2015年1月19日月曜日

意味を絞り込む

先日、スマートフォンからガラケーに切り替えた話題を投稿しましたが、この中で通話とショートメッセージだけに機能を絞り込んだことについて少し考えてみます。
11月下旬から12月上旬にかけて考えたことは、一言で言えば「どんなことに使っているか」ということでした。iPhoneは確かに便利です。現在もPodcastなどの音声コンテンツやGmailの送受信、ブラウザの使用やAmazonやfebeの通信販売など、使用を継続しているものがあります。他に辞書の機能や健康に関するもの(睡眠の記録や万歩計)、小遣い帳など、ちょっと考えて書き出すだけでも多岐にわたりますし、時間つぶしにやっていたちょっとしたゲームなどがある一方で、外出先でちょっとした書類のチェックや修正ができるようにカスタマイズしていました。カメラやオーディオにもなるので、外出時はこれ一台で何でもできる便利なツールで手放せないものでした。
この「手放せない感覚」にあえて疑問を持ち、書き出したり整理したわけです。その結果、何がわかったかというと、
・スマートフォンで書類チェックするのは効率が悪い。
・通信販売利用のほとんどは自宅で行っている。
・音声コンテンツの利用はダウンロードさえしておけば通信回線は必要ない。
ということがわかり、自宅でWi-fi環境があれば特に困らないだろうと思いました。また、
・細々したアプリの中で本当に外出先で必要になるのは、乗り換え案内程度。
・外出中のメールの送受信は避ける方向で考えれば通話とSNSで事足りる。
と考えました。

そもそも、自分はスマートフォンをどのくらいスマートに使っているのか、具体的には「スマートフォンでなければならない理由は何なのか?」と考えた時に、自分を納得させる回答が導き出されなかったということが、今回の対応の引き金となりました。
機能を絞り込むことによって、そのものの使い方やないものに頼らない準備など、物事の本質に近づくような感覚が得られたのは思わぬ副産物でした。この副産物は具体的には、周りの環境がよく見えるようになったことや余計な電話をしない、されないことによって(おそらく)一つのことに集中できる環境が手に入ったように思います。

とかく情報が氾濫する世の中と言われるようになりましたが、便利に使っていると思っていたものが、実はただ使われているに過ぎないんじゃないかと感じています。自宅でスマートフォン端末を触る時間が激減し、家族との時間や自分の勉強時間が少しながら確保できるようになりました。

以上、スマホからガラケーへの変更に関する経緯と考え方のまとめでした。新しい感覚が生じたらまた書きます。