2011年8月30日火曜日

社会教育推進全国協議会 第5分科会 分散会A


社会教育推進全国協議会
第5分科会
多文化共生・人権尊重をめざす
分散会A

司会:添田
・奈良県の特異性
・落ちこぼれた人から受け止める感受性
・浜松市の社会教育の基盤?相変わらず
・多文化子どもミュージカル
・多文化が接する場所、場面をプロデュースする プロデューサーの存在・ディレクターがいなければできない。
・プロデューサーをどう育てるかが、社会教育の使命
○藤田氏の説明
・(山口)日本語教育(識字教育)はどうなっているのか?教科書もない。
・(藤田)社会教育部局と文科省の所管が地域によって違う
・(山口)どこをどうしたら複雑怪奇なしくみを解決できるのか?
・(添田)厚労省は?
・(藤田)リーマン以降日系人のくくりで雇用対策に予算がついた。でも日本にいる外国人は日系人だけではない。中国帰国者はサポートがあるが。
・(渡邉)多文化共生教育について?
・(藤田)日本どドイツのしくみはよく似ている。日本で言う中国帰国者はドイツではロシアからの帰還者として制度の対象になっているなど。総合的な学習の時間には国際理解教育という名前で3F(food,fashion,festival)をやってきたが、現物に触れていないという意見もあった。海外で多文化教育といったときに、Special needs Educationの範疇の捉え方がポイントになる。障害は対象になるが、外国人は対象になりにくい。
・(山口)秋田県ではSpecial needs(特別支援)の枠で予算が使えていた。
・(藤田)「住民の幸せ」という考え方で括られていた。1人だと「我慢しなさい」になる。集住地域と過疎地域とではまた状況が違う
・(山口)例えば来日3ヶ月間、集中して集めて日本語を指導する。そうすれば学校の先生は悩まない。それでもやらない、この感覚がわからない。その子どもの発達段階、学習段階に応じた教育が受けられるしくみにした方がいいとみんなわかっているのにやらない。優れた経験を学ばないという感覚がある。韓国では大統領制だからトップダウンでしくみが代わりやすい。いい悪いはわからないけど。
・(チョン)大統領に権限があるため、社会のしくみが代わりやすい。多文化だけでない。農村で少子化が進んでいる。日本と同じ。労働者の政策は厳しいが、農村花嫁の部分は手厚い。ソウルの出生率は1を切っている。
・(藤田)韓国語話者を増やすということも言われている。一部では同化政策だと言われていることもある
・(山口)日本では来日者の言語能力は問わない。制限がない。ネパールでは、言語のテストをして健康診断して総数制限をかけているとのこと。不法就労者の支援で知ったこと。日本はどういう意図で外国人を入国させるのか?おそらく考えがない。どんな目的をどういうしくみで達成するのかを考えていかないと、このまま衰退してしまう。ドイツはドイツ語ができないと公立学校に入れない。
・(チョン)支援先がなくなった、有償化によるボランティアの衰退についてどうか。
・(高柳)集住でないので支援先のめどがない。今はサークル内でも支援に出ていないメンバーもいる
・(小出)先輩が市役所や小学校で宣伝したが、個人情報の問題が楯になってしまった。
・(添田)ボランティアはニーズがなくなれば、存在意義がなくなってしまう。行政事業なら切り捨ての対象。人脈を張り巡らせるのは、見えないニーズを掘り起こす共通した手段。

・communicationが足りない。受け止める感覚。
・意図をもってやるのは論外、わからないことによる不足(放っておかれてしまう)
・知らない間に失われていく人権
・聞こえない声を聞く?
・サラマンカ宣言Special needs
・ニーズを受け止めるしくみがあいまいになっている。カウンセリングのシステムが機能していない。
・市民の意見の仕方(いつまでに、誰に、理由を明確に)