2020年3月28日土曜日

Audiobook聴取記録(200310~200328)

・桝野敏明『禅が教えてくれる美しい人を「所作」の基本』幻冬舎。
【所作】(しょさ)1.(仏)身・口・意の三業を能作というのに対して、その発動した結果の動作・行為をいう。2.仕事、生業。3.しわざ。ふるまい。身のこなし。(以下略)
「丁寧に動く」「相手(物)を思いやる」ことで美しい動作(所作3)になる。一日をふりかえり「ああよかった」と思うこと、「日々是好日」。朝「何かいいことがあるかな」と準備する。
目は半開きで微笑みをたたえる。仏像の顔はアルカイックスマイルと呼ばれる。微笑。和の文化には所作が詰まっている。言葉遣いや暦など。相手、物、そして自分を大切にする言動には、美しさがにじみ出てくる。「所作」とは動作だけでなく、心構えも語られる。「強い人」にあこがれてきたが、折れない、負けない(強い、勝ちにいく、とは異なる)生き方を「所作」から考えるきっかけになる。

・森田愛子『呼吸整体師が教える 深呼吸のまほう ー体の不調が消える、人生が変わる』ワニブックス。
普段意識しない「呼吸」について、身体への影響や、その効果的な方法について解説している。「鼻から吸って、口から吐く」ことと呼吸する「姿勢」によって、身体を整えていくことについて解説する。人を整えていく、という発想は、以前読んだ(紹介した)システマや、武道の呼吸に通じることを感じた。