2023年12月10日日曜日

橋爪大三郎、大澤真幸『ふしぎなキリスト教』講談社、Audiobook版。

  日本を代表する二人の社会学者が徹底対論、というキャッチコピーで紹介されていたもの。購入当時、思想や宗教、歴史的な読み物を欲していたのだろうな。先に紹介した社会学史といい、聖書の小説版といい、そういったものが続いている。

 ただただ知識を身につけたい、というよりも、歴史的・社会的文脈で何かを把握しようとするときの姿勢を身につけておきたい、という必要から、こういった教養書を欲していた(いる)ように思えるこの頃である。法制度、イベントというのは、その歴史的・社会的文脈のある意味必然によって生成する、ということを考えるようになった。だからといって、何事かを予測したいというのではなく、Iyokiyehaとしては、物事の本質をつかみたい、というだけのこと。今回はキリスト教。