2019年2月17日日曜日

山口謠司『語彙力がないまま社会人になってしまった人へ』ワニブックス、2017年。

・書誌学、音韻学、文献学の先生による言葉の勉強。
・聞いたことがあるけれども、これまで使ったことがない、使えない、51の言葉を語源やその変化を含めて解説している。
・確かに、年長者や、知的な諸先輩方が使っているのを聞いたことがある言葉が並ぶ。「何となく」聞いて、「何となく」意味を推測していたものが多い。もちろん知っている言葉(仰るとおり、乖離など)もあれば、何となく推測していた言葉(慶賀、汎用など)、全く知らなかった言葉(惹起、偏頗など)など様々である。
・そういう書籍なので、一回読んだところで51語すべては身につかないですが、何度も確認して使いこなしたいものです。

(引用)
6ページ:言葉を大事にすることは、人を大切にすることにつながります。そして言葉は人の美しさ、人の凛々しさを外に示すための大事な「化粧」でもあります。