2008年12月30日火曜日

自分がすべきことの範囲

先日、とある友人と話をしながら考えたこと。
特に仕事の中で、自分=Iyokiyehaがすべきことってどこまでなんだろう、と。

友人殿も、人相手の仕事に就いている。
もちろん、Iyokiyehaも日々人と会って仕事をする。
私の仕事は、場所が変われば立場も変わる。
同じ「支援者」や「相談者」という言葉を使っても、クライアントさんの前ならば指導者色が濃くなるし、事業所に出れば営業さんやコンサルタント色も出てくる。
どちらも「やれば、どこまでもできる仕事」である。

気づけば、膨大な書類の山、作業の山となって、いつの間にか仕事に追われる毎日となってしまうのだが、では、その中で「本当に自分がやらなければいけないこと」って何だろうと考える。
「自分がやらなければいけないこと」=自分にしかできないこと、と読み替えてみると、ちょっとその姿の輪郭が見えてくる。
すなわち、人に任せられることは人に任せることをまず考える。
その「人」には、同僚・先輩だけでなく、目の前のクライアントさんも含めると、意外と面白い結果となる。

指導者としての一面を持つIyokiyehaであるが、今年度気づいた大きなことは、「指導の一部を、クライアントさん本人にも担ってもらう」ということである。
もちろん、私が説明すべきことを全て調べてもらうとかいう乱暴な話ではない。
これは、「もっとも入りやすい時」に「もっとも欲しているもの」を「簡潔に」指導するということである。
よって、「いかに伝えるか」というHowの視点よりも、「いつ」「何を」伝えるかというWhen、Whatの視点の強調である。
ちょっとしたことだけれども、このことはIyokiyehaにとってちょっとしたパラダイムの転換であった。

支援技法はもちろん大切である。
ただ、その技法に凝るだけでなく、タイミングと的確な内容を把握するアセスメント(評価)の技法によって、技法の未熟さは結構フォローできること、または今持っている技法の効果を最大値へと引き上げてくれるように考えるようになった。
このことは、意外にも仕事の効率化にもつながると思うのだけれども、この話のまとめはまた別の機会に。