2008年12月30日火曜日

エコえこ

地元、浜松に帰省する。
スーパーで買い物をすると、やはり「エコバック」を推奨するポスターが貼られている。
時代は変わったと、ふと思う。
5年前までは、レジで「袋要りません」というと、「はい?」みたいな顔されたのに。

まぁ、いろんな解釈があるので、レジ袋の有料化に関する価値判断は避けておく。
例えば、Co2削減がどれだけとか、ゴミが減るといった、正の解釈がある反面で、エコバックの方がCo2排出量が多いとか、エコバックの売り上げがウン千億円だとか、レジ袋の方がCo2削減量が少ないとか、立場変わればデータの見方も変わるので、一概に何がいいとは言えない。
個人的には「必要ないものはもらわない」ことによる「ムダ削減」で充分だと思う。

ただ、ここ2年くらいのレジ袋に関する変化は、つくづく「国の号令ってすげぇ」と思ってしまう。
それと同時に、国(だけでなく、公共のと読み替えるのがいいか)が本気を出して掲げたキャンペーンというのは、良くも悪くも国民に「思考停止」させるだけのインパクトを与えるものなのだと感じた。
様々な解釈がされている環境問題に関して、「とりあえず」の立場で、ベターな一手を打つ。
今回、白羽の矢が立ったのが「スーパーのレジ袋」であるわけだ。
最近では、必要だと思って5円出してレジ袋を買うことに、ちょっと後ろめたさを感じたりして。

Iyokiyehaは、普段大きめのトートバックにあれこれとモノを詰めて出かけるので、買った品物はそのバックに放り込んでいる。
もう、学生の頃からだから10年近くになるか。
自分で考えて「正しい」と思ったらやってみることが信条になったのは、このあたりなのかもしれない。
だから、エコバックだって、もう少し突っ込んでみて、自分の頭で考えて価値判断をしたいものです。
「いつの間にか思考停止」の可能性に気づいた以上は、そのままにしておきたくないですね。
個人の地道な活動が広がることにより、世の中のしくみが変わることを、ちょっと感じているところです。