2008年12月18日木曜日

野口悠紀雄『超「超」整理法』講談社、2008年。

前著は、名前だけは知っているけれども、立ち読みで済ませていた。
確か、学生時代。
当時こそ、「整理」が必要だったのだけれども、当時はノートパソコンを持ち歩くということをして、割と効率的に乗り切っていたように思う。

仕事をするようになって、物理的資料(紙、など)、電子資料(データ、など)問わず、「内容」で分類することに無理を感じていたところに、ぴったりくる内容だった。
以前、勝間和代氏の著書で「MECE Mutually Exclusive Collectively Exhaustive」に関する学びに触れたが、資料を内容で分けると、どうしても「ダブり」が出てくる。
こんなことに気づいたら、会社のパソコンで受信メールを分類するフォルダが、人・内容で混在していたことに気づいた。
ダブりがあると、分類できない。
同時に、モレがあると、分類できない。
なら、例えば「人でモレなく、ダブりなく」フォルダを作成すればいいことに気づき、整理したところ、非常に快適である。

本著では、Googleの提供するGmailに関する記述が多い。
以前より使っていたGmailだが、本格的に使ってみると、意外と使い勝手がいいことに気づく。
「検索」が機能することが、こんなにも便利だということに気づかされるシステムだ。
身の回りのものやことを「整理」する際に気に留めておきたいこと、それは「追えるようにしておく」こと。
パソコンを使えば、検索が効くようにしておくのが、モノを探すときにストレスを感じないコツといえる。

おすすめ度:★★★★★