2017年11月6日月曜日

「対象にする」とは 1

物事は、それを意味する言葉があることで、自分にとっての対象となる。

ラベリングとか命名など呼ばれるが、物理的なものに限らず、頭の中の思考や感情、出来事など、自分事として考えるためには、「それ」が自分という常に動き回るものから離れて存在しなければならない。なぜならば、今生きている自分は常に揺れ動き、感情も刻一刻と変化する。自分でも予想不可能な自分の中にあるものは、それがたとえ自分にとって大切なものであったとしても、そのことについて深く考えを巡らせることはできない。