2007年5月13日日曜日

雑記5/13

 母校の教授が栄転されるということで、昨日、その送別会に参加する。お世話になった先生方、先輩方、同期、そして後輩達、たくさんの人が集まる。これも先生の人徳だろう。私も直接の指導教官というわけではないが、やはり6年も大学に籍を置いていたことで、いろんなことでお世話になったことのささやかなお礼ということで参加。「相変わらず」というのがぴったりな先生だった。これまでも、実績をあげてきた先生だったが、今後は日本の教育というステージで、さらなる飛躍を遂げられるのだと思う。母校からまたお世話になった方がいなくなってしまうのは寂しいことだが、とりあえずそれは置いておくとして、素直に声援(エール)を贈りたい。

 送別会の席上、便乗する気は全くなかったが、いろんな方から「おめでとう」と祝福を受ける。一応、連絡先を知っている人には、何らかの形でお知らせしたつもりだが、やはり漏れはあるわけで、申し訳なさを感じると同時に、私自身いろんな人に支えられて今に至っているのだと感じた。数人から「今は中国地方にいると聞いている」と言われるが、今は山梨県甲府市在住です。早く転居のお知らせを出さないといけない。

 祝福されてうれしかったこともあるが、もう一つうれしかったのは、後輩達からの思い出話。私が学部4年生から大学院2年生まで、新入生のセミナーに参加していた(指導教官の担当時間だったこともあり)のを覚えていてくれたこと。卒業論文の大きなテーマにもなっていたアイスブレイクゲームを、何年も経った今でも覚えていて、そんな話題が酒の席で聞けたのが個人的には何よりも変えがたいものだと思った。先輩というだけで慕ってくれて、時には食ってかかられ、活発な議論もした後輩達も、今は私を追い越して学校で「先生」と言われる立場になっている。そんな優秀な連中から「お世話になりました」なんて言われるのは、なんだか歯がゆい気もするけど、日本の教育の次世代を担う彼らに、ここも素直に彼らに声援を送りたい。

 送別会の後、二次会には参加せず行きつけのジャズバーへ。たまたまライブとぶつかる。このお店では、よく生演奏をやっているようだが、私がライブに当たったのはこれが初めて。来てよかった。ピアノ、ギター、ベース、ドラムに途中からヴォーカルが加わる構成。ゴキゲンな演奏にしばし酔いしれ、ご機嫌で岐路につく。浜松駅までは嫁さんが迎えに来てくれていたので、これまた楽させてもらう。
 ジャズのライブって、それほどたくさん行ったことがないのだけども、やはりCDの演奏とは違うものを感じる。おそらく、これが専門家(?)達の言うところの「Groove」とか「Swing」とかいうものだと思う。演奏の場に流れる、空気とかリズムの流れがグルーヴで、それを生み出す演奏や場のテンションがスウィングというところか。演奏できるようになると、また理解も変わってくるのだろうが。その雰囲気に、身を解放することで心地よさを覚える。私の楽しみ方は、そのくらいだろうか。あえて言葉にするほどのことでもないが。これが結構病みつきになってしまうから、ジャズが好きなんだろうし、それを理解してもらえないから嫁さんは呆れているのだろう。まぁ、それはそれ、これはこれ。