2017年11月5日日曜日

池井戸潤『銀翼のイカロス』ダイヤモンド社、2014年。Kindle版

「やられたらやりかえす、倍返しだ!」の半沢直樹シリーズ第4弾。今度は国会議員とやりあう銀行員のお話です。
小説なので、純粋に楽しませてもらいました。水戸黄門のように安心して読めるこのシリーズ、大好きです。

-以下、小説だけど引用。
No.729 正論がいつのまにか端に追いやられ、詭弁がそれにすり替わる。考えすぎた挙げ句、時としてバカでもやらないようなことをするのが組織というやつだ。
No.996 袋小路に見える状況でも、どこかに解決策が転がっていることもある。
No.2255 従うより、逆らうほうがずっと難しい。
No.3075 隠蔽は隠蔽を生む。隠蔽はあくまで結果であって、原因は組織の体質にある。
No.4092 欲を捨てれば、真実がみえてくる。
No.4634 物事の是非は、決断したときに決まるものではない。

何か、組織人として引っかかる感じがあるんだよね。別にやましいことはしていないけれど。