2009年8月15日土曜日

婚活と選挙

何だか、「婚活(コンカツ)」がブームである。
山田昌弘氏(中央大学)の、見事なネーミングにより、あらゆるメディアで取り上げられ、ドラマ化までされている。
少子化対策とセットで語られることが多いこの話題、率直に「どうなんだろう?」と思えることも少なくない。

晩婚化の理由には、様々な理由があり、社会的インフラ整備に起因するものも少なくないのは事実である。
例えば、家族を養うだけの収入が20代で得られるか、父親がどれくらい育児に参加できるか、嫁さんを如何に孤立させないか、など、男視点であれ
ばIyokiyehaが語れることもたくさんある。

例えば、婚活においてある女性が求める条件として、
東京在住
適齢期、独身
年収600万円
とか言うらしい。

腹が立つとかいう以前に、滑稽である。

果たして条件に当てはまる男性が何人いるのか?
ある調査では、4%とのこと。
男性としてのIyokiyehaに言わせれば、4%に見合う人なのか?ということである。
自分を変えようとせずに、要求だけを突きつける人が「自分に『合う』」と勝手に思い込んでいる人を漁っているだけにしか見えない。

中国や韓国でも婚活はブームらしい。
どうやら、当人達は「忙しい」ことを理由に、親御さんが講演で子どもの写真を広げて「婚活」しているらしいのだけど。

本末転倒みたいに思える。

我が国では、ブームに乗ろうとしているのか、少子化対策と合わせてこの「婚活」を後押しする動きもあるらしい。
以前から、地方の山間部で、嫁の貰い手のない農家の人との出会いを作ろうと、行政が予算をつけてお見合いパーティーなどをすることがあったらしい。
それと同列で論じられるのか?

何でこんなこと書いたかって言うと、国をあげて「婚活」を促進するかのような動きが垣間見えるからです。
だから、こんな茶番に予算つけようとするなってことです。
どこの政党の政治家とは言わないけど。
色々見えるもんだね、選挙って。
あほらし。