2015年1月22日木曜日

アーロン・ロジャースが出場し続けた理由

今年のアメリカンフットボール(NFL)もいよいよ大詰めとなってきました。
残念ながら、私の好きなグリーンベイ・パッカーズはディビジョナルチャンピオンシップ敗退という結果となってしまいましたが、シーズン後半のロジャースのプレイを見ていて思うところがありました。
シーズン後半に入り、痛めたふくらはぎの影響で全力で走ることができず、ひどいときには簡単なステップを踏むにも痛みに耐えているような様子がみられました。そんな状態においてもエースQBとして試合に出場し続けたのはなぜなのか。
きっといろんな理由があるのでしょうが、ただ単にプライドの問題ということではなく、思うに「それでも勝利のためにはロジャースが必要」ということだったのだろうと思いました。
とかくパスの精度やスクランブル時の足の速さ等が注目されがちなQBですが、攻撃の要としての役割の大きなものとして、フィールド上でのプレイコールがあげられると思います。プレイコールの質が控え陣よりも圧倒的に勝っていたことが出場し続けた理由なのだと思いました。
ポケット内でのフットワークとクイックリリースとその正確さがアピールポイントといえるロジャースですが、それを目立たせるためのプレイコールと、それに加えて地味ですがオフェンスラインの活躍が、今年のパッカーズの強さだったのだろうと思います。
怪我した後の試合で身につけた、「最小限の動きで最大限のゲインをねらう」スタイルとパッサーとしての能力が融合し、ますますすごいQBとなって来年度のシーズンを迎えてほしいものです。
今年はあとスーパーボールですね。エキサイトしましょう。