうことを日々感じるところです。
しかしながら、「いつの間にか、自分を社会に合わせようとする」意識が先立ち、意識的に行動してしまう自分がいます。
既に、思考が「健康な人」幻想に憑りつかれ、社会とつながっていることを知らされる記事といえます。
想像力を働かせることでしか理解のきっかけはつかめないのですが、謙虚に学ぶことしかないのだと思いました。