2022年2月12日土曜日

斉藤洋『ペンギンたんけんたい』講談社、1991年。

隔週で次女と図書館へ行くのが習慣になってきたのですが、行くと自分が読みたい本の他に、娘がそろそろ読めそうな本も探してみることにしている。そこで見つけた本。

以前ここでもとりあげた『ルドルフとイッパイアッテナ』の著者による童話。童話の類は、内容も気になるのだけれども、言葉の調子というかリズムというか、言葉遊びみたいなものが自分に合うと一気に読んでしまう。本著も5分くらいの読書でしたが「エーンヤ、コラ、ドッ、コイ!」とか、隊長の「ぼくたちは…」の後に「ペンギンたんけんたいだ!」と続く、副隊長と副々隊長のかけあいなんかは、「なんとなく」頭に残る。そして、理屈にはあわない登場人(動)物たちの行動が、やはり理屈では動かない大人のそれに重なって、これまた面白い。

「娘のために」と言いつつ、結局自分が読んで楽しんでしまう。いい習慣とは言いきれないけれども、これもアリってことで。

http://iyokiyeha.blogspot.com/2020/08/19872016.html

『ルドルフとイッパイアッテナ』他