2022年2月6日日曜日

アリ・ウィンター文、ミカエル・エル・ファティ絵、中井はるの訳『PEACE AND ME ノーベル平和賞12人の生きかた』かもがわ出版、2019年。

  1901年~2014年の間に、ノーベル平和賞を受賞した中から12人について、その生い立ちや背景と受賞に至る経過が簡潔にまとめられた絵本。小学生からわかる表現でまとめられており、大変読みやすい。一人一人の実績については他の書籍が詳しいと思いますが、こうして一覧で目を通すことで、「平和 peaceって何だろう」と考えさせられます。

平和とは、

困っている人を助けること -ジャン・アンリ・デュナン 1901

だれもに住む家があること -フリチョフ・ナンセン 1922

人に生きるための技術をあたえること -ジェーン・アダムズ 1931

だれひとり、おなかをすかせることがないようにすること ージョン・ボイド・オア 1949

すべての人びとが平等であること ーマーティン・ルーサー・キング・ジュニア 1964

苦しい立場にいる人たちを思いやること ーマザー・テレサ 1979

人をゆるす方法をみつけること ーデズモンド・ムピロ・ツツ 1984

すべての民族をみとめること ーリゴベルタ・メンチュウ・トゥム 1992

だれもがもつ権利をたいせつにすること ーネルソン・マンデラ 1993

声なき人の声をきくこと ーシーリーン・エバーディ 2003

環境をまもること ーワンガリ・マータイ 2004

どの子も学校に行けるようになること ーマララ・ユスフザイ 2014